■記号は、時=時間 場=場所 問=問い合わせ IP=IP電話 特集 9月1日は防災の日    もし今、地震が起きたら・・・〜あなたはどう行動しますか〜  関東大震災は1923年9月1日11時58分に発生しました。また、阪神淡路大震災は1995年1月17日5時46分に、東日本大震災は2011年3月11日14時46分に発生し、それぞれ我が国に大きな被害をもたらしました。   想像してみましょう。家で、学校で、職場で、外出先で、家族といるとき、一人でいるとき、もし地震が起きたらどうするかー。  9月1日は防災の日です。この日をきっかけに、いざという時どのように行動すればよいか考え、一時集合場所や避難所、情報入手の方法や備蓄品などを、今一度、確認してみましょう。   ■正しい情報を取得する  災害時には、市ホームページ、ケーブルテレビの文字放送、音声告知放送端末などで、気象情報や避難情報などの情報を発信します。  また、滋賀県では、防災・防犯などの身の回りの危険に関する情報を希望される人へ電子メールで配信しています。あらかじめユーザ登録していただくことで、お手持ちの携帯電話やパソコンに情報が届きます。情報に注意し、その後の行動に備えましょう。 ■メールでしらせるしがの安全・安心情報「しらしがメール」 ・気象特別警報・警報・注意報 ・地震発生情報 ・防犯情報 ・各種お知らせなど http://www.pref.shiga-info.jpから登録画面に進み、entry@pref.shiga-info.jpへ空メールを送信してください。 問=滋賀県情報政策課 電話=077-528-3381 ■TOPICS まちの防災拠点として 危機管理センター  平成26年5月に完成した市役所本庁舎新館は震度7の地震に耐えられる危機管理センター機能を有しています。風水害や地震などの災害、また新型インフルエンザなどの危機管理対応が必要となった場合に災害対策本部として使用することとし、本部機能に必要な整備を行いました。  災害時には河川の状況や気象情報などが同時に見られる55型8面のマルチディスプレイを始めとした防災情報システムを完備しています。このシステムにより、情報の一元化と情報の一覧性を高め、的確かつ迅速な災害対応が図れるようになりました。 ■どこに避難するか?今一度、場所と経路を確認する ◆一時集合場所  災害時に身の安全を守り安否を確認する場所(公園などのオープンスペース)のことで、自治会などがあらかじめ定めます。  一時集合場所は、地元自治会または地元自主防災組織に確認してください。 ◆指定避難所  災害により自宅での生活が困難になった場合に避難する建物(小中学校、コミュニティセンターなど)のことで、市が定めています。  避難所は、防災マップまたは市ホームページで確認できます。  ■一時集合場所に「防災かまどベンチ」 「防災かまどベンチ」は、被災時には炊き出しに、平時はベンチとして活用します。地域住民がともに製作することで、住民同士の連帯感が生まれ、炊き出し訓練などを通して、防災・減災意識の高揚を図ることができます。本市では地域の自助・共助による防災・減災推進として、製作に要する経費を補助しています。  栗見出在家町自治会では、今年度、自主防災組織を立ち上げ、その取り組みの一環として一時集合場所の児童公園に「防災かまどベンチ」を製作されました。 ・自治会長の藤井さんコメント 「自治会の避難訓練で災害時を想定して使用するほか、祭りなど行事の際にも利用し、地域の中心的な場所にしていきたいです。」 ■確認しよう!普段使っているもので準備する減災グッズ ◆非常持出品  被災した場合、安全なところに逃げる時にこれだけは持っていたいという最低限の備えがあれば安心です。  家庭や勤務先など、人によって1日の多くを過ごす場所は違います。とっさの時に、さっと持ち出して逃げられるコンパクトな1つのバックを備えましょう。 @持ち出し袋 A飲料水 B非常用食料 C衣類・タオル Dラジオ・懐中電灯 E筆記用具 F身分証明書のコピー G携帯電話・充電器 H救急セット I衛生用品 J現金 K軍手・携帯トイレ L雨具 ◆食料品備蓄(※一人分3日間の例です。)  普段使いの食料品などを「買い置き」しておくことも有効な備蓄方法のひとつです。通常購入している保存性のよい食料品を少し多めに「買い置き」しましょう。  賞味期限を考えながら計画的に消費し、消費した分は新たに購入するようにしましょう。 M米(約1Kg) N飲料水(9L) O缶詰など Pカセットコンロ ■地震発生時の行動マニュアル  落ち着いて行動するために、どんな行動をとるべきか確認しておきましょう。 ◆地震発生:まず自分の身を守る ・棚などの家具類から離れ、机の下などに隠れる。隠れる場所がない場合には、クッションや雑誌などで頭を守り、揺れがおさまるまで待つ。 ◆2〜5分:火の元の確認、火の始末 ・激しい揺れがおさまったら、台所、ストーブなどの火元を確認する。 ・ブレーカーを切り、ガスの元栓を閉じる。 ◆5〜10分:家族の安否確認、避難経路の確保 ・災害情報、避難情報を入手する。 ◆10分〜:隣近所の安否確認 ・安否を確認し、協力しあって救出や救護をする。 ・火災発生時には消火活動を行う。 ■3日間は自分の力で 大規模な地震による家屋の倒壊や浸水などで被災した場合、避難所での生活を余儀なくされることになるかもしれません。  実際に被災したときにどうなるのかを具体的に考えてみましょう。そして最低3日間くらいは自給できるように準備しておきましょう。  万が一の時に、どこへ行けばよいのか、何を持っていくのか、事前に家族で話し合い、準備しておくことが必要です。 ■災害を「自分ごと」として  災害はいつ、どこで起きるか分かりませんが、私たちにもできることがあります。  想定される災害を知り、いざという時にあわてず行動できるよう日ごろから備えておくことです。避難所を確認してみる、非常持出品を揃えてみる、できることからひとつずつ始めてみましょう。  災害対策の主人公は「あなた」です。防災の日をきっかけに、今一度考え、いつ起こるかわからない災害に備えましょう。 問=防災危機管理課 電話=0748−24−5617 IP=050−5801−5617