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平成28年3月 定例会

[2016年2月29日]

ID:6490

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平成28年3月市議会定例会開会挨拶【平成28年2月29日】

  本日、平成28年3月 東近江市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御多用の中、御出席をいただき、誠にありがとうございます。
    1月下旬の寒波では、奄美大島に115年ぶりの降雪をもたらしたとの報道がありましたが、本市の今冬は、降雪も少なく比較的穏やかな天候に恵まれたと感じております。
   二十四節気では、雨水から啓蟄(けいちつ)を迎える季節となり、少しずつではありますが、春の足音を感じる季節となってまいりました。
    私が、東近江市長に就任させていただいてから、3年が過ぎ、任期4年の最終年を迎えることとなりました。現在、わが国は、これまで経験したことのない人口減少と超高齢社会を迎えようとしており、誰もが先を見通せない中で未来を切り開いていかなければなりません。
    平成28年度は、本市の10年後、20年後に向けて布石を打つ重要な1年になるとの思いを強く持っております。市政発展のため、全力を尽くしてまいる覚悟でございますので、議員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
    それでは、平成28年3月 東近江市議会定例会に提出をさせていただきました諸議案の御審議を願うに当たりまして、市政に臨む所信の一端を申し述べ、市民の皆様、議員の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
    人口減少を抑制し、いきいきとした東近江市を創生するため、平成28年度一般会計予算は総額516億円と、本市施行後初の500億円を突破する積極予算といたしました。
  特に、本市の知名度アップを図るため観光施策を強力に推進するとともに、八日市駅前を中心とした市街地の活性化を図るため、駅周辺整備や中心市街地活性化基本計画の策定などを進め、地域のにぎわいと交流人口の増加に向けた取組を進めてまいります。また、人口減少対策として、転入者や多世代同居者の住宅取得、空き家バンクに対する補助制度の新設など、定住移住を推進するための具体的な施策を実施していくこととしています。さらに、子育てしやすいまちづくりを進めるため、第3子以降の保育料の一部無償化等や、おむつ宅配便事業の取組、幼児施設の整備などを積極的に進め、子育て世代への経済的な援助と支援、待機児童解消に努めてまいりたいと考えております。
   それでは、平成28年度予算に計上いたしました重点施策につきまして、東近江市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいて、4つの重点施策ごとに説明をさせていただきます。
    1つ目の施策は「働き住み続けたい 活力ある東近江市の創生」でございます。
    11万5千人の都市にふさわしい都市基盤を整えるためにも、八日市駅周辺を核とした中心市街地の活性化は欠くことのできない大変重要な施策であると考えております。駅周辺の未利用地や空き店舗の活用、公園整備などの計画策定等を進めてまいります。本市の未来を切り開いていくためにも、観光・交流・コミュニティ機能を高め、市の中心部としての賑わいや活力を取り戻し、人々が集う魅力創出に向け、今取組に着手し、進めていかなければならないと考えております。
    次に、地域産業の振興と雇用の促進については、企業誘致優遇制度を活用し、新たな立地や既存企業の投資を促すとともに、市民を正規社員として新規採用し継続雇用した実績に応じて雇用促進奨励金を交付するなど、安定した雇用を創出してまいりたいと考えております。
    次に、農業の6次産業化やブランド化の取組を進め、市内の農産物の販売増加を図るため、商品開発等を支援するとともに、農産物の高付加価値化による農家の所得向上のため、特産品の開発支援や人材育成、小規模加工機械の導入に補助をいたします。就農支援については、新規就農者に助成をするとともに、農業の担い手育成の強化と、生産技術や販売などの不安を解消するため、担い手同士の情報交換の場となるネットワークづくりに取り組んでまいります。
    さらに、本市の面積の56%を占める森林資源の活用を創出するため、賦存量調査や木材加工施設等の整備採算性調査を実施し、地域資源の発掘により雇用と所得を創出させ、山村の活性化を図ってまいりたいと考えております。また、伊庭内湖が県内有数の産卵場所となっている天然ホンモロコの特産品化をさらに推進するなど、鈴鹿から琵琶湖まで広がる本市の地域資源の活用をさらに進めたいと考えております。
    2つ目の施策は「行きたくなる住みたくなる 魅力ある東近江市の創生」でございます。
   まず、全国のみなさんに東近江市を認知していただくため、シティ プロモーションに取り組んでまいります。市のイメージをふくらませる統一したロゴやキャッチコピーを制作するとともに、さまざまな媒体を活用して東近江市のPRに努めてまいります。本市には、全国に誇れるさまざまな歴史・文化・伝統が息づいています。日本遺産の認定を受けた「五個荘金堂」や「伊庭の水辺」などの地域資源を磨き上げ、観光施策を強力に進め、本市の魅力を発信してまいりたいと考えております。
