■記号は、問=問い合わせ IP=IP電話 FAX=ファックス 中心市街地のにぎわい創出 自己完結できる心地よいまちに  東近江市では、「東近江市中心市街地活性化基本計画」を策定し、近江鉄道八日市駅周辺の中心市街地のにぎわい創出と商業の活性化を推進しています。  自分の住むまちで買い物して、地元産の食材を飲食して、余暇を楽しんで、市外に行かなくても自己完結できる都市機能の集積とにぎわいの創出に、市民や事業者の皆さんと市が一体となって取り組んでいます。中心市街地のにぎわいを生み出す基本計画についてお知らせします。 中心市街地の核は近江鉄道八日市駅周辺  中心市街地におけるまちづくり計画「東近江市中心市街地活性化基本計画」が昨年3月、内閣総理大臣に認定されました。  計画では、公共交通の拠点である近江鉄道八日市駅周辺を核に商店街や官庁街を含む約159ヘクタールを「中心市街地」と位置付け、『暮らし続けたい 訪れたい 商いしたいまちの創造』を基本理念に、平成34年3月までに官民が一体となって46事業を進めるものです。  駅前を活気付けるため、昨年開業した大手ホテルチェーンの宿泊施設に続いて、駅前交流拠点や観光バスが停車できる広場を一体的に整備します。延命公園は季節ごとの花や植物が楽しめる都市公園に再整備するとともに、駅前から線路をまたいで公園まで通行できる連絡デッキの必要性を検討します。昭和の香りが残る延命新地では、石畳風の路地に整備したり、町屋風の民家への改修を支援します。  さらに商業のまちの復活を目指して、町屋レストランなどを誘致しようと空店舗の改修を進め、ここでしか味わえない飲食や個性豊かな品揃えのショッピングを楽しんでもらえる場づくりに努めます。  この基本計画により、中心市街地が「買い物が便利」「おいしい物が食べられる」「楽しみが沢山ある」場所となり、市民の皆さんが東近江市に誇りを持ち、このまちに住み続けたいと思っていただけるよう、各事業に取り組んでいきます。 中心市街地を歩いて満喫しましょう!   中心市街地の活性化に向けては、行政だけで取り組んでも成果がでません。官民が一体となって事業を進めていくために、東近江市中心市街地活性化協議会(会長 村潔八日市商工会議所会頭)を組織し、事業の調整やまちづくり活動の情報共有など、定期的に協議しながら事業を進めています。  全国的ににぎわいと魅力があるまちは、市民や事業者、若者やお年寄りを問わず、まちづくりの担い手の皆さんが活性化に一役買っています。  本市においても、本町商店街では、若手による革細工やカフェ、衣料品などの店舗がオープンし、中心市街地のまちづくりをそれぞれの立場で積極的に担っておられます。  今後も一人でも多くの皆さんにまちづくりに参画していただけるよう、市民の皆さんのアイデアを取り入れながら計画内容を見直していきます。  また、中心市街地では、四季を通してさまざまな催しが開催されています。春の「さくら祭り」「びわこジャズ東近江」、夏の「八日市聖徳まつり」、秋の「東近江秋まつり」、冬の「East Rainbow☆」。本町商店街では「本町パサージュ」や「土曜夜市」とたくさんのイベントがあります。  これからも魅力的な情報を積極的に発信しますので、家族、友人、恋人といっしょに催しを楽しんでください。まちを歩き、雰囲気を感じて、地元のまちの魅力を再発見してみませんか。  昔よく言われていた「八日市へ行く=街に出る」となるよう、市民と事業者の皆さんと市が一体となって中心市街地のにぎわい創出に取り組んでいきます。  なお、計画書は、市ホームページに掲載するとともに市立図書館にも備え付けていますので、ご覧ください。 