代表質問  3月9日に5会派が代表質問を行いました。質問と答弁の概要をお知らせします。  また、議会ホームページでは、インターネットによる動画配信も行っています。 東近江市民クラブ 市木 徹 2期目の事業推進に期待 Q  小椋市長は2期目を迎え、今議会の開会日冒頭に所信表明され、 ・中心市街地の活性化 ・観光戦略の実践 ・定住・移住の推進  ・子育てしやすいまち  大きく4点を目標とされた。  1期4年を総括し、2期目の事業評価目標を示して説明を求める。 A  3つの理念と5つの基本政策に取り組んだ1期目の4年間は、「歴史と文化と伝統を大切にして、賑わいのある元気なまちにしたい」という一心で 市政運営に邁進してきました。  まず、1市6町が合併し鈴鹿から琵琶湖までがひとつの市域となったことから、そのスケールメリットを生かした鈴鹿10座の選定や 愛知川を活用した森里川湖づくり事業への取り組みを始めたところです。  市のにぎわい創出の一環として、八日市駅前の空き地にホテルを誘致したほか、駅前グリーンロードに新店舗を相次いで開業していただき、 中心市街地活性化の機運の高まりも出てきたのではないかと感じているところです。  さらに、企業誘致・雇用の拡大策として、奨励金対象事業の拡充や雇用が生まれるような仕組みも作りました。  子育て・教育面については、幼児施設の新設・改修はもちろんのこと、見守りおむつ宅配便事業を実施するとともに福祉医療費助成の対象を中学生まで広げるなど、充実を図りました。  観光面では、五個荘金堂と伊庭の水辺環境の日本遺産認定や地方創生の交付金を活用し、いなべ市等との広域連携も図りな がら、点の観光から線の観光へとストーリー性のある観光事業への取り組みを進めています。  医療の面では、能登川病院に指定管理者制度を導入したことにより、懸案であった救急医療や小児医療の充実に大きく貢献できるようになり、 東近江総合医療センターの整備や蒲生医療センターの有床診療所化と併せ、公立3病院の再編に大きな成果があったと考えています。  農業では、担い手育成として認定農業者の育成や集落営農団体の法人化にも力を入れ、都市基盤整備では、近江鉄道浜野踏切の拡幅工事や 垣見隧道をはじめとする能登川駅周辺の道路整備などに取り組むことができました。 創生総合戦略のさらなる具体化を 2期目においては、さらに市民の声に耳を傾ける姿勢を大切に、当市の将来都市像として掲げる「うるおいとにぎわいのまち東近江市」の実現に向け、 確かな一歩を踏み出し、地方創生をさらに深化させたいと考えています。  特に、中心市街地のにぎわいの創出、観光戦略や定住移住の推進、子育て支援、都市基盤の整備を重点に据える考えです。  具体的には、11万5千人の都市にふさわしい都市基盤を整えるためにも主要幹線道路の整備を進め、八日市駅周辺整備をはじめとする中心市街地の活性化と 支所周辺を中心にした拠点の形成に重点を置き、自己完結能力を備えたまちづくりを進めていきたいと考えています。  さらに、人口減少に対応するための定住移住を誘導する住宅取得支援や、働く場の確保のための企業誘致、若い人たちに子育てしやすいまちを実感してもらえるような 施設の整備、経済的負担の軽減などを推進します。  観光振興では、当市の自然歴史、文化、伝統を最大限に生かした知名度アップに取り組みたいと考えています。  農業振興では、いわゆる「農業の30年問題」に対応するためにも農業経営の安定化を図り、地域が一体となって生産から流通までを行う仕組みづくりにも取り組みます。 事業評価の数値目標は適正か  市民が期待する事業評価目標については、まち・ひと・しごと創生総合戦略を中心とする活性化の計画において、種々の施策に事業評価の数値目標を掲げて 事業に取り組んでいるところです。  人口減少が進む中、2040年の人口を10万人とする目標は、東近江市が選ばれ、選び続けていただくことで達成できる評価指標だと考えています。