【特集】 平成24年度予算 教えてこども未来(みらい)ちゃん!どうなるの?わたしたちの暮らし   イラスト=「こども未来ちゃん」(子どもに関する事業推進マスコット)子どもの明るい未来に向けた事業を応援しているよ  平成24年度が始まりました。  市の1年間のお金の使い道=予算も新たにスタートします。  この予算でわたしたちの生活はどう変わるのでしょうか?  こども未来ちゃんと一緒に見ていきましょう。 「安心できる希望都市」実現に向け、成果が見える集大成予算!! イラスト=こども未来ちゃんセリフ:「みんなが安心してお医者さんにかかったり、学校の整備にたくさんのお金が必要なんだ。そのため、借金と貯金を取り崩して対応するという苦しい台所事情なんだ。でも、みんなの暮らしを守るため取り組んでいくよ」 ●全会計=741億4,916万円 ◆一般会計=445億5,000万円(福祉や健康、土木、教育など基本的な市の運営を行うための会計)前年度比=+22億5,078万円 ◆特別会計=240億7,580万円(国民健康保険や介護保険など、あらかじめ用途が決められた会計)  ○国民健康保険(事業勘定)=110億9,200万円  ○国民健康保険(施設勘定)=2億2,000万円  ○後期高齢者医療=9億3,800万円  ○介護保険=70億6,300万円  ○簡易水道事業=2億740万円  ○下水道事業=32億1,700万円  ○農業集落排水事業=12億9,500万円  ○公設地方卸売市場=4,340万円 ◆企業会計=55億2,336万円  ○水道事業=25億469万円  ○病院事業=30億1,868万円 ●一般会計歳入  ○総額=445億5千万円  ○市民や企業のみなさんなどからの税金(市税)=157億6,870万円  ◇市税=−2,763万円(法人市民税の動向は不透明であるが、個人市民税は税政改正による増額を見込み −0.2%)  ○国が徴収した税金を一定割で配分されるお金(地方譲与税・地方消費税交付金など)=15億2,000万円  ○国税の中から市へ交付されるお金(地方交付税)=99億5,000万円  ◇地方交付税=+2億円(国が示す地方財政計画に基づき算定+2.1%)  ○特定のサービスを受けた人が負担するお金や市施設使用料、証明書発行手数料など(分担金・負担金・使用料・手数料)=10億3,621万円  ○市が行う事業に対し国や県が負担するお金(国庫・県支出金)=71億8,676万円  ○基金(貯金)を取り崩すお金(繰入金)=11億8,247万円  ◇繰入金=+6,852万円(財源不足を補う必要から、財政調整基金11.6億円を取り崩し +6.2%)  ○資金の借り入れ(市債)=61億6,370万円  ◇市債=+25億8,420万円(国の支援の手厚い市債に絞って発行 +72.2%)  ○諸収入ほか=17億4,215万円 ●一般会計歳出  ○総額=445億5千万円  ○議会の運営に(議会費)=2億7,845万円  ○市の管理部門・戸籍・徴税などに(総務費)=40億6,252万円  ◇総務費=−3億2,904万円(行財政改革を推進し、人件費を削減−7.5%)  ○高齢者、障がい者や児童福祉に(民生費)=137億1,628万円  ◇民生費=−1億3,618万円(子ども手当制度の見直しに伴い−1.0%)  ○医療体制の確保やごみ処理に(衛生費)=54億6,368万円  ◇衛生費=+8億5,510万円((仮称)東近江総合医療センター建設委託や中部清掃組合負担金が増加 +18.6%)  ○失業対策に(労働費)=9,777万円  ○農業・林業・水産業 の振興に(農林水産業費)=20億3,111万円  ○商工業の振興に(商工費)=6億2,607万円  ○道路・河川・公園の整備などに(土木費)=31億5,550万円  ○消防や防災に(消防費)=15億8,516万円  ○学校や社会教育、スポーツ振興に(教育費)=75億9,044万円  ◇教育費=+20億1,194万円(小中学校の耐震・大規模改修、エアコン設置を積極的に推進+36.1%)  ○借金の返済金(公債費)=57億9,933万円  ○(諸支出金)(予備費)ほか=1億4,370万円 ※増減は対前年度比の数値です ※本来、市の予算は千円単位で表しますが、わかりやすくするために四捨五入し、万円単位にしています。