まちのスケッチ ●3/22  春色に心浮き立つ ■草木染め体験「春を染めよう」  身近な自然の魅力を感じてもらおうと、能登川博物館でキハダを使った草木染めが行われました。  キハダは、日本各地の山地に自生するミカン科の落葉樹で、黄色がかった内側の樹皮は、古くから薬用や染色材として使われてきました。  親子連れを含む男女16人は、まず幅広の麻布を輪ゴムで縛ったり、割り箸で挟んだりして、染まらない部分を作り、白地の模様ができるようにしました。その後、キハダの内皮を煮出して作った染色液に投入し、20分ほど熱しました。すると風合い豊かな黄色に染まり、参加者から「優しい自然な色できれい」と声が挙がっていました。 写真=染め上がった麻布を広げて見ている参加者 ●4/10 ありがとうの気持ちを込めて  ■「母の日に贈ろう プリザーブドフラワー教室」  母の日にちなみ、カーネーションやバラを使ったプリザーブドフラワーの制作教室が、能登川コミュニティセンターで開催されました。  プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工を施すことで、やわらかい質感や鮮やかな色を長期間楽しむことができる花のことです。  連続教室の3回目となる今回は、30代〜70代の女性5人が、バラの花びらを一枚ずつはがし、隙間を開けながら再び接着して花のボリュームを出す「開花」に挑戦しました。その後、スポンジ状の土台にバラとカーネーションをバランスよく挿して終了。次回にアジサイの花を周囲に配置して完成となります。  参加者は、細かい作業に苦心しながらも、日ごろの家族に対する感謝の気持ちを形にしようと丁寧に仕上げていました。 写真=バラとカーネーションを土台に差し込む参加者 ●3/31 「めざすは世界大会で優勝!」意気込みを市長に報告 ■自律型ロボットの日本大会で準優勝!世界大会へ  市内在住の高校生3人チーム「Nitro Eventual(ニトロ イヴェンチュアル)」が、3月に埼玉大学で行われたロボカップジュニアの日本大会での準優勝と、7月にブラジルで開催される世界大会への出場を小椋市長に報告しました。  Nitro Eventualは、山川武聖さん、京田祐樹さん、金井広行さんの高校2年生チームです。3人は7〜8年前から、西堀榮三郎記念探検の殿堂が主催するロボット事業「科学探検隊ココロボ」がきっかけで活動するようになりました。  大会では、プログラミングにより自走するロボットが2対2で点数を競い合うサッカーチャレンジ部門でオープンクラス(上位クラス)にエントリーし、全国でも激戦区といわれている京滋奈ブロックで優勝。日本大会では、準優勝という好成績で世界大会への切符を手にしました。  山川さんと京田さんが市長を訪問し、日本大会で戦ったロボットを見せながら、大会の様子を動画で紹介。プログラミングや機体製作は、自分たちでインターネットを使って情報を集めていることや、CNC(コンピュータ数値制御)フライス盤という加工機械を使い部品を手作りしていること、ボールを蹴り出すキッカーの機能を使ってゴールさせる際には瞬間的に100ボルトの電圧がかかることなど、ロボット製作の過程や特徴を説明しました。  小椋市長は「今回の準優勝をプロセスとして受け止め、プレッシャーを感じることなくもっと上をめざしてください」と激励しました。  2人は「準優勝はうれしい反面くやしい。世界大会では優勝をめざします」と決意を語りました。 写真@=ニトロ イヴェンチュアルの金井さん、山川さん、京田さん 写真A=小椋市長にロボットを見せながら説明 広報ひがしおうみ 5月号 平成26年5月1日発行(通巻112号) 編集・発行:東近江市企画部広報課 〒527-8527 滋賀県東近江市八日市緑町10番5号 代 表 電話=0748-24-1234/0749-46-2100/0505-801-1234 広報課 電話=0748-24-5611/0505-801-5611 FAX0748-24-1457 ホームページ http://www.city.higashiomi.shiga.jp 広報ひがしおうみは、環境に配慮した再生紙を使用しています。