一般質問 無会派 横山榮吉 もう待てない 長期化に懸念    問 22年度計画で八日市新川完成は、後20年の歳月が必要と公表された。  整備完了まで更に15年も先であり、市民からは憤怒の声が聞こえるが、今後の対応は。  また、都市計画道路近江八幡八日市線の進捗状況は。  加えて、先の県議会への要望で「県政の厳しい状況下、県内で東近江市域の道路予算は多いほう である」と説明を受けたが、どのような認識か。 答 国道421号から愛知川合流点までは、27年度末に暫定通水されます。  これより上流部は、現在、土質調査中で順次進められる計画です。  新川の暫定掘削は、蛇砂川下流域の水害防止に大きく期待される事から、県方針に対し早期に進 めるよう、更に強く要望します。  県事業である近江八幡八日市線の進捗状況は、県道高木八日市線の市辺町地先から、土山蒲生近 江八幡線の下羽田町地先2.6q を事業区間として、土地改良事業と併せた用地取得や個別の用地交 渉を進め、早ければ28年度から市辺町地先の工事に着手される予定です。  また、県の公共事業の配分からすると東近江土木管内は2番目に多い予算が投入されているとい うことでしたが、今後も県の方針に対しあらゆる機会に、早期の整備を強く要望していきます。 問 保育園への入所申込み手続きをしたが、定員オーバーのために入所できなかったという話を聞 いた。  女性の社会進出が進み、共働き世帯が増える中、待機児童となることなく、安心して職場復帰が できる環境を作るべきでは。   答 待機児童問題は、子どもを産み育てやすいまちづくりの根幹であり、その解消に向け、強い思 いで取り組んでいます。  今後も認定こども園化などの施設整備を進め、30年4月には施設の確保が可能と考えます。  なお、保育士等の不足も課題となっており、確保できるよう全力で取り組みます。 無会派 大洞共一 米原ルートの実現を 問 8月22日付新聞は、「北陸新幹線ルート選定敦賀以西調査費要求へ」と大々的に報じた。  小浜若狭ルートは概算建設費9500億円、所要時間33分。湖西ルートは7 7 0 0 億円、35分。 米原ルートは5100億円、45分と発表されており米原ルートは費用的に有利だが、時間的には不 利と報じられている。  なお、3ルートとも経済効果は不明である。  米原ルートに決まれば、東海道新幹線新駅は5年以内に実現出来ると考える。  早急に官民挙げての誘致活動が必要であり、誘致協議会の立ち上げを検討すべきだ。 答 北陸新幹線の延伸計画は、先日JR西日本が、すでに検討されている3ルートに加え、小浜駅と 京都駅を通る独自案を策定したとの報道があり、大変危惧しています。  県内では経済界が中心になって、8月21 日に決起集会を開催され、知事に対して要望書を提出さ れました。  知事も「大変心強い提案だ。実現に向けて努力したい」とコメントされ、関西広域連合の方針に 従って、米原ルートを要望していく姿勢を示しておられます。  当市としても、米原ルート実現に向けた県の官民挙げての取り組みに対し、連携、協力すること で気運を盛り上げていきたいと考えています。 問 ふるさと寄附を多くしていただくために、特産品の返礼割合を上げるべきでは。 答 今年度から、ふるさと寄附者にお礼として当市の特産品を贈呈する取り組みを開始し、9月7 日までに約1000名の方から1351万円の申込みをいただきました。  9月からはクレジット決済システムを導入し、手軽に寄附していただけるようになり、順調に申 込数が伸びています。  返礼割合については、国から表示、明示しないようにと要請がありますので、公表することは控 えさせていただきます。 太陽クラブ 戸嶋幸司 まちづくりの鍵を握る 地域団体 問 集団離れや個人化傾向が社会全体の問題であると痛感している。  地域を基盤に組織されている団体(子ども会連合会、青年団、女性会、老人クラブ連合会)に対 し、市としての支援策は。 答 子ども会連合会へは事業補助金交付のほか、担当課が事務局を担い、指導者の育成を目的とし た交流会や、安全に関する学習会の企画・運営に対する助言、諸準備などを行っています。  また、県子ども会連合会との連絡調整や全国子ども会安全共済会に係る諸手続きも担っています。  子どもたちが異年齢集団の中で学び、健やかに育つことを願い、支援を行っています。  青年団へは、事業補助金交付のほか、青年団が行う事業に対しての指導・助言や市役所の関係部 局との連絡・調整などを行っています。  青年層が事業や活動を通して地域社会に参画することにより、若者による活力あるまちづくりの 一翼を担う団体として支援していきたいと考えています。  女性会へは、事業補助金交付のほか、事務局の一部を担っています。  また、昨年度は組織体制の見直しの相談を受け、役員と課題解決に向けた話し合いの機会を持つ など、組織の活性化を支援しています。  老人クラブ連合会へは、団体活動への補助金交付のほか、担当課や各支所において、補助金申請 事務等の支援、事務運営など様々な相談対応を行っています。  団体の自主性と創造性を尊重しながら、支援を継続していきたいと考えています。 問 自治会組織がない住宅地への、設立に向けた取り組みは。 答 開発業者に市の文書配布や回覧を実施するよう指導し、住民の自治会設立の機運が高まること を期待しています。  また、地区自治会連合会やコミセンの協力を得て住民集会を開催し、自治会設立を働きかけてい ます。 太陽クラブ 鈴村重史 橋も高齢化 早急な対策を 問 愛知川に架かる御河辺橋の架け替えと、周辺バイパス道路整備の早期着手を。 答 この橋は、完成から82年が経過している県下で最も古い橋梁で、重量規制があり、橋の幅も5.4m と狭く、大型車両や緊急車両のすれ違いも困難です。  中岸本町地先のバイパス計画も、市の重要な南北軸として今後の市政発展に欠かせないものと考 えており、県から国に強く要望をしていただくよう取り組んでいきます。 問 名神高速道路に架かる中戸橋の歩道橋設置の着工は。 答 県では詳細設計も終え、中日本高速道路株式会社との協定をこの秋には締結します。  28年度に橋梁の下部工を完成させ、高速道路上の工事は通行止めにする必要があることから、29年 度の名神高速道路リフレッシュ工事に合わせ、橋桁を架設する予定になっています。 問 布引斎苑の全面改修と周辺整備計画は。 答 今年で34年稼働しているため、施設全体の老朽化、将来の火葬需要への対応、愛東・湖東地区 の施設利用も合わせて、八日市布引ライフ組合で施設の全面改修計画を進めています。  布引斎苑は、人生最期の儀式を行う厳粛な場であり、昭和56年から今日まで住民福祉の最たる公共 施設として稼働できたことは、地元瓜生津町の住民の皆さまの温かいご協力の賜と感謝しています。  今回の施設全面改修にあたっても協議の結果、斎苑改修計画等に同意をいただき感謝の念に堪えま せん。  斎苑の周辺整備については、周囲が森林で、山や谷などの起伏のある地形や植生など、豊かな自 然を有しています。  この山林を里山として整備し、環境について学べる施設を地元瓜生津町自治会のご協力のもと、 進めています。