役員紹介 至誠天に通ず 議長 河並義一 副議長 鈴村重史 このたび、東近江市議会の議長ならびに副議長の要職に就任いたしましたこと、大変光栄に存じますとともに、 その責務の重さを痛感し、身の引き締まる思いであります。  さて、人口減少・少子高齢社会への突入は東近江市も例外ではなく、財政面においては、合併支援措置の段階的縮減が始まり、 32年度をもって支援措置が終了することなどから、当市にとってますます厳しい時代を迎えることとなります。 こうした中、当市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略が策定されたところであり、地域間競争に勝ち抜くべく、 当市の持つ強みや特徴を生かし、実効性の高い施策を、スピード感をもって進めることが求められています。  さらに、28年度は、まちの将来像とまちづくりの基本方針を示し、総合的かつ計画的な行政運営の指針となる第2次総合計画や、 八日市駅前を中心とした中心市街地活性化基本計画など、当市の10〜20年後の将来に関わる計画が策定される年であり、 二元代表制の一翼を担う議会の責務も大変重要なものと認識しております。  行政と議会が、常に緊張感を持ちながら議論を重ね、協力することはもちろんのこと、議員として、市民福祉のさらなる向上や 安全・安心のまちづくりを目指して、市民の日常生活への課題解決に取り組むことも重要です。  昨今、議会のあり方が問われているところであり、議員それぞれが改めて襟を正し、自らの議員力を高めていくことが必要です。  併せて、議会の公開性や透明性の向上に努めるなど議会改革を進め、市民の皆さまに信頼されるよう取り組んでまいります。    議員任期締めくくりの1年として、市政ならびに市議会発展のために全力で取り組む所存ですので、市民の皆さまにおかれましては、 今後ともあたたかいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 議員提案条例 県内初!「東近江市歯及び口腔の健康づくりの推進に関する条例」ができました 平成28年9月30日 公布・施行 “ 食べることは、生きること”であり、最後まで人としての尊厳を保持しながら、生涯にわたり心身ともに健康で、 質の高い生活を送ることが望まれます。  そのためには、“ 自分の歯で噛んで食べることが大切”であり、何よりも噛める歯をいつまでも保つことが重要です。  歯と口腔の健康は、むし歯や歯周病の予防だけでなく、糖尿病等の生活習慣病を予防するなど、全身の健康を保つ上で、 大きな役割を果たしています。 条例で定められたこと 目的 ・市民の“健康長寿” を図り、健康で質の高い生活を営むことができる社会を実現 市の責務 ・関係者と連携を図り、施策を総合的かつ計画的に実施(歯科専門職の配置) 市民の役割 ・知識および理解を深める       ・自ら歯と口腔の健康づくりに積極的に取り組む  歯・口腔の健康は、生涯を通じて自分の歯で、しっかりかんで食べることや、バランスのとれた適切な食生活を 可能にするだけでなく、肥満や糖尿病等の生活習慣病の予防につながります。  東近江市議会では、歯が健康な人は、健康寿命が長いことに着目。1年をかけて、研究を進めてきました。  滋賀県の歯科行政の専門家の意見を聞き、また、先進地である新潟市を訪問視察。専門職員力の重要性と予算措置が 必要であることを現場で学びました。  市の責務を明確にし、施策を実施するためには、条例の制定が不可欠であり、今回議員提案で成立したものです。  県内の市町では初の制定で、市民皆さまの歯・口腔の健康に対する関心が高まり、健康長寿の一助になると信じています。  今後も政策実現のため、議員提案で各種の条例を制定し、豊かな東近江市を創っていきます。