まちのスケッチ ●5/18 美しい町並みとおもてなしの心に感動 第33回全国伝統的建造物群保存地区協議会総会・研修会  全国伝統的建造物群保存地区協議会の第33回総会・研修会が5月18日(水)から20日(金)まで市内で開かれ、全国59市町村から約300人が参加されました。この協議会は、重要伝統的建造物群保存地区がある全国77の市町村で組織され、歴史的町並みの保存と活用のための情報収集・発信などを行っています。  初日は、八日市文化芸術会館で総会と住民プログラム事例発表、記念講演が行われました。総会では、東日本大震災によって被災した保存地区からの報告などがあり、復興に向けた特別決議が満場一致の拍手で承認されました。その後、会場を五個荘金堂町の弘誓寺に移して行われた情報交換会では、郷土芸能として江州音頭の桜川昇龍師による「座敷音頭」を鑑賞し、昇龍一門の皆さんや江州音頭保存会による踊りも披露され、会場が一つになって踊りを楽しみました。  2日目は、五個荘金堂地区の現地視察があり、普段は見ることのできない屋敷や神輿なども公開され、参加者はしきりにカメラのシャッターを切っていました。また、金堂まちなみ保存交流館では、NPO金堂まちなみ保存会の皆さんによる「手づくりよもぎもち」とお茶の接待があり、参加者はほっと一息つくとともに、地元をあげての温かいおもてなしに感動されていました。最終日には、安土城跡の見学や大津市坂本重要伝統的建造物群保存地区の視察などが行われ、3日間の日程を成功裏に終了しました。 写真3枚=総会の風景、手づくりよもぎ餅、神輿の見学 ●6/5 「心身健やか」復興への願いとともに舞い上がる 2011年八日市大凧まつり  2011年八日市大凧まつりが愛知川八千代橋下流河川敷で開催され、新しい100畳敷八日市大凧「心身健やか」の雄姿をひと目見ようと2万5千人もの人が訪れました。  大凧の図柄に語呂を合わせて意味をもたせる「判じもん」が特徴の八日市大凧。今年から3年間揚げられる大凧は、上部左右に辰の絵、下部に「健」の文字が描かれ、「心身(辰辰)健やか」となります。昨年夏に延べ616人で28日間かけて製作されました。  100畳敷大凧の飛揚準備が始まり、丸められた凧が広げられると、岩手県陸前高田市から届いた14枚の復興願い札が貼られました。願い札には「早く普通の生活に戻りたいです」や「バット、ホームベースがほしい」などの切実な願いが書かれ、戸羽太市長は「全ての被災地の一日も早い復興と皆さんの笑顔が戻りますように」との願いを記されました。  午前中は風の条件が整わず、飛揚をあきらめることに。その後は34の団体によるミニ八日市大凧コンテストが行われ、震災の復興を祈願した判じもんのミニ大凧がたくさん飛揚しました。  そして午後。大凧はふわりと揚がりましたが、風の力が足りず失速。しかし、損傷しなかったことが幸いし、引き続き飛揚を行いました。  さきほどよりわずかに強くなった風を受けて、合図となる太鼓のペースが徐々に早くなっていきます。威勢のいい「走れー!」の掛け声で、引き手はいっせいに川下へ向かって駆け出しました。風にのった大凧は、50秒間、高さ100メートルまで舞い上がり、観客からは大歓声が沸き起こりました。 写真2枚=陸前高田市からの願い札を貼る八日市大凧保存会メンバー、舞い上がった100畳敷八日市大凧 広報ひがしおうみ 7月号  平成23年7月1日発行(通巻78号) 編集・発行:東近江市企画部広報秘書課 〒527-8527 滋賀県東近江市八日市緑町10番5号 代 表 電話=0748-24-1234/0749-46-2100/IP=0505-801-1234 広報秘書課 電話=0748-24-5611/0505-801-5611 FAX0748-24-1457 ホームページ http://www.city.higashiomi.shiga.jp