■記号は、問=問い合わせ IP=IP電話 FAX=ファックス 安心して子どもを生み育てられるまち  子育て家庭を応援します!  子どもと一緒に笑って心が安らいだり、子どもの成長を目にして感動したり、子育ては人生を豊かにしてくれます。その一方で、つらいことや大変なこともたくさんあります。 一人で悩んだり、不安や孤独を感じていることはありませんか?  東近江市では、安心して子どもを生み育てることができるまちを目指して、独自の保育サービスや待機児童の解消、保育環境や内容の充実、相談・情報窓口の拡充など、さまざまな取組を進め、子育て家庭を応援しています。 ●現代の子育ての難しさ  「しつけの仕方が分からない」「自分の時間がとれず、しんどい」「病気や発達のことが心配」など、親としての悩みはさまざまです。  昔のように兄弟姉妹が多く、ご近所が家族のように身近な存在であったころに比べると、今は核家族化が進み、ご近所とのつながりも希薄になっています。  子どもと身近に関わる機会もないまま、わが子と出会うことで、不慣れな子育てに不安や孤独を感じることも多いでしょう。  周りに頼れる人やアドバイスをくれる人もおらず、赤ちゃんと2人きりで過ごす時間が多いと、解消されない不安がつのり、もう無理かもしれないと感じることもあるかもしれません。  そんなとき、市内には相談できるところ、親がほっとできるところ、育児を手伝ってもらえるところがたくさんあります。一人で頑張ろうとせず、市内のサービスを利用してください。 切れ目のない さまざまな支援  赤ちゃんが産まれたら、保健師による「赤ちゃん訪問」や満1歳児までの「見守りおむつ宅配便」で、保護者と赤ちゃんの訪問をします。子育てに関する不安や悩みがあれば、ぜひ相談してください。  赤ちゃんと2人きりで家で過ごすことに子育てのしんどさを感じたら、「子育て支援センター」や「つどいの広場」へ出かけてみましょう。  同じ子育て中の人と話すと、みんなが同じ悩みを抱えていることが分かったり、解決の糸口が見つかるかもしれません。  どうしてもリフレッシュしたい時は、「一時預かり」を利用してください。  仕事や妊娠・出産、疾病などの理由で子どもの保育を必要とする場合は、保育所や認定こども園が利用できます。  ほかにも保育料の軽減措置や、認定日から中学3年生までの医療費助成など、経済的にも子育て家庭を支えます。  このように妊娠から出産、就学に至るまで、さまざまな支援で子育て中の皆さんを支えています。 地域のつながりをいかして  子育てを支援しているのは行政だけではありません。地域にもさまざまな支援の輪が広がっています。  ファミリー・サポート・センター事業は、地域に住む子育て経験者や子育てを支援したいと思っている人たちの助け合いで成り立っています。  また、市内に点在する子育てサークルは、子育て中の親が中心となり、さまざまな活動をしています。子ども同士はもちろん、親同士も気軽に交流し情報共有や悩みの相談ができます。  共働きなどで放課後に家庭保育が困難な児童を預かる放課後児童クラブ(学童保育所)もあります。  子育ては、地域全体で支えていく必要があります。親同士や地域の人々とつながりをもつことで、安心感をもって子育てができるよう、本市では引き続き支援していきます。 ●妊娠期から就学まで支援します  市内には妊娠期から就学まで利用できるさまざまなサービスがあります。  「子育てハンドブック ららら♪」や「健康ガイドブック」に詳しく掲載していますので、ご覧ください。  スマートフォンでも見ることができます。アプリ「マチイロ」をダウンロードしてご利用ください。  ここでは、サービスの一部を紹介します。 《妊娠したら》  妊娠中の健康管理として妊婦健康診査と妊婦相談を行っています。  ◆マタニティ教室 赤ちゃんを迎える準備を支援します。 《赤ちゃん訪問》  ◆赤ちゃん訪問   乳児のいる全ての家庭を訪問し、子育て情報の案内や相談を行います。  ◆見守りおむつ宅配便(乳児おむつ等支給事業)→5ページ  ◆産後ケア事業(産後ママサポートチケット)   生後6カ月まで、助産師による自宅訪問や産科の母乳外来で育児相談や授乳指導が利用できるチケットを配布します。  ◆乳幼児健診、予防接種 《赤ちゃんと出かけよう》  ◆「赤ちゃん広場」  妊産婦や乳児を子育て中の親同士が子育てについて話したり、助産師、保健師、保育士に相談したりできます。  ◆子育て支援センター・つどいの広場→5ページ 《一時預かり》  ◆一時預かり  保護者の事情により子どもの世話が困難な場合は一時預かりが利用できます。市内の認定こども園や託児施設で実施しています。  ◆ファミリー・サポート・センター  園の送迎や一時預かりを、子育てのお手伝いができる人にお願いできます。利用には事前に講習・登録が必要です。 《認定こども園・保育所・幼稚園》→5ページ  認定こども園・保育所では、保護者の就労など家庭で保育できない場合に、保護者に代わって保育を行います。3歳以上児は、認定こども園・保育所・幼稚園で幼児教育と集団保育を行います。  ※本市では、保護者の負担軽減を図るため、兄弟姉妹の年齢に関わらず3人目以降のお子さんの保育料を無料または半額としています。 