東近江市民クラブ 和田 喜藏 活気あふれる市場へ Q  八日市公設地方卸売市場が活気にあふれる取り組みは。 A  卸売市場における取り扱い高は減少を続けています。  今後の市場運営の方針を明確にするために、経営戦略の策定に向けての準備を進めているところです。  今年度は中小企業診断士に依頼して、現状の把握と課題の整理に取り組んでおり、来年度以降はそれらを基に効果的な経営戦略を立て、 市場の活性化を図りたいと考えています。  さらに、市民の市場への理解を深めるため、市場関係者が一体となり、市場を一般開放する「おいでやす日曜市」の開催や 「本町パサージュ」への出店を通じて、積極的なPRに努めています。 Q  農業用水不足の対策は。 A  水源対策として、永源寺ダム湖内の掘削による有効貯水量の増量や、各地域の地下水揚水機、調整池の設置等を対策の柱とした 国営土地改良事業「湖東平野地区」と関連県営事業が実施されています。  また、老朽化が進んでいる農業水利施設の改修工事も行っています。  さらに、当市においては、大規模ほ場整備に取り組み、老朽化した石綿管の取り替えによる漏水の解消、農地集積による水管理の一元化等で 効率的な水利用を図っていきます。 東近江市民クラブ 市木  徹 急げ!拠点を結ぶ交通網整備 Q  各種計画に明記されている能登川地区の副次拠点とは。  垣見隧道の完成を33年に迎え、ますます能登川駅東口の整備を急がなければならない。能登川駅東口広場と市道東口線の計画進捗状況は。  また、市役所本庁から能登川駅まで10qちょうどの距離であり、中心市街地と副次拠点に分ける必要のない程度の距離で、 八日市地区と能登川地区との間に距離感を与えているものは、交通網の未整備である。  ひと・もの・しごとを繋ぐため、能登川駅と八日市市街地を結ぶ道路整備の具体的な構想は。 A  能登川地区は、西の玄関口としてJR能登川駅のターミナル機能を生かし、交流や商業の機能を充実させる副次拠点と位置づけています。  現時点では具体的な全体構想は持ち合わせていませんが、垣見隧道の整備や能登川駅東口広場と東口線の整備方針の策定など、 JR能登川駅を中心とした基盤整備にすでに取り組んでいます。  JR能登川駅と八日市市街地を結ぶ道路整備および公共交通機関整備は、今後の市の発展に欠かせないものと考えています。  将来を見据えた施策を心がけ、市民の皆さまのご協力をいただきながら、構想の実現に向け取り組みます。 東近江市民クラブ 大橋 保治 ぜひ東近江トレイル構想を Q  猪子山や繖山、箕作山は、室町時代以来、近江南部を支配した佐々木六角氏の居城であった観音寺城跡や西国32番札所の観音正寺、 勝運の神として信仰されている太郎坊宮といった歴史、文化の宝庫であり、豊かな自然もある。  周辺には、日本遺産に認定された伊庭地区や五個荘金堂地区もあり、それらを生かした東近江トレイル構想に取り組む考えは。 A  これらの山には、豊かな自然はもちろん、寺社などの文化遺産も数多くあります。  繖山と箕作山を結ぶトレイル構想については、日本遺産に認定された伊庭地区や五個荘金堂地区が周辺に存在し、立地条件も良く、 観光資源として魅力があると考えています。  当市としては、森林も有効な資源ととらえ、磨きをかけようとしています。  現時点では課題等もあり調整していく必要がありますが、すでに自治会や地域の活動団体等の皆さまにより散策道等の整備をいただいています。  今後も引き続き整備をお願いすることで、トレイル構想の実現に向けて進めていきたいと思います。 東近江市民クラブ 周防 清二 有事への備えは万全か Q  北朝鮮の弾道ミサイル発射があり、Jアラートが12道県で発令されたが、その際に起こったトラブルを検証し、 市の防災情報告知端末機の作動を確認しているのか。  また、政府広報による避難行動は市民に理解されているのか。  田畑で農作業されている方への対応は。 A  当市では、Jアラートの受信機と告知放送システムの連携を確認しており、直近では8月18日に情報伝達訓練が実施され正常に動作しています。  政府は、テレビコマーシャル、報道機関を通して広報しており、市のホームページでもQ&Aなどの広報をしているため、 市民には一定の理解があると認識しています。  屋外におられる場合は、携帯電話の緊急速報メールで通知されますので、身を守る行動をとっていただきたいと考えています。 Q  蒲生野一帯を、バーチャルリアリティ技術を用いて、万葉の里として売り出す考えは。 A  この技術を用いた体感できる観光PRは、話題性など将来的な可能性はあります。  現在は市辺・中野・八日市地区の皆さまとワークショップ形式で地域資源を掘り起こし、体験・体感できる観光メニュー作りを進めています。