■記号は、時=日時 場=場所 問=問い合わせ IP=IP電話 特集 9月1日は防災の日 チェックしましょうわが家の防災力 ○あなたの家はどうですか?確認ができたら、チェックしてね。  近年、危惧されている南海トラフ巨大地震は発生確率が高いとされ、発生すれば本市にも多大な影響が予想されます。一方、台風や局地的な集中豪雨などによる風水害が全国各地で発生しており、注意が必要です。  9月1日は防災の日です。この機会に、災害に対する備えができているか、改めて確認してみましょう。 ●チェック1 無料診断の活用を「住宅の耐震化」  阪神淡路大震災では犠牲者の8割以上が住宅などの倒壊によって命を奪われました。  昭和56年5月以前に着工した木造家屋は、無料の耐震診断を受けられる制度があります。この機会に診断を受けてみましょう。 ◆木造住宅無料耐震診断→P8へ ◆木造住宅耐震・バリアフリー改修事業費等補助金 問=建築指導課 電話=0748−24−5656 IP=0505−801−5656 ◆個人木造住宅への耐震シェルターなどの相談 問=防災危機管理課 電話=0748−24−5617 IP=0505−801−5617 イラスト=家屋の耐震化例 ◆「屋根」の軽量化 ◆「接合部」の補強 ◆「壁」の補強 ◆「老朽・腐朽部材」の交換 ◆「基礎、地盤」の補強 ●チェック2 避難経路を確保しましょう「家具の配置と転倒防止」  大地震が発生した時に、家具などが転倒すると、その下敷きになってケガをしたり、避難経路がふさがれてしまうことがあります。  上図を参考に、家具の転倒防止処置や適切な配置を行いましょう。 イラスト=家具が倒れないように固定を!  家具やテレビなどを固定し、転倒や落下を防止しましょう。 ◆照明をチェーンで固定する。 ◆テレビ・テレビ台は、壁を補強して金具で留める。 ◆たんすは、L字金具で固定する。つなぎ目は金具で連結する。 イラスト=家具の配置に注意!  寝室には倒れそうな家具を置かない。また、扉(出入口)をふさがない配置をしましょう。 ●チェック3 日常で使うことがポイント「食料・飲料水の備蓄」  大規模災害時にライフラインが復旧するまでの間、自活できるように各家庭で食料や飲料水を蓄えておくことが必要です。  しかし、災害のために備蓄するのでは、いざ必要なときに賞味期限切れとなっているかもしれません。普段食べているカップめんや缶詰など常温保存の食料を常に多めに買っておいて、先に買ったものから食べるようにすることが長続きするポイントです。 ★国の「南海トラフ巨大地震対策最終報告(平成25年5月)」によると、1週間分以上の備蓄が必要とされています。 ★飲料水は、一人1日3リットル必要とされています。 ○備蓄品として買う缶詰などは、日ごろから食べ慣れたものを買いましょう。 ●チェック4 ふたつに分けて準備を「非常時持出品」  非常時持出品は、防災用として事前に用意しておくものと、避難の際に忘れないようにするものに分けて整理しておきましょう。 ◆避難の際に必要なもの ◇通帳・印鑑 ◇衣類・タオル ◇救急医薬品 ◇オムツなど衛生用品 ◇携帯電話・充電器 ◆事前に準備が必要なもの ◇現金(公衆電話用硬貨など) ◇免許証・健康保険証などのコピー ◇非常用食料 ◇水(500ml×6本程度) ◇ラジオ・懐中電灯 ○家族構成に合わせて、ミルクや常備薬なども用意しましょう。 ●チェック5 事前に体験してみましょう「家族との連絡方法」  災害時は、電話やメールがつながりにくくなることが予想されます。 電話がつながらないときには、NTTの災害用伝言ダイヤルや、携帯電話各社の災害用伝言板サービスが比較的つながりやすく役立ちます。 ★災害用伝言ダイヤルが次の日程で体験できます。 ●毎月1日 ●1月1日〜3日 ●防災週間(8月30日〜9月5日) ●防災とボランティア週間(1月15日〜21日) ◆NTTの災害用伝言ダイヤルの方法 ◇伝言の録音 171→1→被災した家の電話番号→伝言を入れる(30秒以内)        ガイダンス(説明)がながれます。        被災者は自宅の電話番号を、被災地以外の人は被災地の人の電話番号を市外局番からプッシュする。 ◇伝言の再生 171→2→被災した家の電話番号→伝言を聞く        ガイダンス(説明)がながれます。        被災者は自宅の電話番号を、被災地以外の人は被災地の人の電話番号を市外局番からプッシュする。 ●チェック6 家族で普段から話し合って「避難の方法と、場所の確認」  大地震発生時には、まず一時集合場所へ集合し、地域で互いの安否を確認します。  安否確認後、家屋の倒壊などで自宅での生活ができない場合は、市が指定する災害時避難所へ避難します。  安否の確認をしないまま、それぞれが避難すると、救助の必要な人やけが人、行方不明者の人数などがわからないままとなり、必要な救助が遅れることとなります。  普段から家族で避難の方法や場所を確認しておきましょう。  ※一時集合場所はあらかじめ自治会などで場所を決めてくださるようお願いしています。 ●防災力を高めよう  災害の発生に備え、日ごろから準備し、防災力を高めておきましょう。 問=防災危機管理課 電話=0748−24−5617 IP=0505−801−5617 ●合宿で防災学習!−わくわく合宿BOUSAI− (表紙から続く)  この合宿は、子どもたちが防災の体験を通じて、家族みんなで考えるきっかけにしてほしいと、五個荘地区地域教育協議会と五個荘地区まちづくり協議会が初めて企画しました。  新聞紙とビニール袋を使った紙食器作りのほか、ダンボールを使用して寝床を作るなど防災に関する内容が盛りだくさん。  子どもたちは、わからないことがあれば互いに教えあうなど、協力しながら過ごしました。 写真=紙食器作りで、新聞紙を折る子どもたち ●防災に役立つ情報がいっぱい! 「東近江市防災・減災のつどい」 時=9月8日(日)午後1時30分から 場=愛東コミュニティセンター  本市で想定される災害の報告と自主防災組織の取り組み発表や講演のほか、非常食の試食、防災関連用品の展示など、防災力アップに役立つ情報が満載です。  ぜひ、ご参加ください。