特集 強く、豊かに 東近江市! ダッシュ! 小椋市政 小椋正清さんが2月27日、東近江市長に就任し、新市政がスタートしました。強く豊かな東近江市の実現に向けて、小椋市長がめざすまちづくりへの抱負を紹介します。 写真=小椋市長 ●就任にあたって  このたび東近江市長に就任させていただきました。選挙戦を通じて、市域の均衡ある発展により、この東近江市を元気なまちにしたいと強く訴えてきました。市民の代表である市議会議員、そして経験豊かな市職員と力を合わせて、強く、豊かな東近江市のまちづくりを進めていきます。市民のみなさんのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。   ●3つの理念≠ニ5つの基本政策  市政運営にあたり、次の3つを理念として、具体的な政策の柱に据えていきたいと考えています。   @2度の合併でできたまちのスケールメリットを生かし、均衡ある地域の発展をめざす A市民の声を生かした市政運営を行う B豊かな歴史、文化、伝統を誇るまちの姿を子どもたちに伝え、若者が夢を持てる地域にする  また、次の5つの基本政策を具体化して、地域が持っているさまざまな個性を生かしながら、強い東近江市、豊かな東近江市をめざします。 ●1、均衡ある発展をめざした地域の活性化と基盤整備  地域の均衡ある発展のために、平成25年度に開通予定の蒲生スマートインターチェンジへの取り付け道路の整備や、国道421号など、産業基盤となるインフラ整備を促進します。また、企業誘致を促すとともに、地元経済団体などと連携した商工業の活性化を進め、地元企業に元気をもたらし、地域の発展をめざします。 ●2、地域医療の充実  現在、東近江総合医療センター(仮称)の整備が進められており、まもなく完成します。質の高い医療が提供でき、安心して暮らせる医療体制を構築するものです。  また、市立能登川病院は、引き続き医師確保や経営改善に努め、継続的に安定した医療が提供できる体制を図っていきます。  一方で、医療、福祉、介護などの分野が連携を深める三方よし研究会の取り組みや、在宅看取り医療の仕組みづくりを推進します。 写真=初登庁。職員に出迎えられる小椋市長 ●3、農林水産業の育成  東に鈴鹿山系、西に琵琶湖を有し、愛知川や日野川から造られた肥よくな田園地帯が広がる本市では、世界に誇れるおいしい近江米や近江牛、豊かに実る農産物、琵琶湖の恵みの魚など、素晴らしい素材が多くあります。しかしその一方で、農林漁業の後継者は不足しており、10年、20年後の姿を見据えた取り組みが必要です。  農林水産業を儲かる産業に育てるため、国内外にトップセールスを仕掛け、地域特産品のブランド化と販売促進に取り組むとともに、商工業との連携による担い手育成や販路拡大に努めます。 ●4、教育・子育て支援の充実  本市には、家庭や地域で子どもたちにしつけ≠教える文化があります。また、永源寺地区の「木地師」が伝えた文化や、能登川地区には宗祇法師ゆかりの地としての「連歌」など、全国に誇れる文化が数多くあります。そうした豊かな文化をとおして、子どもたちがこのまちに誇りを感じ、郷土愛や人を敬う心を持てるような教育政策を行っていきます。  さらに、子どもたちが社会的・職業的に自立できるよう、地元企業などと連携したキャリア教育や職業教育の充実に努めます。  加えて、発達障がい児も含めた特別支援教育を強化します。 ●5、安心、安全なまちづくり  県警および県職員で培った、防災・防犯のノウハウを生かし、暮らしを守るプロとして、実効性のある防災、危機管理体制の構築を進めます。また、安心して暮らせる社会基盤の整備に加え、災害に強い東近江地域の特性から、大災害発生時の受け入れも観点に入れたまちづくりを推進します。 ●めざす東近江の実現へ  夢が膨らみ、子や孫が誇りと自信をもてる東近江市、ここに住みたいという人が全国からあふれんばかりに来る東近江市、住む人が愛着を持てる東近江市を実現するため、市民のみなさんの声に耳を傾けながら、具体的な施策を提示し、速やかに実行していきます。 3つの理念 ・2度の合併でできたまちのスケールメリットを生かし、均衡ある地域の発展をめざす ・市民の声を生かした市政運営を行う ・豊かな歴史、文化、伝統を誇るまちの姿を子どもたちに伝え、若者が夢を持てる地域にする 5つの基本政策 1、地域の活性化と基盤整備 2、地域医療の充実 3、農林水産業の育成 4、教育・子育て支援の充実 5、安心、安全なまちづくり