■記号は、問=問い合わせ IP=IP電話 特集 『東近江市道路整備アクションプログラム』を策定 道路を結ぶ、人をつなぐ  わたしたちが日々利用する道路は、現在地と目的地を結ぶというだけでなく、人と人をつなぎ交流を生み出すものでもあります。  本市の道路は、市街地から市内の各地域へつながる道路と、各地域間や近隣市町へとつながる道路によってネットワークを形成しています。  今後10年間の市道の整備にかかる優先度を示した「東近江市道路整備アクションプログラム」を3月に策定しました。  このプログラムに基づき整備を進め、さらなる道路ネットワークの充実を図り、円滑な交通ができるまちをめざします。 写真=平成22年度整備の小今建部上中線。聖徳町方面に延長する計画となっています。 ●「東近江市道路整備アクションプログラム」とは  国道421号石榑(いしぐれ)トンネルの開通や、蒲生地区および愛荘町に設置された2か所のスマートインターチェンジの供用開始など市内外の道路網の変化を踏まえ、平成25年3月に、本市の道路状況や課題を整理し、将来の道路網の整備指針を示した「東近江市道路整備基本計画」を策定しました。この基本計画に基づき、今後10年間の市道整備にかかる優先度を示したものが「東近江市道路整備アクションプログラム」です。 ●策定までの道のり  このプログラムの策定にあたっては、@地域的な課題を抽出し、A策定プロジェクト会議での調整を経て、B客観的評価マニュアルによる評価を行いました。  地域的な課題については、地域ワーキング部会(市内を5ブロックに区分)においてワークショップ形式で課題を抽出、課題解決のアイデアをいただきました。この部会で出された課題の検討および効率的な事業計画の調整を、庁内の関係する部署で構成する策定プロジェクト会議で行いました。さらに、市民、有識者、道路利用者、商工関係者などによる懇話会を設置し、事業計画を総合的に検討・提言いただきました(下図参照)。 ■「道路整備アクションプログラム」ができるまで ◇「東近江市道路整備基本計画(H25.3)」策定=将来幹線道路網の設定 ◇「東近江市道路整備基本計画」に基づき、   ・地域ワーキング部会(市内を5ブロックに区分)で地域のニーズ把握、地域の特性や課題の抽出    ・策定プロジェクト会議(市役所内)で各種事業との調整   ・客観的評価マニュアルで評価   〈道路改良事業〉    1.道路改良の必要性    2.道路の種別    3.整備の進捗状況    4.事業の熟度    5.地域の重点項目   〈交通安全事業〉    1.道路の利用状況    2.事業の必要性    3.事業の進捗状況    4.事業の熟度   ・懇話会(市民、有識者、各組織の代表など)で検討内容の方向性および検討結果について提言 ◇「東近江市道路整備アクションプログラム」策定 ●客観的評価マニュアルで公平に評価  プログラムの目的は「いつ、どの道を、どのように整備するか」を決めることです。整備には、道路を新設・拡幅する「道路改良事業」と、歩道を設置する「交通安全事業」があります。この二つの事業ごとに評価項目を設定し、点数により評価する客観的評価マニュアルを採用。整備の必要性を公平に評価しました。また、評価の結果と合わせて、これまでの道路整備の継続性も考慮し、最終的に整備対象路線を決定しました。  なお、このプログラムは社会情勢の変化に対応するため、5年ごとに見直しを予定しています。  市町合併から10年を迎え、本市は地域と地域、人と人をつなぐ多くの道を必要としています。アクションプログラムに基づく道路整備に、市民のみなさんのご理解とご協力をお願いします。 ●ご存じですか「道路の豆知識」  8月は「道路ふれあい月間」です。  『あぶないよ スマホ見ないで どうろ見て』(推進標語 最優秀作品より)  道路と親しみ、ふれあい、常に美しく、安全に、ともに楽しく利用しましょう。 写真=平成25年度整備の能登川北部線。長勝寺町方面に延長する計画となっています。 ●円滑な交通ができるまちをめざして  「道路整備アクションプログラム」整備路線マップ ■「道路改良事業」  渋滞緩和や安全性の確保、走行性の向上を目的とした道路の新設や拡幅を行います。 路線番号=1 路線名=(都)小今建部上中線(聖徳工区) 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=2 路線名=(都)小今建部上中線(今崎工区)(都)近江八幡八日市線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=3 路線名=(都)能登川北部線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=4 路線名=八日市駅瓦屋寺線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=5 路線名=(都)中学校線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=6 路線名=学校横山線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=7 路線名=山上上二俣線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=8 路線名=(都)尻無愛知川線 種別=後期着手(平成31〜35年) 路線番号=9 路線名=東沖野尻無線(延長) 種別=後期着手(平成31〜35年) 路線番号=10 路線名=(都)河曲奥線※ 種別=後期着手(平成31〜35年) 路線番号=11 路線名=(都)JR東口線 種別=後期着手(平成31〜35年) 路線番号=12 路線名=(都)八日市北部線※ 種別=後期着手(平成31〜35年) 路線番号=13 路線名=愛知川右岸道路※ 種別=後期着手(平成31〜35年) 路線番号=14 路線名=(都)小脇外線・神田東本町線 種別=整備検討 路線番号=15 路線名=山ノ手線・八日市駅瓦屋寺線・瓦屋寺線 種別=整備検討 路線番号=16 路線名=桜川石塔線・桜川東畑田線 種別=整備検討 路線番号=17 路線名=江岸川沿線(延長) 種別=整備検討 路線番号=18 路線名=(都)糠塚小脇線 種別=整備検討 路線番号=19 路線名=(仮)川並河曲線 種別=整備検討 路線番号=20 路線名=蛭谷君ケ畑線 種別=整備検討 ◇(都)は都市計画道路、(仮)は仮称、※は整備主体未定 ■「交通安全事業」  歩行者の安全を確保するための歩道を設置します。 路線番号=1 路線名=西小城東線・小川林能登川線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=2 路線名=妹市ヶ原線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=3 路線名=中学校大塚線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=4 路線名=小田苅愛東線 種別=前期着手(平成26〜30年) 路線番号=5 路線名=妙法寺今掘線 種別=後期着手(平成31〜35年) 路線番号=6 路線名=建部北金屋尻無線 種別=整備検討 路線番号=7 路線名=北花沢愛知川線 種別=整備検討 路線番号=8 路線名=種ドリームハイツ線 種別=整備検討 路線番号=9 路線名=川合上羽田線 種別=整備検討 ●ご存じですか「道路の豆知識」  東近江市が管理する道路の数はどのくらい?  本市では現在、1,500を超える路線を市道として管理しています。 ◇東京−大阪間を往復!   市道の総延長は860km以上あり、東京−大阪間の往復を超える距離となります。 ◇甲子園球場125個分!  市道の総面積は4.8kuで、甲子園球場のおよそ125個分に相当します。 イラスト=「道路整備アクションプログラム」整備路線マップ 問=道路河川課 電話=0748−24−5650 IP=0505−801−5650