    また、市内の観光地等に公衆無線LANの環境整備をし、日本人はもちろんのこと、増加している外国人観光客の誘致にも積極的に取り組んでまいります。移住者を増やす取組としては、就農や起業などをテーマにした移住ツアーの開催や、本市での暮らしを考えていただける方との縁を結ぶ婚活イベント、移住相談会や移住セミナーの開催など、新たな地域の担い手となる方の移住を推進してまいります。定住移住の支援といたしましては、空き家バンクを設置し定住移住希望者とのマッチングや、相談体制を整備してまいります。併せて、空き家活用補助や新築・中古住宅補助、多世代同居補助制度を創設し、人口減少に歯止めをかけ地域の活力を高めてまいりたいと考えております。
     3つ目の施策は「若い世代が希望をかなえる 夢のある東近江市の創生」でございます。
    妊娠から出産、子育てへとつながる環境の充実、さらには教育環境の充実と、切れ目のない子育て支援を行ってまいります。地域で安心して子育てができる環境づくりのため、産前から産後までのケアや育児支援、子育て世帯の経済的負担軽減として乳児おむつ等支給事業や第3子以降の保育料の一部無償化や半額化、子ども医療助成の中学3年生までの拡充を実施してまいります。子育て環境の充実につきましては、旧八日市南小学校跡地に、子育て支援や健康づくりの拠点を整備するための実施設計に取り掛かるとともに、待機児童の解消と保育環境の向上、また幼児教育推進のため、認定こども園や幼稚園整備を計画的に行ってまいります。また、教育環境については、引き続き学校施設の整備を図るとともに、子どもたちが学習などでつまずく時期と言われている「10歳の壁」や「中1ギャップ」などを解消し、スムーズに学習が進められるよう、幼小中の連続性を確保し、基礎学力や学習意欲の定着のため、連携支援員を配置いたします。
    4つ目の施策は「誰もが安心して暮らせる 豊かな東近江市の創生」でございます。
   まず、災害等の緊急情報を迅速に伝えるため、市内全域に張り巡らされた光ケーブル網を活用し、新たな機能を持つ告知放送システムを整備します。また、台風等の災害現場情報を携帯端末機器を使ってリアルタイムに収集し伝達するシステムの構築や、大雨による河川の水位監視をするカメラを設置いたします。さらに、防犯や景観等で問題となっている老朽化の著しい空き家について、該当物件が存在する地区の居住環境の改善整備を図るため、空家等対策事業補助金を設置するなど、安心して暮らせるまちをつくってまいります。
    以上、平成28年度の市政運営に当たり、所信の一端を申し述べてまいりましたが「住みたくなる・住み続けたい・魅力ある東近江市」を目指し、スピード感を持って各施策を進めてまいります。職員に求められる、知識・意識・行動力といった能力を向上させ、これらの施策を実施するため、職員一人ひとりが、志を高く持ち、創意工夫しながら、市役所の組織力をさらに高めて、事業を推進することが大切であると考えております。今後も職員とともに、市民の声に耳を傾けながら、市政運営に取り組んでまいりますので、市民の皆様、議員の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。
    それでは、続きまして、昨今の市政の動きを御報告させていただきます。
    2月12日には、一般社団法人 東近江 住まいるバンクと、空き家対策などに関する協定を締結いたしました。住まいるバンクは、市内の不動産、建設、設計業者や司法書士などが参加されている法人で、空き家の有効活用により、まちの活性化を目指して設立された団体です。市内には、1,000軒を超える空き家がございます。これらの物件を住居や店舗、地域の憩いの場などに利活用し、定住者の利便性の向上と、移住者を呼び込む要素の一つにしたいと考えております。今後、これらの取組が効果的に作用していくよう、住まいるバンクと連携を深めてまいります。
    昨日、2月28日には、能登川コミュニティセンターのこけら落としと、市制10周年記念事業として、びわ湖放送で放映されている「出張!なんでも鑑定団in東近江」の公開収録を開催いたしました。この番組は、3月29日に放映される予定であり、本市の知名度の向上につながることを期待しているところでございます。
    次に、来たる3月7日、本市の発展には必要不可欠である近江鉄道の持続的発展と地域の活性化に資するため、本市と近江鉄道が緊密に連携し協力することを目的とした、包括的連携協定を締結する運びとなりました。平成28年度予算のポイントでもあります 中心市街地の活性化や人口減少対策には、公共交通機関の充実が必要でございます。近江鉄道が、本市の公共交通の幹線として充実し、地域の活性化にもつながるよう、この協定を機に、さらに連携を深めてまいりたいと考えております。
    さて、3月20日に開幕する「第88回 選抜高校野球大会」に、滋賀学園高校 野球部が選抜され、春の甲子園大会には初めての出場をされることとなりました。東近江市に所在する学校が出場され、本市としても誇りに感じているところでございます。 ぜひ、日頃の練習の成果を十分に発揮され、優勝を目指して頑張っていただきたいと思います。
   本日、御提案を申し上げます案件は、予算案件19件、条例案件22件、その他案件2件、人事案件2件の合計45議案でございます。
    どうか慎重に御審議をいただき、適切なる御決定を賜りますようお願いを申し上げまして、開会に当たってのごあいさつとさせていただきます。 
    どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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