世界には今でもポリオが流行している地域があり、感染はどの国にも広がる可能性があります。このため、世界中でポリオの根絶に向けて、ポリオワクチンの接種が行われています。ポリオワクチンを接種することが、ポリオを予防するための唯一の方法です。
不活化ポリオワクチンの導入は、厚生労働省でできるだけ早く切り替えができるよう取り組んでおり、平成24年度の終わりころ導入できる予定です。
免疫をもたない人が増えると、国内でポリオの流行が起こる危険性があるので、不活化ポリオワクチンの導入まで、接種を待つことはおすすめできません。健康ガイドブックでお知らせしているポリオの接種をおすすめします。
※たとえば、2011(平成23)年の秋に生後6か月の乳児が、2012(平成24)年度末までワクチンの接種を受けずにいると、2歳になるまでずっとポリオに対して免疫のない状態になってしまいます。
◆生ポリオワクチンには、ごくまれに接種後に、手足などに麻痺を起こす場合があることが知られています。
○「生ワクチン」はウイルスの病原性を弱めてつくったワクチンです。「不活化ワクチン」はウイルスを不活化して(殺して)つくったワクチンです。
◆現在、複数の企業により不活化ポリオワクチンの開発が進められており、実際に人に接種して安全性や有効性を確認する「治験(ちけん)」が行われています。
○ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオの4種を混合したワクチン(DPT-IPV)や不活化ポリオ単独のワクチンの治験などが進んでいます。
◆厚生労働省では、不活化ポリオワクチンを国内に導入する際には、できるだけ速やかに定期接種として広く実施できるよう、生ワクチンからの移行の方法などの検討を始めています。
◆生ポリオワクチンを接種してから1か月程度は、ウイルスが便の中に出ています。
○特に初回接種の後1~2週間目に、便中のウイルス量が最大になるという報告もあります。
◆この期間、おむつの交換の後などには十分に手を洗うなどして、便の中のウイルスが他の人の口に入らないように気をつけ、感染の危険性を少しでも小さくしましょう。
◆生ポリオワクチンの2次感染を防ぐには、地域内のすべての乳児が一斉に接種を受けるのが、最も安全性の高い方法です。
健康福祉こども部健康推進課
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