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東近江市制10周年記念式典

[2015年2月11日]

ID:5766

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東近江市制10周年記念式典 市長挨拶【平成27年2月11日】

  本日ここに、東近江市制10周年記念式典を挙行いたしましたところ、三日月滋賀県知事をはじめ多数の御来賓の皆様の御臨席を賜り厚く御礼申し上げます。また、多くの市民の皆様の御列席を賜り、10周年をともにお祝いできますことは、私にとりましてもこの上ない喜びでございます。
    東近江市は、平成17年2月11日に1市4町が合併して誕生し、翌平成18年1月1日に2町が加わって現在の姿となりました。たいへんな英断により、この合併を実現された当時の市町長をはじめ議会等の関係のかたがたに、まずもって敬意を表する次第であります。
    本日、東近江市制施行から10年という節目を迎え、この間、本市発展の礎を着実に積み重ねてこれましたのも、国、県、近隣の市町をはじめ関係機関の皆様の格別の御指導と市民の皆様のたゆまざる御努力の賜物であり、ここに改めて深く敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げる次第でございます。
    さて、わがまち東近江市は人口11万5千人を有し、面積は388k平方メートル、雄大な鈴鹿の山々から琵琶湖まで連なる広大な市域において、その56%を森林が占める美しい自然と一級河川愛知川、日野川の流域に肥沃な農地が広がり、農業産出額は県内第1位を誇る近畿でも指折りの穀倉地帯であります。一方、旧1市6町において企業誘致が進められ、IT関連工場や電気機械・住宅などの多様な企業進出があり、現在、製造業にみる事業所数は県内第2位、製造品出荷額等は第3位となるなど、内陸型の工業都市としての性格も有しております。
    本市は、縄文時代草創期、およそ13,000年前の相谷熊原(くまはら)遺跡や、25年前に未盗掘で発見された雪野山古墳、百済寺をはじめとする聖徳太子ゆかりの寺院など、数多くの奥深い歴史資源が存在し、万葉の時代から蒲生野に伝わる歴史ロマンや、木で盆や椀をつくる木地師発祥の地としても知られております。また、中世以降は中山道や御代参街道、八風街道などに往来が多く、交通の要衝として市場や門前町が栄え、近世にはいわゆる「三方よし」の精神で近江商人が活躍し、さまざまな地域との交流を通じて数多くの伝統や独自の地域文化を育んでまいりました。
    合併後の10年間を振り返りますと、市制施行後の揺籃期は、旧1市6町のバランスに配慮しながら、新市の一体感の醸成に努めた時期でありました。情報の道整備として取り組んだ東近江ケーブルネットワークの開局、旧市町からの課題であった市内小・中学校の耐震・大規模改修やマンモス校の解消、スポーツ施設の整備・充実を図るとともに、農産物の地産地消やこども施策の推進など、本市ならではの取組もはじまりました。
    平成20年頃からは、世界同時不況のあおりで日本経済が低迷し、地方は一層厳しい局面を迎え、持続可能なまちづくりのための行財政改革に取り組みました。また、平成23年3月の東日本大震災をきっかけに、人と人の絆やコミュニティの大切さが見直されるとともに、危機管理や地域防災のあり方について検討、再点検を行いました。その頃市内14地区のまちづくり協議会によるさまざまな活動が展開され、コミュニティーセンターの指定管理など市民と行政による協働のまちづくりを推進いたしました。
    平成24年12月に安倍内閣が発足し、政府の金融政策等で円安、株高が進み、およそ20年振りとなる景気回復のきざしが見えはじめましたが、折から、人口減少、少子化問題が大きくクローズアップされるとともに、「まち・ひと・しごと創生法」が成立し、地域で知恵を出し、汗をかき魅力的なまちづくりを進める時代を迎えています。この時期市内では、極めて深刻な課題でありました地域の医療体制について一定の道筋をつけることができ、市役所新館危機管理センターの竣工など安心安全なまちづくりや、八日市公設地方卸売市場の再生、鈴鹿山麓無限∞会議の開催、ブラジル人学校ラチーノ学院の受入れといったつながりや連携を大切にする事業も進んでおります。
    このように各分野でさまざまな施策を展開し、今日まで県東部の中核的なまちとして発展してまいりましたが、その道のりは決して平坦なものではありませんでしたし、そのたびに、市民とともに粘り強く取り組み、逆境を克服してまいりました。
    また、合併前から先輩諸氏が夢を語り、実現に向けて取り組んでこられた御努力が見事に結実した瞬間もございました。それは、南北60キロメートルにわたり威風堂々とそびえる鈴鹿山脈、その三重県との県境に平成23年3月、見事に風穴が空き国道421号石榑トンネルが開通、2年半後の平成25年10月と12月には、国土の大動脈である名神高速道路の湖東三山と蒲生スマートインターチェンジが相次いでオープンしたことであります。
    本市は、これら交通インフラの整備によって近畿圏と中部圏との結節点となり、さまざまな交流を拡大させる大きなチャンスを迎えております。この本市の地の利を生かし、次の10年、20年後に向けた独自のグランドデザインを描きながらまちづくりを進めてまいります。とりわけ、合併によるスケールメリットを生かすことに気を配り、素晴らしい歴史と文化と伝統に磨きをかけて、市勢発展のため全力で取り組んでまいる所存であります。
    そして、先程御唱和いただきました東近江市民憲章のもと、住み続けたい、住んでよかったと思っていただけるまち、若い人たちが住んでみたいと魅力を感じるまち、自己完結能力のあるまちをめざして邁進する決意をいたしております。
    本日は、本市の福祉増進や文化の進展に寄与いただきました中村功一様と中路融人様に名誉市民の称号を贈呈いたしますとともに、市政の各分野において、合併から今日まで市勢発展のために御尽力賜りました28名の功労者・功労団体の皆様に、表彰状及び感謝状を贈呈させていただきます。皆様の今日までの御労苦に対しまして深く感謝申し上げますととに、今後とも市政に対しまして格別の御指導、御鞭撻を賜りますよう切に御願いを申し上げます。
    結びに、この記念すべき節目にあたり、本日御出席の皆様をはじめ市民の皆様と力をあわせて、本市の発展のため誠心誠意取り組むことをお誓い申し上げますとともに、皆様の益々の御健勝と御多幸を心から御祈念申し上げ、東近江市制10周年記念式典の式辞といたします。

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