■記号は、時=日時 問=問い合わせ IP=IP電話 FAX=ファックス 特集 定住移住のススメ〜このまちが好き 好きなまちでくらす〜 ●人と自然が宝物 端康宏さん(58歳)蓼畑町 教師  旧永源寺町出身 → 愛知県 → 東近江市  子どものころは、こんな田舎で一生暮らすなんて嫌だと思っていました。愛知県の大学へ進み、そのまま就職しました。いずれは地元に帰ろうと思っていたところ、石榑トンネルが開通し、勤務先の愛知県へ通勤できるようになったことが大きなきっかけとなり、5年前に家族で実家のある蓼畑町へ戻りました。  都会とは違い、ここでは季節の移り変わりを自然から感じることができます。春から秋にかけての奥永源寺地域は特に最高で、夏場も冷房はまったく必要ありません。また、近所の人のありがたみを強く感じています。例えば、息子が幼稚園へ通っていたころ、ちょこっとバスで通園していたのですが、家に着くころにはバスの中で眠ってしまうことがありました。そんなとき、一緒に乗っていたおばあちゃんが起こしてくれたり、運転手さんが眠っている息子を抱いて家まで送り届けてくださることもありました。  もちろんいいことばかりではなく、冬の寒さは厳しいし、コンビニのように夜遅くまで開いているお店も近くにはありません。しかし、それに負けないくらいの贅沢な空間と自然環境、そして安心できる人とのつながりがここにはあります。不便なことも考え方次第で楽しみに変わると思って生活しています。 写真=妻の静恵さん、4人兄妹の末娘ななちゃんと ●可能性は無限大 上野智信さん(35歳)祇園町 整体師 犬上郡甲良町出身 → 海外・東京都 → 東近江市  大学卒業と同時にタイへ渡航し、現地の大学で日本語教師をしながら整体の勉強をしました。一度帰国して、日本で整体の修行をしたり、海外へヨガを学ぶ旅に出たりしながら、6年前にいったん甲良町に帰ってきました。  整体のお店ができる場所を探していたとき、「ヘムスロイドの杜まつり」でことうヘムスロイド村にある古い建物を見つけ、木々が茂る森の雰囲気にほれ込み、ここでお店を開きたいと思いました。また、整体は「食」と密接な関係にあることから、今は自然菜園づくりに力を入れています。そのことで地域とのつながりもできました。そうしたつながりの中で空家を紹介してもらい、今は引っ越しの準備をしています。家を紹介してもらったり、畑を貸してもらったり、周りの人たちにはすごく恵まれていると感じています。  東近江市には無限の可能性を感じています。やりたいことが次々出てきて、ここでの生活が楽しくて、幸せです。 写真=@畑の手入れをする上野さん A妻のナルさん、愛猫サンティピと暮らす ●広い空間とゆるやかな時間 周防苑子さん(27歳)垣見町 テラリウム作家 旧能登川町出身 → 東京都 → 東近江市  能登川で生まれ育ちましたが、大学は京都へ、就職は東京へと、少しずつ地元から離れてしまいました。東京ではイベントPR会社で4年間働いていましたが、楽しい反面、激務で一生この生活を送るのは無理かもしれないと考えていました。実家が商売をしていることもあって、自分で何かをしたいと思っていた矢先に祖母が入院し、それがきっかけで2年前に地元に帰ってきました。  最初は定住するつもりはなかったのですが、市内の手作り市などを巡る中で、同じ思いを持ち、創作に打ち込む手工芸作家の皆さんと出会い、広い空間とゆるやかな時間のある地元で活動したいと思うようになりました。  しばらくは、ステンドグラス雑貨を作っていましたが、友人の言葉がきっかけで、テラリウム(植物をガラス容器などで栽培する技術)に挑戦しました。作品を「ハコミドリ」と名付け、インターネットなどで販売しています。 写真=@廃ガラスを再利用し加工した容器の中に植物を入れた作品「ハコミドリ」A作品を作る周防さん ●定住移住推進 支援いろいろ 住む・働く・子育て  自分や家族が人生を歩む場所を決めるとき、どんなことが気になりますか。働く場所、家や周りの環境、子育てや福祉などの制度が充実しているまちであることが、生活をするうえで大きな安心につながります。  本市では、このまちで暮らす人が満足して住み続けられるようしっかりサポートし、定住移住を推進しています。  また、都市部に向けたPRや移住推進ツアーなどを実施し、地域の新たな担い手の移住を推進します。 問=企画課 電話=0748-24-5610 IP=050-5801-5610 ファックス=0748-24-1457 ●子育てサポート「妊娠中や産後のお母さん」 ・妊娠中から参加できる「赤ちゃん広場」に助産師を配置し、相談体制の充実を図ります。 ・助産師の訪問や指定された産科の母乳外来で利用できる「産後ママサポートチケット」を配布します。 (1,000円券×4枚) 問=健康推進課  電話=0748-24-5646 IP=050-5801-5646 ●子育てサポート「子育て世代の皆さん」 ・1歳未満児がいる家庭に月額1,500円相当のおむつなどを毎月1回宅配し、その際に子育て家庭への声かけ見守りをします。 問=こども家庭課  電話=0748-24-5643 IP=050-5801-5643 ・第3子以降の保育料を、兄姉の年齢にかかわらず、世帯の所得により無料または半額にします。 問=幼児課  電話=0748-24-5647 IP=050-5801-5647 ・小学6年生までの医療費を、通院・入院ともに所得制限なしで助成します。また、10月からは助成の対象を中学3年生まで拡大します。 問=保険年金課  電話=0748-24-5631 IP=050-5801-5631 ●働くサポート「事業を始めたい仕事を探している」 ・市内の空店舗情報を一元化し、出店希望者とのマッチングを行います。 ・市内の空店舗に出店する事業者に対して、改修に必要な費用の一部を補助します。 補助率:改修経費の2分の1(上限50万円) 対象者:東近江市空家バンク・空店舗バンクに登録のある物件を改修して事業を行う人 ・市内で就職を希望する若年層の就業希望者と市内事業所との面談の場を提供するため合同就職面接会を開催します。(年2回) 問=商工労政課  電話=0748-24-5565 IP=050-5802-9540 ●働くサポート「新たに農業を始めたい」 ・45歳未満の新規就農者に最大で年間150万円を5年間給付します。また、45歳以上60歳未満の新規就農者には最大で年間100万円を3年間給付します。(※所得に応じて給付金額は変動します。) ・農業機械の免許取得や農業経営・栽培技術・販路拡大などの農業研修費用に対して補助します。 補助率:必要経費の3分の1(※免許取得に関しては上限1万6千円) ・新規就農者の相談や関係機関による技術支援などをサポートします。 問=農業水産課  電話=0748-24-5561 IP=050-5802-9020 ●都市部で移住PR!  昨年度、東京と大阪で開催された「ふるさと回帰フェア」に初めて移住相談ブースを出展し、本市への移住をPRしました。約30人が相談に来られ、本市の特徴を紹介しました。  今年度も、積極的に都市部で本市の魅力を発信し、地域の新たな担い手となる人の移住を推進します。 ●住むサポート「家を建てる・買う」 ・平成28年4月1日以降に本市で新築住宅を取得して転入される場合に取得費の一部を補助します。(新築:上限50万円) ・平成28年4月1日以降に本市で中古住宅を取得して転入される場合に取得費の一部を補助します。(中古:上限30万円) ※ともに補助率は補助対象経費の10分の1以内 対象者 *平成28年4月1日以降に転入した人で、転入日から起算して過去2年以上本市以外に住所があった人 *補助金交付申請時に住民税を完納している人 *交付対象となる住宅の所有権を2分の1以上有する人 ●住むサポート「空家に住みたい」 ・平成28年4月1日以降に東近江市空家バンクを活用し、住宅を取得または賃借される場合に改修費の一部を補助します。(改修:上限50万円) ※補助率は補助対象経費の5分の1以内 対象者 *自己居住用として、東近江市空家バンク制度により住宅を取得または賃借し、平成28年4月1日以降にその住宅に住み始めた人 *補助金交付申請時に住民税を完納している人 ●住むサポート「多世帯で同居・近居する」 ・多世帯同居または多世帯近居し、住宅を取得する場合に取得費の一部を補助します。(新築:上限50万円) ・多世帯同居または多世帯近居し、住宅を改修する場合に改修費の一部を補助します。(改修:上限30万円) ※ともに補助率は補助対象経費の10分の1以内 ◆多世帯同居  結婚している子ども世帯が親世帯と同居すること ◆多世帯近居  市内に親、子または孫のいずれかが居住している住宅を中心とした半径3Km以内の区域または同一小学校区内に居住すること 対象者 *補助金交付申請時に住民税を完納している人 *交付対象となる住宅の所有権を2分の1以上有する人 ※「住」に関する補助金は予算の範囲内で補助します。 問=企画課 電話=0748-24-5610 IP=050-5801-5610 ファックス=0748-24-1457 ●東近江市空家バンクご活用ください  東近江市空家バンクとは、市内にある空家の所有者と空家の活用希望者をつなげる制度です。  空家をお持ちの人や空家を活用したい人からのご相談をお待ちしています。詳しくは「東近江住まいるバンク」ホームページをご覧ください。URL:http://higashiomi-akiya.net 問=一般社団法人東近江住まいるバンク  〒527-0029 東近江市八日市町4番3号  電話=0748-22-3366 FAX=0748-25-0058