小幡人形が令和3年用年賀切手デザインに
[2020年11月30日]
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五個荘小幡町の細居源悟(ほそいげんご)さんの小幡人形「俵牛」が、2021年(令和3年)用の年賀切手のデザインに採用されました。
小幡人形は、言い伝えでは約300年前、飛脚業をしていた細居さんの祖先が京都で伏見人形作りを学び、土人形作りに転向したのが始まりとしています。当時は、中山道が旅人などでにぎわい、土産品として人気を博しました。人形の型は、節句人形、祭り神輿、信仰縁起、十二支など500種余りあり、それぞれの人形から当時の人々の生活をうかがい知ることができます。
細居さんは、9代目の継承者。切手のイラストは、明治時代の浮世絵師「川崎 巨泉 (かわさき きょせん)」が描いた「俵牛」が採用されました。小幡人形の特徴でもあるはっきりとした色使いに加え、新春らしい華やかさが採用の決め手となりました。
11月17日には、日本郵便本社から細居さんに記念切手の贈呈がありました。
細居さんは、「(採用いただいて)ありがたい。今後も小幡人形の歴史を絶やさず、頑張っていきたい」と話されました。
切手デザイナーの吉川亜有美さん(写真左)と細居源悟さん