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新元号「令和」にちなんでー蒲生野と天智朝の万葉文化ー

[2019年4月24日]

ID:10258

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新元号は万葉集から引用されました

 平成31年4月1日に内閣官房長官から発表された新元号「令和」は、万葉集にある「初春の令月にして 気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」との文言から引用されました。人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められています。

首相官邸ホームページhttps://www.kantei.go.jp/jp/headline/singengou/singengou_sentei.html

東近江市の万葉文化

 湖東地域に特徴的な独立山塊が分布する平野部(東近江市・近江八幡市・日野町・竜王町の旧蒲生郡)は、大海人皇子と額田王との間で交わされた歌の舞台となった「蒲生野」と考えられています。

 天智7年(668年)、天智天皇をはじめとする宮廷人らが「蒲生野」を訪れ、5月5日の行事として薬狩が行われました(「日本書紀」)。ここで詠まれたのが、万葉集のなかでも特に有名な下記の歌です。

 

 「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」

 「紫草のにほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに 我れ恋ひめやも」

 この前年に、天智天皇は大津宮へ遷都されています。「日本紀略」にも、天智天皇が宮都造営の意図で、現在の日野町必佐とされる匱迮野(ひっさの)を訪れたことが記されます。また、白村江での戦いで滅亡した百済から百済人が日本へ渡り、近江の神崎郡、蒲生郡に居住したことから、近江朝において、当地が重要な場所であったと考えられる万葉ロマンの地です。

太郎坊宮阿賀神社から「蒲生野」を望む

雪野山からみた蒲生野の風景です

市史跡船岡山

 船岡山(野口町、糖塚町)は、蒲生野と推定される平野部の中心に位置する、標高152メートルの丘です。万葉の森船岡山として公園整備され、山頂には、大海人皇子と額田王との歌碑を設置しています。

万葉の森船岡山のページ https://www.city.higashiomi.shiga.jp/0000001151.html

歌の風景をイメージしたレリーフ

船岡山山頂の万葉歌碑

市の花「ムラサキ」

 大海人皇子と額田王との間で交わされた歌に登場する「ムラサキ」の花は、栽培が難しく、希少な花となっています。東近江市では、このムラサキの花咲く風景がよみがえることを期待し、市の花として選定しています。

 市内では、滋賀県立八日市南高校、株式会社みんなの奥永源寺(代表前川真司)でムラサキの栽培に取り組まれています。初夏には、市の各施設で、本物の花咲くムラサキを展示しています。

 また、ムラサキの根は、紫根と呼ばれる美しい紫色の染料となります。東近江市能登川博物館では、地域学芸員の指導のもと、ムラサキ染めを行うなど、ムラサキの普及に努めています。

市の花のページ http://www.city.higashiomi.shiga.jp/0000000615.html

株式会社みんなの奥永源寺 http://okueigenji.co.jp/know3.shtml

草木染めの様子

https://www.youtube.com/watch?v=Pfv1rcB5UPQ&feature=youtu.be

ムラサキの可憐な白い花

紫根で染まったハンカチ

万葉歌人「山部赤人」ゆかりの地

 東近江市下麻生町にある赤人寺は、地元では、万葉歌人山部赤人によって創建されたと伝わります。

 また、隣接する山部神社(市指定有形文化財建造物)は、山部赤人が祭神となっています。

 境内には、山部赤人の2基の歌碑と、京都の歌人「渡忠秋」が山部赤人を顕彰した石碑が作られています。幕末から明治にかけて、地元や歌人によって山部赤人に関係する地として盛んに顕彰されました。

 赤人寺には、赤人寺七重塔(国指定重要有形文化財建造物)があり、山部神社には、中世文書「山部神社文書」(市指定有形文化財書跡)が伝わるなど、当地は、住民の皆さんが守り伝えてこられた伝統文化の宝庫となっています。

赤人寺(下麻生町)

鳥居正面からみた山部神社

山部神社の勧請縄吊り

山部神社本殿
(16世紀後半・市指定有形文化財建造物)

赤人寺七重塔(文保二年:1318年)
(国指定重要有形文化財建造物)

東近江市内の万葉歌碑巡り

 市内に所在する万葉歌碑をご紹介します。

万葉の森船岡山の歌碑

 万葉の森船岡山の麓、万葉植物園には、万葉集に詠われる植物が多数育てられており、それらが詠まれた歌とともに紹介されています。ウメの紹介では、「令和」の出典となった序文の作者とされる大伴旅人の詠んだ歌の歌碑も所在します。


わが園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の流れ来るかも (大伴旅人)

万葉の森にある大伴旅人の歌碑

薬師寺の歌碑

薬師寺(八日市清水一丁目)の境内に所在する歌碑です。


冬こもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし…(額田王)

額田王の歌碑

市神神社の歌碑

 市神神社(八日市本町)には、額田王の「君待つと・・・」歌碑が所在します。また、額田王立像もあります。


君待つと 我が恋ひ居れば 我がやどの簾動かし 秋の風吹く(額田王)

額田王歌碑「君待つと…」

万葉集研究の第一人者「犬養孝」筆の歌碑

山部神社の歌碑

 山部神社(下麻生町)には、赤人廟碑とともに2件の山部赤人歌碑が所在します。


春の野に すみれ摘みにと 来し我ぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける

田籠の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ(新古今和歌集より)

山部赤人歌碑「田籠の浦に…」

山部赤人歌碑「春の野に…」

万葉文化のさらなる普及へ

 東近江市に所在する万葉文化について、市辺地区まちづくり協議会による万葉のまちづくりや蒲生野万葉短歌会、蒲生地区まちづくり協議会による万葉の遺跡探訪などさまざまな活動が行われています。

 東近江市に訪れる際は、市の万葉文化についても、ぜひ注目してください。

近江鉄道八日市駅には、大海人皇子と額田王のレリーフがお出迎えしています

お問合せ

東近江市役所 教育委員会 歴史文化振興課

電話: 0748-24-5677  IP電話:050-5801-5677

ファクス: 0748-24-1375

お問合せフォーム

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