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令和4年9月定例会

[2022年12月16日]

ID:15424

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令和4年9月市議会定例会市長開会挨拶【令和4年8月29日】

 令和4年9月市議会定例会開会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。

 本日、令和4年9月東近江市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多用の中、御出席を賜り、誠にありがとうございます。議員の皆様には、東近江市の発展と市民の福祉増進のため、日々、御活躍いただいておりますことにまずもって厚くお礼を申し上げます。

 初めに、7月8日に安倍晋三元総理が参議院議員通常選挙の街頭演説中に銃撃を受け死亡されるという歴史に残る重大事件が起こりました。いかなる理由があろうとも今回の暴挙は、決して許されてはならないもので、絶対に正当化してはならないものと考えます。
 安倍元総理の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、二度とこのような事件が起こらないよう願うばかりでございます。

 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、全国各地で感染拡大が高止まりをしており、県内におきましても7月27日以降、ほぼ連日2,000人を超える感染者が確認され、今月19日には過去最多の3,281人の感染が発表されるなど、感染拡大が続いております。本市におきましても多い日には300人を超えるなど、連日100人から200人の感染者が確認されている状況であります。この第7波の収束の見通しは立っておりませんが、市といたしましては、引き続き、手洗い、場面に応じたマスクの着用、密の回避など基本的な感染対策の徹底を図りながら、社会経済文化活動を進めてまいりたいと考えております。

 市民の皆様には、引き続き、感染予防を実施し、一人一人が感染しない、させないという意識を強く持って行動していただきますとともに、ワクチン接種につきましても御理解をお願いするものであります。また、マスクにつきましては、不要な場面ではマスクを外すなど、熱中症に十分気を付けた上で、効果的な活用をしていただきたいと思います。

 こうした状況の中、ロシアによるウクライナ侵略が始まり6箇月が経過したいへん長期化しておりますが、この影響による原油価格や物価高騰は国民生活や経済活動にたいへん大きな影響を及ぼしております。
 本市におきましては、コロナ禍に追い打ちをかける原油価格・物価高騰に対応するため、経営が圧迫されている病院や民間保育施設等への支援、農業生産の安定化を図る光熱費高騰分への支援や農業者経営収入保険の加入推進のための支援、売上が減少した中小企業・個人事業主に対する事業継続への支援を行うための補正予算を本定例会に提案いたしたところであります。

 さて、7月の大雨に続き、8月に入りましても台風や前線による大雨により河川が氾濫するなど全国各地で被害が発生しております。身近なところでは、長浜市の高時川が氾濫し大きな被害が発生しました。被害に遭われた皆様に心から御見舞いを申し上げる次第でございます。
 本市におきましても盆明けの17日から18日にかけて大雨による土砂災害の危険性が高まったことから警戒体制を配備し、対応を行ったところであります。幸い大きな被害はありませんでしたが、奥永源寺では神崎川でツアー客50人が孤立したりするなどヒヤッとする救助事案も発生しております。
 今後におきましても気象状況を注視し、防災対策に万全を期してまいりたいと考えております。

 それではここで、6月定例会以降の主な事業について簡単に振り返ってみたいと思います。

 6月27日には、昨年4月からガリ版伝承館の収蔵資料の整理を進めてきた中で、発明家エジソンが堀井新治郎に宛てた手紙等が発見されたことについて記者発表を行いました。
 1922年(大正11年)2月16日付けで米国ニュージャージー州在住のエジソンから東京在住の堀井新治郎に宛てた、自身の75歳の誕生日を祝ってくれたことへの感謝の手紙など合計8通のエジソンに関連する書簡や電報が確認されております。
 これらは、謄写版の原型を発明したエジソンとこれを研究・完成し、国産として普及させた堀井新治郎の交流を伺い知ることができる貴重な資料であり、100年の時を超えエジソンからの手紙が発見されたことは、ガリ版発祥地として全国に広くアピールするきっかけとなるものと考えております。

 7月4日には、本市所有の五個荘近江商人屋敷外村宇兵衛邸を一棟貸しの宿泊施設にする改修工事を終え、竣工式とオープニングセレモニーを開催しました。築160年を超える市文化財史跡指定の建物を宿泊施設として活用するという、これまでの文化財保護の視点から一歩踏み出し、文化財の活用と保存の好循環を目指す新たな取組であります。
 現在、9月1日の開業に向けて準備を進めているところでございまして、多くの方に利用していただくことを大きく期待するものであります。

 7月6日には、第18回東近江市民大学の開講式を開催しました。この東近江市民大学は市民ボランティアの皆さんにより企画・運営を進めていただいており、本年で18回目を迎えました。コロナ禍により、一昨年度は中止、昨年度は講座数を3講座に縮小しての開催となりましたが、今年度は、感染症対策を講じながら、全6講座と本来の形での開催を予定しておりまして、関係者の皆様の御尽力に感謝を申し上げる次第でございます。
 受講されます皆様には、さまざまな分野の教養や知識を高め、今後の人生を豊かに過ごしていただくだけでなく、この大学で学んだことをいかし、これからの地域づくりにつなげていただきますことを期待しております。

