彫刻彫塑部門 審査員 :志萱 州朗
<総評>
出品数は少なかったのですが、どの作品にも作者の制作に打ち込む姿が目に浮かぶようで、わくわくしながら審査をさせていただきました。彫刻彫塑部門の作品には木、粘土、紙、金属などさまざまな素材が考えられます。経験やアイデアを生かして、多くの皆さんに創作の楽しみを味わっていただきたいです。
市展賞
【命題】両面ネイティブ×2
【住所】東近江市
【氏名】一円 敏彦
【特別賞】滋賀県芸術文化祭奨励賞
【講評】丸太を作者の感性で独創的に表現をされています。動きやボリュームが感じられ、着色も巧みです。また、生命観のあふれた作品です。
特選
【命題】縄張
【住所】東近江市
【氏名】山田 龍二
【特別賞】毎日新聞社賞
【講評】親しみが感じられる魅力的な作品です。動物の各部位のつながりを意識しながら、素材を生かして質感まで丁寧に表現されています。
佳作
【命題】鳥雲に
【住所】大津市
【氏名】増田 勝巳
【講評】不思議な魅力と緊張感が感じられる作品です。上部に開けられた穴も土代も想像を掻き立てられます。また釉薬も効果的です。