一般質問 東近江市民クラブ 西澤 由男 そのきになりなさい Q  上質な景観形成について、 @9月議会で樹木剪定について指摘したが、少しも変わっていない。時期も方法も乱暴すぎるのでは。 A予算が無く職員直営で行うなら、それなりの基礎講習や安全講習が必要では。 Bシカの食害から苗木を守るなど、奥山の杉林再生を。 A  @庁舎建築時に植栽され、現在は大木となり、台風による倒木や枝折れを危惧して、安全優先で実施しました。 A特に講習は実施していませんが、経験者が樹形や安全性に留意して作業しています。 B幼齢樹のカバー被覆などの保護対策や個体数管理などの獣害防止に努めています。  森林の保全や林業の再生のためには、木材の需要拡大が不可欠であり、木材調達管理基金の創設などをして、 公共建築物への東近江市産木材の利用拡大を図っています。  さらには、森林所有者や林業従事希望者を対象に講座創設などを検討します。 Q  近隣市町のコミュニティバスと乗り継ぎができると市町間の交通の利便性が上がるのでは。 A  近隣市町との接続計画はありませんが、県に広域公共交通ネットワーク計画の策定を要望しており、 需要が見込まれる場合は、県や近隣市町と連携し検討していきたいと考えます。 東近江市民クラブ 畑  博夫 地方創生はスポーツイベントで Q   スポーツイベント会場で市のPRをすべきでは。 A  市内外から多くの人が集まる機会をとらえて、市の魅力を発信することは大変重要であると考えています。  総合戦略においても、「行きたくなる住みたくなる魅力ある東近江市の創生」を基本目標として掲げ、フェイスブックや ホームページを通じて魅力発信の取り組みを始めたところです。  また、スポーツ施設の規模や利用状況も踏まえ、当市の資源や魅力を伝える工夫により、交流人口の増加につながる施策を 検討していきます。  現在、策定を進めている観光戦略や国体を控えたスポーツイベントとも連携していく必要があると考えています。 Q  地域農業や農村集落を確立するための推進体制の整備や農村復興政策は。 A   県下随一の農地を守り農業を発展させていくため、農村復興政策に関する指針として28年7月に農村振興基本計画である アグリプランを定め、目標に向かって様々な仕組みづくりを行っています。  地域農業を守っていくためには、地域の農地の将来計画を集落で話し合って決定する「人・農地プラン」の作成や、営農を 継続していくための営農団体の法人化などが重要と考えています。 東近江市民クラブ 市木  徹 地元抜きで観光は成り立たない Q  五個荘金堂地区の町並みと伊庭町の水辺景観が27年に日本遺産に選ばれた。  伊庭町では、日本遺産認定後、訪れる観光客が増えたが、もともと観光地でないため駐車場や公衆トイレもなく、 地元では対応に困られている。  日本遺産認定を手放しで喜ぶだけでなく、観光客の受け入れと諸問題の解決ができるのか。 A  伊庭町自治会には、観光ガイドの育成や自治会施設でトイレ、駐車場の対応をいただいており、負担をおかけしています。  観光客の受け入れと景観保全の両面から取り組む、地域組織の立ち上げを支援します。 Q  奥永源寺道の駅は、単なる商業施設ではなく市役所の出張所や診療所を配置し、地域住民の生活を支える拠点を兼ね備えた施設である。  観光客、利用者増ばかりが評価されているが、地域住民の生活を守ることも論じるべきだ。  奥永源寺では、超高齢の自治になっており、住民の生活支援、例えば冬季の灯油販売施設などの整備に運営利益が活用できないのか。 A  運営は、奥永源寺渓流の里運営協議会にお願いし、地域住民の生きがいつくりやコミュニティの強化に貢献しています。  将来、運営利益が生まれた場合は、道の駅の更なる機能充実に充てていきます。 東近江市民クラブ 西ア  彰 寝耳に水の通行止め Q  栗見橋の通行再開の見通しと改修工事費用は。 A  平成6年4月に彦根市との間で締結した協定書で、維持管理は彦根市が行い、その費用は各々2分の1を負担することになっています。  今後、彦根市が長寿命化修繕計画に基づき補修・修繕を実施していくことになりますが、特殊な構造であることから、彦根市が 29年度に橋梁補修検討業務を発注して工法などの検討を行うと聞いています。  現在、具体的な補修方法も決定しておらず、開通時期や改修工事費の算出も見通しがたたない状況です。 Q  小学生が登下校時に犯罪に遭わないために、防犯ブザーの所持は有効と考えるが、現状と今後の対応は。  また、下校する子どもが校門を通るとセンサーが感知し、保護者等のスマートフォンにお知らせが届くというビーコンシステムを導入しては。 A  就学時にすべての児童に防犯ブザーを配布しており、今後も配布を続けます。  また、防犯教室などにおいて使用の練習をしています。  ビーコンの活用は、先行して取り組んでいる地域の検証結果を参考に、調査研究したいと考えています。