フォトニュース ひがしおうみ東西南北 季節の話題をお知らせ! ●5月15日 太郎坊宮 お田植大祭 太郎坊宮(小脇町)の神田で、一年の五穀豊穣を願う神事であるお田植大祭が行われました。地元の高校生ら約20人が、色鮮やかなもんぺにすげがさ姿で苗を植え付けました。この祭りは自然の恵みに感謝し、豊作を願って昭和15年から続くもので、今年で76回目となります。約600平方メートルの田んぼに早乙女役の生徒らが並び、歌と太鼓の合図に合わせて1株ずつ丁寧に植えました。  参加した生徒は、「楽しく田植えができたけど、足元がぬるぬるして、まっすぐ植えることが難しかった。」と話しました。 写真=田植えをする早乙女役の生徒ら ●4月23日 「市民パレード」と「びわこJAZZ」賑やかに開催  「東近江市制20周年への歩み事業」のひとつである「東近江市はひとつ」市民パレードが開催されました。東近江法務局前から市役所前までの歩行者天国となった約250mの道路を、消防音楽隊を先頭に、市内の保育園・幼稚園児や小中高校生、市民団体など25団体、総勢500人がパレードしました。ジュニアポリスの衣装で参加した園児は、「決めポーズができて楽しかった。」と話しました。記念式典では、村潔実行委員長らによるあいさつのあと、くす玉が披露されました。式典終了後には、びわこJAZZ東近江がスタートし、駅前グリーンロードや市役所周辺の街角や飲食店内に約40か所のステージが設置され、いつもの街角が音楽で包まれました。 写真=@それぞれ好きな衣装をまとってパレード Aパレードの終着地点でみんなで決めポーズ B市民協働で「東近江市はひとつ」のまちづくり夢と希望に満ちた東近江市を創造しよう! Cいつもの街角がステージに ●4月24日 ケンケト祭り 華麗な舞い披露  華やかな装束をまとった上麻生町の子どもたちが高木神社(蒲生岡本町)で囃子や長刀振りを奉納しました。  同祭は「近江のケンケト祭り・長刀(なぎなた)振り」として国の無形民俗文化財に選択されています。長刀を大きく振り回した華麗な舞いや、鉦や太鼓にあわせて「ソーイ、ソーイ」と声を掛ける囃子が披露されました。そのほか、蒲生岡本町の子どもたちや若衆らが神輿を勇壮に担ぎ、町内を渡りました。 写真=@「七人子供」によるお囃子の奉納 A神輿を担ぎ高木神社に向かう B長刀を大きく振り回し飛び跳ねる ●5月4日 勇壮に神輿を滑り下ろす 伊庭の坂下し祭り  県下有数の奇祭で、850年あまりの歴史を持つといわれる「伊庭の坂下し祭り」が、繖山で行われました。  この祭りは、繖山の山頂付近にある繖峰三(さんぽうさん)神社から麓の大鳥居までを、若衆が神輿を引きずり下ろす勇壮な神事で、滋賀県の無形民俗文化財に指定されています。山道は距離にして約500メートル、標高差は約170メートルあります。急な崖が続く難所では、「初山(はつやま)」と呼ばれる、若衆を初めて担う少年を神輿の先頭に乗せ、大きな掛け声とともに神輿を滑り下ろしました。  麓では、正位童(しょういどう)と呼ばれる白化粧をした5人の小学1、2年生の子どもたちが稚児車に乗って神輿を迎え入れ、見物人からも無事に到着した若衆たちに大きな拍手が送られました。 写真=@500キログラム近くある神輿を引きずり下ろす A神輿の到着を待つ正位童 B仲間や観客に見守られながら、最大の難所「二本松」を下りる