まちのスケッチ ●3/1 投影された地球の映像に感動 ■「ダジックアース」ワークショップ 「ダジックアース」ワークショップが、西堀榮三郎記念探検の殿堂で行われました。  ダジックアースとは、ビニール製の半球スクリーンにプロジェクターで映像を投影し、地球を含む惑星などを立体的に表示できるデジタル地球儀のことです。  ワークショップでは、齋藤昭則京都大学准教授が直径1メートルの大きさの半球スクリーンに、宇宙空間から見た地球と雲の動き、月の裏側やクレーターなどの映像を投影しながら解説されました。  続いて参加者は、希望する日の地球が印刷された型紙を手のひらサイズの球体に貼り、オリジナルの地球儀を作りました。自分の生まれた日を選んだ男児は、型紙を貼り合わせる作業に苦労しながら、完成させた地球儀をうれしそうに見つめていました。 写真=オリジナル地球儀を作る男児 ●3/2 古代のチーズ「蘇」どんな味?  ■歴史講演「万葉びとの食文化」  市辺地区まちづくり協議会主催の「万葉びとの食文化」が市辺コミュニティセンターで行われ、参加者は万葉ロマンに思いをはせました。  奈良県立万葉文化館の小倉久美子さんによる講演では、飛鳥、奈良時代の食文化について、朝と晩の2食制で、箸に加え手とスプーンを使っていたことが紹介されました。また、発掘された「荷札木簡」の説明では、中央政権へあじや鯛などの海産物が現代と変わらず“ごちそう”として各地から送られていたことも紹介されました。講演の最後には、当時の主食だった赤米のおにぎりと、牛乳を煮詰めて作った日本最初のチーズ「蘇」が振る舞われ、参加者は「うまみがあって思ったよりおいしかった」と話されました。 写真=「蘇」をかじる参加者 ●3/6 重文の鉄やりを修復後初公開 ■東近江市内の史跡を紹介  市内の史跡と、その出土遺物を展示した「東近江市内の史跡―未来に残す遺跡―」が、能登川博物館で4月27日(日)まで開かれています。  本市では、現在までに約520か所の遺跡が確認されており、そのうち特に重要で史跡に指定されている19か所を、パネルでの説明や所在地の地図、現在の様子を伝える写真と出土品を添え展示しています。  「雪野山古墳」(上羽田町)の展示エリアでは、国の重要文化財の鉄製のやり3本が修復後初めて公開されています。そのほかにも、「正楽寺遺跡」(種町)で発掘された男性の屈葬人骨や縄文土器、「朝日塚古墳」(勝堂町)出土の須恵器なども目を引く展示となっています。 写真=鉄製のやりに見入る見学者と同館学芸員 ●3/9 家庭料理を通じて文化を知る ■世界の料理教室〜ハンガリー料理〜  各国の家庭料理を通じて世界の文化を知ろうと、東近江国際交流協会が「世界の料理教室〜ハンガリー料理〜」を南部コミュニティセンターで開催しました。  ハンガリー料理はパプリカとサワークリームを多く使うのが特徴です。当日のメインディッシュ「じゃがいもの重ね焼き」は、茹でたじゃがいもの輪切りにゆで卵などの具材をのせ、その上にパプリカパウダーを混ぜたサワークリームをたっぷりとぬり、オーブンで焼き上げました。  ハンガリーから来日して約10年になる講師の藤田アニコーさんは「自分のふるさとの味を作ってもらえて幸せです。今回をきっかけにハンガリーに興味を持ってもらえれば」と話されました。 広報ひがしおうみ 4月号 平成26年4月1日発行(通巻111号) 編集・発行:東近江市企画部広報課 〒527-8527 滋賀県東近江市八日市緑町10番5号 代 表 電話=0748-24-1234/0749-46-2100/0505-801-1234 広報課 電話=0748-24-5611/0505-801-5611 FAX0748-24-1457 ホームページ http://www.city.higashiomi.shiga.jp 広報ひがしおうみは、環境に配慮した再生紙を使用しています。