太陽クラブ 辻  英幸 返礼品はまちの宣伝部長 Q  28年度の全国のふるさと納税は2844億円。これまで当市のスタンスは高額返礼品競争には与く みせず、適切な範囲で利用するということであった。  @4月から主管部が企画部から商工観光部へ移ったが、この制度の積極運用へ方向転換したのか。  A総務省通達にも、今後は地元産品を利用した返礼品の工夫、質の向上が重要になってくるとあるが、返礼品開拓に対する市の積極姿勢は。  B寄付金の使途を明確化すること、また市外への転居者に対しアピールすること等、本来の寄付文化の醸成を目指す努力も必要と考えるが。 A  @当市ではこれまでもふるさと納税制度を物産振興や知名度向上を目的のひとつとして進めてきました。30 年度から市内関係団体との連携を一層強化するために所管を商工観光部にしました。  Aこれまでどおり市内経済団体等と連携し、新規事業者の発掘を行いつつ、魅力ある特産品の創出や特産品を組み合わせた返礼品づくりのための勉強会を開いていきます。  B市民課窓口での転出者へのふるさと寄付のお知らせ等、可能性のあるものは検討していきたいと考えます。 公明党 吉坂  豊 地域で見守ろう 認知症高齢者 Q  現在までに「徘徊高齢者早期発見訓練」を実施した地区の数と今後の実施計画は。  また、28年9月議会で公明党が提案した「徘徊高齢者早期発見シール」が他市でも導入されているが当市での導入計画は。 A  認知症高齢者とその家族を支える地域づくりのひとつの手段として、これまでに6地区で実施されました。この訓練がすべての地区で実施されるよう支援していきます。  徘徊高齢者早期発見シールは、有効な手段のひとつとして、すでに導入した他市の状況を調査し、関係機関と協議しながら30年度中の導入を目指します。 Q  「つどいの広場」は地域子育て支援拠点として、市の委託事業で6箇所開設されている。その中には市が貸与している施設もあり、老朽化も目立つ。  それに伴う修繕や大きく成長した植栽の剪定作業などの支援は。 A  つくし児童館と童夢の館どむどむは、必要な修繕を行ったのち貸与してから7年が経過し、老朽化や不都合な面も出てきています。親子の相互交流や子育て相談の場として必要と考えており、今後も継続してその役割を担っていただきたいことから、協議の上、必要な修繕や植栽の剪定等を行っていきたいと考えています。 公明党 竹内 典子 災害の備えは十分ですか Q  「地区防災計画」とは、自分たちのまちに災害が起きたときに備え、災害時の準備と行動計画をみんなで作るものだが、  @市内で計画を策定した所は。  A市が養成してきた防災リーダーは何人か。  B計画策定の啓発、講習などの計画は。 A  @東近江市地域防災計画に位置付ける地区防災計画は現在のところありませんが、独自に防災計画を策定されている自治会等は100団体ほどあります。  A養成講座を115人の方が受講され、各地域で活躍されています。  Bいくつかの組織において防災計画の精査・検討を始められており、アドバイス等も行っています。今後も防災出前講座等の機会を通じ、啓発していきます。 Q  高齢者・障害者の個別ごみ対応について、身近に協力を得られない場合に、前もって申請された世帯に対して自宅を回りごみを回収し、声かけをすることで安否確認もできる事業が今後必要では。 A  高齢者のみの世帯等の増加に伴い、ごみ出しが困難な世帯が増えることが予測されるため、今後、ごみ回収の方法も課題になってくると認識しています。  共助の取り組みが広まるよう対応していきたいと考えています。 日本共産党議員団 廣田 耕康 使用時間の統一は寝耳に水 Q  今議会に提出されている「使用時間を午前9時から午後10時に統一する」などの体育施設条例の一部改正案に、利用者から「寝耳に水」と批判の声が上がっている。  @体育施設は指定管理とはいえ公的施設であり利用者の声を聞くべきだ。利用者は合併以来、現在の利用時間や休日に慣れ親しんできた歴史がある。利用者の声を直接は聞いていないとの声があり、一旦立ち止まるべきでは。   また、近年猛暑日が増え、熱中症の心配があり、夏場は開始を8時30分にすべきでは。  A31年4月に施行されるまでの周知期間の中で、いろいろな声があれば利用時間等を変更する用意はあるのか。 A  @指定管理者が利用実態を十分に掌握していることや、職員の勤務が8時30分からであり施設の安全確認の必要性から9時にしました。   改正案を取り下げることはありませんが、職員は8時30分には出勤していますので準備などはできますし、また条例内の「特別の理由」等で十分に対処できると考えています。  A利用者への丁寧な説明に努め、意見には指定管理者と相談し対応していきます。