一般質問 3月10日、13日に16人の議員が一般質問を行いました。 質問と答弁の概要をお知らせします。また、議会ホームページでは、インターネットによる動画配信も行っています。 太陽クラブ 安田 高玄 Q  健康寿命延伸政策について、 @現在の健康寿命年齢は。 A延伸政策や取り組みは。 B自治会や老人会、まちづくり委員の力を借りては。 C今後の目標は。 A @当市独自の算出方法ですが、27年度に要支援や要介護の新規認定を受けた時点の平均年齢を健康寿命とすれば、男性が79.6歳、女性が81.5歳です。 A早期がんの発見や高血圧、糖尿病の早期治療につなげるために、特定健康診査やがん検診を実施しました。 また、スポーツ推進委員やリハビリ専門職が地域に出向き、健康ウォーキングや体力測定会、体力アップ教室、介護予防教室等を開催し、体力づくり、仲間づくりなどに取り組んでいます。 B自宅から一歩を踏み出すための取り組みは大変重要と考えており、自治会内の身近な団体等の協力を得ながら、歩いて通える地域の居場所づくりを進めていきたいと考えています。 C10年後の健康寿命年齢の目標は男性80.4歳、女性83.2歳です。 太陽クラブ 戸嶋 幸司 Q  人体に有害なPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の多くが、未だ地方自治体において保管管理されている。 @PCBを含む蛍光灯等の使用状況および保管管理状況は。 A処理までの流れは。 A @PCB含有の安定器が使用されている蛍光灯の照明器具は、昭和52年3月までに建築・改修された建物に使用されている可能性があります。 合併以降、庁舎や教育施設などの建て替えや改修、解体を実施し、その際に確認されたものは環境省の定めるところにより、保管、処分を行っています。  なお、廃棄物処理法に従い、万一の液漏れに備え、ドラム缶等に入れ、建物内で厳重に保管管理しています。 A高濃度PCB廃棄物は、処理期限の33年3月末までに中間貯蔵・環境安全事業鰍ニ処理委託契約を結ぶ必要があります。  このことから、昭和52年以前に建築され、現在も使用している倉庫などについて、30年度までに調査を行い、処理委託の手続きを進めます。 太陽クラブ 北浦 義一 Q  都市計画道路中学校線の垣見隧道の工事は、計画どおりに進んでいるのか。 A  道路工事の進捗と完成するまでの年次計画は、両側の立坑部の矢板工事が完了し、現在は軌道下の推進工事に着手しています。  推進工および隧道部の掘削には2年間を要し、軌道下の工事は31年度末に完了予定です。  また、隧道本体への取り付け道路および現隧道の歩道化については、30年度に着工し、32年度末には完成する予定です。 Q  隧道工事現場の工事用仮囲いを活用して、完成予想図を描いてはどうか。 A  工事用仮囲いは、工事のイメージアップやPRを図るためのキャンバスになりますので、周辺にお住いの皆様や通行される方々に、 完成イメージなどの掲示ができるよう、JR西日本と協議します。 東近江市民クラブ 周防 清二 Q  東近江市版SIB実証事業の選考経過、成果指標、対象分野は。また、規則の改定は。 A  SIBは、社会的課題の解決と行政コストの削減が期待できる事業者を市民が応援する仕組みで、事業者も応援に応えなければならないため、 緊張感をもって事業展開されると思います。  事業採択、成果指標については、事業者からのプレゼンテーションを受け、学識経験者、三方よし基金代表、市職員等で構成する審査員会で、 その成果指標が妥当であるかを公正中立な立場から判断し、事業採択とともに、同じメンバーで成果判定をして、成果に応じて交付金を中間支援組織に支払います。  29年度は4月に設立予定の公益財団法人東近江三方よし基金と連携し、コミュニティビジネススタートアップ支援事業と中間的就労支援事業で取り組む予定です。  今後は、事業採択後に資金の募集を三方よし基金で受け付けることから、基金の運営に市も関与していきます。  また、補助金等交付規則は改定を行わず、規則に基づき各事業の交付要綱を定め取り組みます。 東近江市民クラブ 西澤 由男 Q  健全な森づくりとして、 @奥山の景観保全と災害抑止の観点からも体系的な森林整備計画が必要では。 A里山の現状と今後の計画は。 A @土砂災害に対して、山腹工事や床固工事を計画的に進めています。  あわせて、林野のゾーン分けを行った上で、山主の合意形成を図り、施業地の集積化を促進し、森林の多面的機能の回復と再生に努めます。  また、森林整備計画に基づき、森林資源の付加価値向上のため、国や県の補助造林事業を利用して間伐や植林を進めています。  さらに、29年度から持続的な施業体制づくりのため、山主や林業従事希望者を対象に森の専門家養成塾を開催する予定です。 A19年度から32地区81ha実施、29年度は3地区12haの予定です。憩いの場の創出、人と獣の棲み分け、資源活用のためさらに普及啓発に努めます。 Q  河辺いきものの森への薪ボイラー導入の理由と将来計画は。 A  薪で冷暖房ができるという環境学習効果を狙っています。  今後は、間伐材などの活用拡大も含めて検証していきます。