このため、予算額と合致しない部分があります。 ●用語解説  ・企業会計=水道や病院事業で利用料金などの収益で運営する会計  ・基金=特定の目的のために積み立てたお金  ・財政調整基金=財源不足時の穴埋め、災害時などのために積み立てている基金  ・国民健康保険(事業勘定)=国民健康保険で実施する事業の収支に係る会計  ・国民健康保険(施設勘定)=国民健康保険直営の診療所などの運営に係る会計 ●平成24年度の主な取り組み ◆子ども施設整備 イラスト=こども未来ちゃんセリフ:「育ち盛りの子どもたちに、栄養管理の行き届いた給食の提供や学校の施設整備など、健やかな成長を支援するよ」 ○給食を市内すべての幼稚園・小中学校で提供できます※ ・(仮称)湖東学校給食センター整備(設計)=1,400万円  4月から蒲生学校給食センターが稼動し、すべての幼稚園と小学校、7つの中学校で給食を開始します。(詳しくは6ページをご覧ください)  また、(仮称)湖東学校給食センターは、平成26年度末に完成予定です。 ※中学校の残り2校は、今年度施設改修中のため、平成25年度から給食が実施されます。 イラスト=親子3人家族セリフ:「蒲生学校給食センターは、食育の情報発信施設としても活用されるのね」 ○小中学校の耐震補強、エアコン設置を進めます ・23億5,554万円  耐震補強やエアコン設置のほか、小中学校の大規模改修や中学校の新築・改築など、子どもたちが安心して学校生活を送れるよう取り組みます。 模型写真=船岡中学校(校舎改築イメージ) ○保育園の定員増をめざして取り組みます ・ちどり保育園増築工事・民間保育所施設整備支援事業=2億7,343万円  平成25年度に保育園の定員を約100人増やすため、増設工事や民間保育園に対する工事の補助を行います。 ○幼保一体化施設の整備を進めます ・湖東幼保一体化施設整備、八日市野・つつじ幼保一体化施設整備=3億2,958万円  0歳から就学前までの子どもの教育・保育・子育て支援を総合的に提供するため、幼保一体化施設の整備を進めています。 写真=玉ころがしをしている、さくらんぼ幼児園(五個荘すみれ保育園と五個荘南幼稚園)の交流遊び ◆福祉・医療 イラスト=こども未来ちゃんセリフ「中核病院の整備や子ども医療費助成の拡大など、地域で安心して医療を受けられる体制づくりを進めるよ」 ○中核病院を整備し、地域の急性期医療※1を担います ・工事委託料=14億1,264万円  国立病院機構滋賀病院の敷地内に、(仮称)東近江総合医療センターを整備します。センターでは、二次救急※2をはじめとする急性期医療を中心に、幅広い疾患に対応した地域医療を提供します。  ※1 積極的に病気の治療を行う時期(手術・検査など)  ※2 入院治療・手術が必要な患者に対応する医療 ◇(仮称)東近江総合医療センター  ・平成25年4月開院予定  ・病床数=320床  ・診療科目=産婦人科新設など24診療科 イラスト=(仮称)東近江総合医療センターイメージ図 ○10月から医療費助成を小学校3年生まで拡大します ・こども医療費助成=2,700万円増額  これまで実施していた小学校就学前までの医療費助成を、小学校3年生まで拡大します。  