一般質問 公明党 村田 せつ子 ガリ版発祥の地を世界へ Q  偉大な発明王、堀井新治郎父子の本家であったガリ版伝承館は、世界に誇る印刷文化と歴史の発祥の地であり、 支援と整備を進めるべきである。  さらに、東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化プログラムに応募し、全世界に発信を。 A  観光案内看板の設置と、ガリ版活動を主体としたパンフレットを作製する予定です。  周辺の整備については、トイレ設置の補助と、来場者の状況を踏まえて駐車場の整備を考えます。  また、文化プログラムは次年度から実施されるので、ガリ版伝承館だけに特化せず、 市全体として対応をしたいと考えています。 Q  読書の楽しさや選書をアドバイスしてくれる学校司書の役割は大きく、市内の全小学校には、 学校司書が派遣されており、読書冊数は着実に伸びている。  一方、中学校は9校のうち3校のみの派遣にとどまっている。全中学校に派遣すべきでは。 A  現在の状況を検証しつつ、学校司書の有効な活用に向けて工夫を重ね、週2回の派遣に向けて努力します。  また、学校と公共図書館の連携強化をさらに進め、学校図書館運営と読書活動の充実に努めていきます。 太陽クラブ 大橋 保治 被害甚大 対策を Q  五個荘地域でも獣害が多い。各地域では独自にオリを設置しているが、未だに多くのイノシシが防止柵を壊し、 田畑を荒らすだけではなく人家近くまで出没している状況である。  防止柵の維持管理に対する支援と、国や県への予算要求についての状況は。 A  有害鳥獣侵入防止柵の維持管理については、世代をつなぐ農村まるごと保全対策や中山間地域等直接支払交付金を活用し、 各集落で対応いただいています。  また、JA・県・市の3者で発足させた地域戦略推進チームでは、イノシシに壊されにくい施設補修の指導と侵入防止柵の 施設管理の支援を行っています。  国や県の予算要求に対する市の取り組み状況については、鳥獣被害防止総合対策事業を活用し、シカ、イノシシ用の 侵入防止柵やニホンザル用の電気柵を整備しています。  また、捕獲実施隊の確保と育成のため、捕獲免許取得希望者に講習料の補助や、ハクビシン等の捕獲オリの貸し出しなどを 実施し、農業被害や生活被害の軽減対策に努めています。  人と獣との棲み分けを図る緩衝帯は、非常に有効な対策であるため、補助造林事業や琵琶湖森林づくり県民税を活用した 緩衝帯整備にも努めています。  今後も国や県の補助事業の動向を注視し、活用を図ります。 太陽クラブ 北浦 義一 通学路の安全はいつ Q  市道小川林能登川線で、躰光寺川に架かる影清橋から中学校信号までの歩道・通学路整備はいつ完了するのか。 A  この区間の整備は27年度から進めており、影清橋に並行して歩道用の橋が完成しました。  主要地方道栗見八日市線との交差点付近は家屋が連担し、歩道を直線化する整備には費用と時間を要するので、 隣接する能登川支所内に歩行スペースを暫定的に設けることで、早期に、安全な通学路の確保が図れると考え、工事を進めています。  なお、将来的には歩道を直線化する考えです。 Q  愛知川に架かる栗見橋の突然の全面通行止めについての実態と今後の対応は。 A  栗見橋の彦根側は特殊な構造となっており、橋桁の継ぎ目のひび割れにより橋が落下する危険性があり、 彦根市側からの要請で全面通行止めになっています。  今後、彦根市が長寿命化修繕計画で補修・修繕をされますが、特殊な構造であることから29年度に橋梁補修検討業務を発注され、 工法の検討がされます。  費用は平成6年に締結した協定書により、当市の負担は2分の1です。 太陽クラブ 杉田 米男 機器更新の財政負担は Q  東近江ケーブルネットワーク株式会社は設立から10年が経ち、設備機器や告知端末機の更新が近い将来必要となってくるが、 財源の捻出や計画は。  また、加入者負担はあるのか。 A  更新にあたっては、現状の課題や今後の技術動向、必要経費や負担方法、スケジュールなどを総合的に検討する必要があることから、 29年3月末を目指して更新基本計画を策定すべく、コンサルタント会社に委託されたところです。  計画の内容については、29年度早々には明らかにできると伺っています。  なお、加入者負担が増加することは無いと聞いています。 Q  今回、導入される防災情報告知放送システムの音声告知端末機は全戸に無料で設置されるが、将来の更新期に向けて、 基金の積み立て等、財政措置を立てておくべきでは。 A  企業会計ではないので減価償却の措置はできませんが、更新の費用については、財政事情を考慮しながら 基金等の積み立ても検討していきます。  また、更新にかかる費用は、今回整備に要した告知端末機の費用相当分と考えています。