まちのスケッチ ●7/6 地域ではぐくまれた麻を知る ■昔の麻糸ちょこっと体験  かつて、東近江地域で盛んに生産されていた麻に親しむ体験が、能登川博物館で開催されました。麻布について学び、興味を深めようと活動されている麻遊会のメンバーと、麻に興味を持つ人あわせて8人が参加しました。  参加者は、2日間かけて、昔ながらの方法で麻糸を取り出し、オリジナルコースターを作りました。  1日目は、愛知川河川敷で麻の原料となる苧麻を刈り取りました。その後、苧麻の茎と外皮を手ではがし、竹のヘラを使って麻の繊維を取り出す苧(お)ひき体験が行われました。  参加者は、1本の苧麻から取れる糸の量が少ないことに驚き、また、根気の必要な工程に先人のものづくりの大変さを感じていました。 写真=苧麻の茎と外皮を手ではがす参加者 ●7/14 大正時代から音色の贈り物 ■2本のフルートとピアノによるFujii(ふじい)イン・ヒュッテ コンサート  大正時代の国産ピアノとフルートのさわやかな音色を楽しむコンサートが、近江商人屋敷藤井彦四郎邸の山小屋(ヒュッテ)で開催されました。  演奏に使用されたピアノは、大正11年に近江商人の塚本信三さんが、当時の五個荘南小学校へ寄贈されたものです。  本市出身の福島京さん(フルート)のほか、松本美菜子さん (フルート)、竹村桜織さん(ピアノ)が、クラシックや歌謡曲など約10曲を演奏。訪れた人は、足でリズムをとったり、時おり口ずさんだりしながら、ゆったりとした午後のひとときを楽しみました。 写真=近江商人屋敷藤井彦四郎邸のヒュッテで、ピアノと2本のフルートの音色がゆったりとしたひとときを演出   ●7/6 縁がつながりふれあいとなる ■新100畳敷東近江大凧の図柄発表とのりつけ式  2014年から2016年の東近江大凧まつりで揚げる新100畳敷東近江大凧の図柄が決定し、大凧作りの最初の儀式となる「のりつけ式」で発表されました。  新100畳敷東近江大凧の図柄は、「ふれあい」をテーマに募集。応募総数25点の中から山路町の高山一仁さんの図柄が最優秀賞に選ばれました。  選ばれた「判じもん」は、凧の上部に描いた「燕」を音読みで「えん」と読み、下部に書いた「繋」の文字とあわせて、『縁(えん)あって 繋(つな)がる』と読ませます。縁あって出会い、繋がり、ふれあい、絆を深めることで、互いに成長して豊かな人生を送ってほしいとの願いが込められています。  燕の絵は、市内在住で若手日本画家の藤野裕美子さんが描き、繋の文字は、同じく市内で印章業を営む書家の齊藤江湖(こうこ)さんが書き、100畳敷大凧に相応しい図柄に仕上げました。  3年ぶりに行われた「のりつけ式」には、70人あまりが出席し新たな図柄の決定を祝いました。  また、大凧製作の始まりとなる『のりつけの儀』を、東近江大凧まつり実行委員会会長の小椋正清市長と図柄応募最優秀者の高山一仁さんが協力して行い、縦60cm、横90cmの和紙を水のりで慎重に貼り合わせました。  今後、下絵、色付け、骨組などの製作が、約1か月間かけて行われ、来年5月に東近江市ふれあい運動公園で開催される2014年東近江大凧まつりで初飛揚します。 写真=@新100畳敷東近江大凧の図柄が描かれた和紙を持つ風の女神の2人 写真=A『のりつけの儀』を行う東近江大凧まつり実行委員会会長の小椋正清市長と図柄応募最優秀者の高山一仁さん 広報ひがしおうみ 8月号 平成25年8月1日発行(通巻103号) 編集・発行:東近江市企画部広報課 〒527-8527 滋賀県東近江市八日市緑町10番5号 代 表 電話=0748-24-1234/0749-46-2100/0505-801-1234 広報課 電話=0748-24-5611/0505-801-5611 FAX0748-24-1457 ホームページ http://www.city.higashiomi.shiga.jp 広報ひがしおうみは、環境に配慮した再生紙を使用しています。