小学校1〜3年生の通院について保険適用後の自己負担が必要であったものが、保険医療機関ごとに月額500円の負担で受診いただけます。また、所得制限をなくし、対象者を拡大します。  ※県下の市では、大津市に続き2番目となります(受給券による助成) ◇10月以降の医療費助成による負担額  ・小学校入学まで:通院=負担なし、入院=負担なし、所得制限=なし  ・小学校1〜3年生:通院=1か月500円(保険医療機関ごと)⇒10月から拡大する部分、入院=1日1,000円(月額14,000円まで)、所得制限=なし⇒10月から拡大する部分  ・小学校4〜6年生、中学生:通院=助成対象外、入院=1日1,000円(月額14,000円まで)、所得制限=あり 写真=診察を受けている子どもと付き添いの母親 ◆防災力強化 イラスト=こども未来ちゃんセリフ「災害に強いまちづくりに取り組んでいくよ」 ○自治会館の耐震化や太陽光発電システムの設置を支援します ・自治ハウス耐震診断・改修補助=1,400万円 ・自治ハウス太陽光発電システム設置補助=100万円  大規模災害のときに、自治会の災害支援の拠点となる自治会館の耐震診断などに補助を行います。  また、エネルギーの自給に向けて太陽光発電システムの設置経費を補助するとともに、融資を受ける場合、金利負担の軽減を図るため利子補給を行います。 ○上水道緊急遮断弁を設置します(五個荘配水池) ・上水道緊急遮断弁設置 808万円  災害時の水道管の破損事故などによる配水池からの水道水の流出をふせぎ、飲料水を確保するため、緊急遮断弁を設置します。 ◆基幹道路整備 イラスト=こども未来ちゃんセリフ「みなさんの生活に密着した道路の整備を進めていくよ」 ○通学路の歩道整備など、交通安全対策を実施します ・交通安全施設整備 5,600万円  通学路に利用されている道路の路側帯をカラー化して、児童・生徒などが通行する道路であることを運転者にわかりやすくします。  また、道路反射鏡の設置なども行い、安全な交通環境となるよう整備します。 写真=緑色にカラー化された路側帯を歩きながら通学する小学生 ○道路(垣見隧〈ずい〉道など)の整備を進めます ・垣見隧道(中学校線)の整備=3億990万円 ・そのほか道路の整備=4億7,112万円  JR琵琶湖線を横断する垣見隧道を改良し、緊急車両などの大型車両の通行ができるようにします。  そのほか、みなさんの生活に密着した道路の整備も進めます。 ◆次のことにも取り組みます ○奥永源寺地域活性化(道の駅設置など)に向けた取り組み【4,273万円】 ○五個荘支所・コミュニティセンター機能移転【1億6,820万円】 ○蒲生西こどもの家新築設計費【140万円】 ○市立2病院負担金【9億4,600万円】 ○中山間地域総合整備事業【3,479万円】 ○市内小学生の平和祈念館や周辺施設での校外学習を実施【210万円】 写真=道の駅整備予定地でのプレイベント「渓谷の里物産まつり」 ●平成24年度当初予算 行政改革への取り組み効果!  平成23年度当初予算に比べて、平成24年度当初予算は以下のとおり、行政改革の効果が表れています。  今後もさらなる行政改革に取り組みます。 ◆公の施設改革計画の推進=効果額 8,412万円  公の施設改革計画に沿って譲渡・貸与、閉鎖・解体を行うほか、公の施設の管理手法などの見直しを行いました。 ◆財政健全化の着実な推進 ○人件費削減=効果額4億1,586万円 ○事務事業の廃止・見直し=効果額5,686万円 ○補助金などの見直し=効果額5,096万円 ○歳入増加策=効果額3億7,368万円 ●もっと詳しく当初予算について知りたい人は=東近江市ホームページ:トップ→市政・まちづくり→財政→予算→平成24年度予算→当初予算 問=財政課 電話=0748-24-5602 IP=0505-801-5602