 7月18日には、木地師文化フォーラムを開催いたしました。本市の小椋谷は、平成30年に木地師発祥の地として一般社団法人日本森林学会から林業遺産に認定されております。また、現在も全国の木地師やゆかりのある皆さんから「木地師のふるさと」として、この地を心のよりどころとしていただくとともに、多くの方に訪問していただいているところであります。
 この木地師にまつわる歴史、文化は、まさに全国に誇るべき地域資源であり、本市が中心となって全国各地で活躍されている木地師関係者とのつながりを深め、ネットワークを再構築し、その技術を後世に残すとともに、産業として、まちづくりの資源として活性化を図ってまいりたいと考えております。
 コロナ禍で3年ぶりの開催となりました今回のフォーラムでは、英国ロンドン出身で石川県輪島市在住の漆工芸家でありますスザーン・ロスさんに講演をいただくなど、本市発祥の木地師が育んだ木の文化、森の文化や漆工芸の文化について全国各地から参加していただいた多くの皆様と共に認識を深めることができる機会となったものと考えております。
 また来月、9月18日には、本市主催の公開シンポジウムとして「木地師と漆-未来を紡ぐ伝統文化」を東京国立博物館で開催するため、現在準備を進めております。木地師や塗師の歴史的・文化的価値を発信し、木地師発祥地である本市を起点に全国に広がるものづくりのネットワークを更に深めてまいりたいと考えているところであります。

 7月22日には、滋賀県知事に対し、令和5年度の滋賀県予算編成に対する政策提案を行いました。
 今回の提案では、最重点項目として「森林資源活用に対する支援」と「雪野山古墳の国宝指定に向けたアクション」について重点的に要望を行いました。
 森林資源活用に対する支援については、市域の56%を占める森林を有効に活用し、健全な森林づくりや資源利用を進めるための指針である「東近江市100年の森ビジョン」を実現するため、森林経営管理、森林資源の利用、集落周辺里山の整備等「やまの健康」への取組を支援するよう提案をいたしました。
 また、もう一つの重点項目としては、未盗掘の状態で発見された雪野山古墳であります。これは、国や県を代表する重要な古墳であることから、特別史跡への指定及び出土品が国宝に指定されますよう、積極的な周知と活用を講じるとともに、周辺の文化財を含めた広域的な歴史資源活用を図るよう提案をしてまいりました。
 このほか、広域幹線道路等の整備、聖徳太子1400年滋賀県観光キャンペーン、第79回国民スポーツ大会の開催に向けた支援、愛知川上流における河川の適正な利用、近江鉄道線の新たな運行体制確立と公共交通網の強化、福祉施策や保育、教育施策などたいへん多岐にわたり、23項目について政策提案を行ったところであります。

 7月23日には、本市の夏の風物詩であります聖徳まつりが開催されました。台風や新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりとなりました本年は、記念すべき第50回の節目の開催となりました。久しぶりの中心市街地での大きなイベントとなり、たいへん多くの皆さんが笑顔で楽しんでいただいた姿を見ますと、こうしたイベントの開催意義を改めて強く感じたところであります。コロナ禍の中、開催に当たり御尽力をいただきました実行委員の皆様をはじめ関係者の皆様に感謝を申し上げる次第でございます。

 7月14日には、令和7年に第79回国民スポーツ大会及び第24回全国障害者スポーツ大会の滋賀県での開催が正式に決定されました。
 これを受け7月27日には、本年1月に設立しました東近江市準備委員会を実行委員会として改編し、第1回総会を開催しました。
 昭和56年のびわこ国体以来44年ぶりとなります国内最大規模のスポーツ大会を3年後に控え、市民のスポーツへの関心を高め、更なるスポーツの普及、促進に寄与するとともに、地域活性化につなげ、本市が目指しております「うるおいとにぎわいのまち」の実現に向けて、本市の総力を結集して開催に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。

 7月30日から8月14日の間、本市の夏の風物詩でありますコトナリエ2022が開催されました。
 このコトナリエは19年目を迎え、東近江市民はもとより、市外の皆さんにも広く知られるイベントでありまして、30万球のイルミネーションによる幻想的な世界を創り出していただきました。コトナリエ開催に当たり御尽力をいただきました関係者の皆様にも敬意を表しますとともに、コトナリエの光が多くの皆さんに感動を与え、夏の良き思い出になったものと考えているところでございます。

 さて、本日、提案申し上げます議案は、決算案件10件、予算案件4件、条例案件4件、その他案件2件、人事案件1件の合計21件でございます。

 どうか慎重に御審議をいただきまして、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げまして、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

お問合せ

東近江市 企画部 秘書課
電話: 0748-24-5615 IP電話:050-5801-5615 ファクス: 0748-24-1457

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