フォトニュース ひがしおうみ東西南北 季節の話題をお知らせ! ●4月29日 奥永源寺の魅力たっぷり 山歩道  新緑に彩られた奥永源寺地域を散策し、魅力を体感してもらうイベント「春の奥永源寺 山歩道」が4月29日から5月3日まで地域一帯で開かれました。  昨年に続き3回目の開催となる今回は、過去最大の16店舗が参加。各会場では、地元で活動する芸術家や飲食店関係者らが、木工品などの展示販売や、電動ろくろを使って皿作りをする木地師体験、こんにゃく作り体験、カフェなどを催しました。  ムラサキの染色体験に参加した女性は「上品で鮮やかに染め上がり、紫色の濃淡が美しい」と完成した染めものを手に満足げな様子でした。 写真=ムラサキの染色体験 写真=カフェも開催 ●4月25日 菜の花サミット 盛大に開催!  地域自立の資源循環型社会づくりをめざす「菜の花プロジェクト」に取り組む全国各地の団体や市民が集う第15回全国菜の花サミットin東近江が八日市文化芸術会館をメイン会場に開催されました。  15回目を迎える今年は当プロジェクト発祥の地である東近江市で2日間に渡って開催され、全国から約500人が来場されました。  まず4月25日には、市内で農業や福祉などの分野で資源循環システムを構築されている事例が報告されました。その後のパネルディスカッションでは、NPO法人菜の花プロジェクトネットワーク代表の藤井絢子さんをコーディネーターに迎え、議論が交わされました。藤井さんは今回のサミットテーマでもある『菜の花プロジェクトはほんまに地域を元気にしたんかいのぉ?』の問いに対し、「さまざまな分野の人がつながり、地域が元気になってきたと実感している」と話されました。  また26日には、「菜種オイルソムリエを目指そう」をはじめ3つの分科会やサミット宣言なども行われ、会場は熱気に包まれました。 写真=会場の入り口は菜の花でお出迎え 写真=菜種油などの関連商品の販売も行われました  写真=菜の花プロジェクトの意義に迫るパネルディスカッション 写真=資源循環システム構築に関する市内の3つの事例が報告されました ●5月6日 競技場の芝生を開放 家族でくつろぐ  布引運動公園陸上競技場を一般開放し、フィールドの芝生の上で遊んだり、トラックのレーンで自由に走ることができるイベント「市民ふれあいスポーツデー」が開催されました。  このイベントは、当競技場を、競技者だけでなく、広く市民のみなさんにも親しんでもらえたらとの思いで4年前から始まりました。  イベント当日は家族連れなど約1500人が来場し、あざやかな緑一色に広がる芝生の上に寝そべったり、持参したサッカーボールで遊んだりして、多くの人でにぎわいました。   またこの日は布引運動公園体育館でも催しが行われ、約500人が来場。子ども向けのバスケットボールやチアリーディングの体験教室などが開催されました。 写真=Jリーグをめざす地元サッカーチーム「MIOびわこ滋賀」の選手と交流 写真=「わ音」によるコンサート  写真=布引運動公園体育館ではチアリーディング教室も開催 写真=気分はサッカー選手! ●5月4日 勇壮に神輿を滑り下ろす 伊庭の坂下し祭   近江の奇祭の一つに数えられ、200年以上の歴史を持つ「伊庭の坂下し祭」が、小雨が降る天候の中、伊庭町の繖山で行われました。  この祭は、繖山の山腹にある繖峰三神社から麓の大鳥居までを、20代前後の若衆を中心とした男性が神輿を引きずり下ろす勇壮な神事です。  山道は距離にして約500メートル、標高差は約170mあります。中でも「二本松」と呼ばれる難所は、岩肌が露出した約6メートルの急な崖になっており、祭りの最大の見せ場となっています。  岩から神輿を下ろす時、「初山」と呼ばれる少年を神輿の先頭に乗せ、勢いよく引きずり下ろします。伊庭の少年たちはこうした命がけの神事を経験し、大人になっていくと言われています。  周囲にも緊張感が伝わる中、若衆たちは「ヨイトコセーノ」という大きな掛け声とともに神輿を滑り下ろしました。 写真=3基ある神輿はそれぞれ300〜400キログラムあり、引きずり下ろすのも大苦労  写真=最大の難所「二本松」にたどり着く。崖の高さは約6メートル!  写真=大勢の観客が見守る中、一気に引き下ろす