《放課後児童クラブ(学童保育所)》  放課後に家庭保育が困難な児童を預かり、適切な遊びと生活の場を提供しています。(市内33クラブ) 《福祉医療費(乳幼児)・子ども医療費助成》  認定日(出生・転入)から中学3年生までの医療費を助成します。 ●トピックス 病児保育について  病後児(病気の回復期で集団保育を受けることが困難な児童)を対象として、保育所などで保育を受けられず、家庭で保育できない場合は、病児保育を利用できます。  利用に当たっては、事前登録が必要です。  詳細は、幼児課までお問い合わせください。 子育てに悩んだら  どうやって子育てするのか分からない、毎日子育てにイライラしてしまう、学校に行きたがらないなど、子どもに関する相談窓口を設けています。  一人で抱え込まないで相談してください。 問=こども相談支援課 電話=0748-24-5663 IP=050-5802-3275 ファックス=0748-23-7501 問=子育て支援センター 電話=0748-22-8201 IP=050-5801-1135 ●「見守りおむつ宅配便」利用者に聞きました。 買物の手間や経済的な負担が減って、助かります! 村田理恵子さん 昴くん (八日市金屋三丁目)  すぐに分かるピンクの車で、毎月1回おむつが宅配されます。手渡すときに宅配員の方が声をかけてくれるので、子育てのことを気楽に相談できます。おむつのサイズで迷ったときにも宅配員が提案してくれて助かりました。おむつも数種類の中から選べて、買物の手間や経済的な負担が減って、助かります。悪天候で買物に出かけられないときでも届けてくれるので感謝しています。  3人目の子どもなのですが、育児に不安を抱えていた1人目の子どものときならば、さらに助かったと思います。  「子育て支援センター・つどいの広場」利用者に聞きました。 親子で集える場所があるのは、本当にありがたいです! 中西歩唯さん 莉望ちゃん (横溝町)  友だちに誘われて「つどいの広場 ぐるりの家」に来ました。気楽な雰囲気なので、親子ともにすぐに打ち解けました。スタッフも母親の皆さんも声をかけてくれて、居心地がいいので、毎日、お弁当を持って行きます。1人目の子どもなので育児に不安を感じるとき、分からないことは先輩の母親にアドバイスをもらっています。  家にいると話し相手や遊び相手がいないので、親子ともにストレスが溜まります。親子で集える居場所があるだけで本当にありがたいです。皆さんも気楽に寄ったほうがいいですよ。 ●子育て支援 本市が力を入れている3つの取組 ◆認定こども園化などの施設整備  全国的に待機児童の増加が課題となっており、市内でも待機児童の解消に向けて新たな施設整備を行っています。平成29年度には、4カ所の認定こども園と1カ所の幼稚園が開園しました。平成30年度には、2カ所の認定こども園が開園する予定です。  子育てがしやすく、子どもを社会全体で育んでいけるように、引き続き待機児童の解消に取り組みます。  ・平成29年度開園施設 あかね幼児園、五個荘あさひ幼児園、五個荘あじさい幼児園、そらの鳥こども園、愛東あいあい幼稚園  ・平成30年度開園予定施設 中野幼稚園とみつくり保育園を移転統合する認定こども園、いちのべ保育園が移行する認定こども園 ◆見守りおむつ宅配便(乳児おむつ等支給事業)  満1歳未満の乳児を養育する家庭を対象に、毎月おむつなど(月額1,500円相当)を宅配することにより、育児世帯の経済的負担を軽減します。  子育て経験豊富な宅配員が保護者と赤ちゃんにお出会いし、手渡しでおむつなどをお届けします。  子育ての困りごとがあれば、お気軽に宅配員までご相談ください。  ・対象者   市内に住民登録がある1歳の誕生月までの乳児を養育する子育て世帯  ・支給対象期間 【出生】誕生した月の翌月から1歳の誕生月まで          【転入】転入した月の翌月から1歳の誕生月まで ◆子育て支援センター・つどいの広場の設置  おもちゃや絵本などで、親子が楽しく遊べる子育て支援センターを6カ所(八日市、蒲生、能登川、五個荘、湖東、愛東・永源寺)に設置し、和やかな雰囲気で、気軽に集まれる交流の場を提供しています。 各センターには、子育てに関する専門の相談員として子育てコンシェルジュがいて、悩みや相談を受けています。また、いろいろな子育て情報を発信したり、親子向けの講座も行っています。  ほかにも、民間の広場が6カ所(ぽれぽれ、童夢の館どむどむ、つくし児童館、やまびこ、えがお、ぐるり)あります。ぜひ、ご利用ください。 ◆子育ての悩みを相談してください!  子どもたちが健やかにのびのびと育つためには、親がゆとりをもって子育てできる環境が必要です。はじめからなんでもできる親はいません。親も子どもと一緒に一歩ずつ育っていくものです。大切なことは、子どもと向き合い、子どもにとって何が良いかを考えることです。  今回紹介した市内のサービスを利用して、一緒に考えていきましょう。  お気軽にご相談ください。 認定こども園・幼稚園・保育所 問=幼児課 電話=0748‐24‐5647 IP=050‐5801‐5647 ファックス=0748‐23‐7501 見守りおむつ宅配便  問=こども家庭課 電話=0748‐24‐5643 IP=050‐5801‐5643 ファックス=0748‐23‐7501