総合政策課  ?0748‐24‐5562  050‐5801‐5690  0748‐24‐1457 問=総合政策課 電話=0748‐24‐5562 IP=050‐5801‐5690 ファクス=0748‐24‐1457  計画の区域と主な事業個所  @延命公園の再整備 A近江鉄道八日市駅前未利用地と駅前広場の一体整備 Bグリーンロードの歩道空間有効活用によるにぎわい創出 C延命新地地区の道路美装化と修景整備 D本町商店街アーケードを有効活用したイベント誘致 E清水川再整備による景観形成と憩いの場創出(清水川湧遊プロジェクト) F近江鉄道新八日市駅舎を生かした駅前の整備 G中野むくのき幼児園、保健・子育て支援センターの整備(すくすく東近江市事業)   素敵で懐かしい商店街に何度も訪れて!  小嶋大記さん(八日市町)  創業43年の生花店の2代目です。八日市商工会議所の一員として「East Rainbow☆」などを企画して、まちの魅力を市民の皆さんにアピールしています。  商店街には昔ながらの素敵で懐かしい飲食店がたくさんあるので、そこで地元の食材を味わうことがおすすめです。  たまには自動車から降りて商店街をぶらっと歩いて、まだ気付いていないまちの魅力を市民の皆さんに発見してもらいたいと思います。何をするにもすごく便利なこのまちが大好きなので、何度も訪れてほしいと思います。  世界に誇れるものが地元の商店街にはある! 清水薫さん(八日市上之町)   週末は福井県小浜市で夫と暮らしながら、八日市本町でジーンズの工房を営んでいます。服飾学校でミシンを学んでいたこともあり、本町商店街でジーンズの工房を営む小中儀明さんの縫製技術に感銘を受けて弟子入りを決意しました。  「デニムといえば東近江市」というイメージが根付くように、どうしてもほしいから遠方からでも買いに行くと思ってもらえるものづくりをしたいと思っています。市民の皆さんには、地元の商店街に世界に誇れるジーンズの工房があるということを自慢してほしいと思います。  郷土愛をもって、地元に還元しましょう! 寺井久人さん(建部日吉町)   地元の人に信頼されていた父の仕事に影響を受け、近江鉄道八日市駅前で鍼灸・整骨院を開院して12年になります。  八日市駅周辺には、近隣の市町と違って個性的な店が多く、食べ歩きや飲み歩きが好きな私にはたまりません。新しくできた店も、昔ながらの店もあります。  若い頃は県外にもよく遊びに行っていましたが、今は市外の友だちを地元に呼んで、バーベキューや飲み歩きをしています。市民の皆さんも郷土愛を持って、できるだけ地元に還元することを意識してもらえればと思います。    ※中心市街地活性化基本計画書は、市ホームページに掲載するとともに市立図書館にも備え付けています。  魅力的な催しがたくさんの中心市街地 @ 「本町パサージュ」(3月・6月・11月) A「びわこジャズ東近江」(4月) B「八日市聖徳まつり」フィナーレ花火(7月) C「同まつり」江州音頭総踊り(7月) D「東近江秋まつり」(11月) E「East Rainbow☆」(11〜1月)  にぎわいが生まれる本町商店街と近江鉄道八日市駅周辺  ■若い力が活躍 本町商店街では、2人の地域おこし協力隊が商店街の活性化に向けて活躍しています。吉田健一郎さん(右)がパンカフェを、北浦耀司さん(左)がヴォーリズ建築の旧住井歯科で革細工と飲食店を営みながら、書籍や服飾が入居する複合店舗施設を運営しています。  ■にぎわい拠点の整備 本町商店街のサンパークに隣接して、長年空家となっていた古民家があります。昭和初期まで中野地区にあった肥料問屋が移築され、衣料品の小売店が営まれていました。この古民家を飲食店などが入店するにぎわい拠点に改修整備します。  ■延命新地の修景整備   近江鉄道八日市駅近くには、宿場町として栄えた当時の面影が残る「延命新地地区」があり、春には清水川沿いの桜並木が、歩行者を和ませています。この雰囲気をより生かし、街歩きを楽しんでもらえるよう、道路の美装化や建物の修景整備を支援します。