東近江市民クラブ 西村 純次 どうなる?どうする?近江鉄道 Q 近江鉄道から「将来鉄道経営を単独で維持するのは困難であり、県に鉄道のあり方を検討して欲しい」と要請があった。 @鉄道事業の現状は。 A県の関わりは。 B副首長級会議に格上げされたと聞くが、今後の取り組みは。 C当市における位置付けと市の方向性は。 D桜川駅舎改修は。 A @利用者数は平成15年度以降増加傾向ですが、経営は平成6年から赤字です。施設の老朽化に伴う安全対策や施設整備の費用増大が主たる要因です。 A29年から、県の重点施策と位置付け、公共交通の維持存続と持続的発展について主体的に取り組んでいただいています。さらに、8月に専任管理監配置、課長職増員など、取り組みへの強い意志を感じています。 B29年から沿線市町の課長級で現状と課題の勉強会を8回実施してきました。今年7月には政策決定権を持つレベルでの副首長級による会議が開催されました。今後はさらに高度な検討を行っていきます。 C中心市街地活性化の取り組みは、近江鉄道の維持存続を前提としており、あくまで鉄道の存続を訴えていきます。 D31年度を目途にトイレも含め地域の玄関口にふさわしい駅になるよう計画を進めています。 東近江市民クラブ 西ア  彰 ようやく動き出した国道8号 Q 国道8号について、 @整備状況と進捗は。 A渋滞緩和が期待できる県道神郷彦根線の先線の構想は。 A @彦根市から当市間については、新規事業化に向けた調査やルート検討が進められています。7月には国において、バイパスや現道拡幅のルート案が示されました。また、当市から竜王町間については、沿線市町と連携し、期成同盟会として早期の整備を国や県へ要望しています。 短期的な渋滞緩和対策としては、御幸橋両岸の交差点改良を計画され、現在は詳細設計が実施されています。 A3月に策定された県の道路整備アクションプログラムで県道神郷彦根線の先線として、神郷町から五個荘金堂町までの路線が事業化検討路線として位置づけられました。 県の計画では、国道8号と並行する市道五個荘日吉川並線に接続する方針です。 Q 来年、JR能登川駅が開業130年を迎えるが、開業記念イベントの計画は。 A イベントについてはJRが実施について判断され、実施される場合は、協力をしていきたいと考えます。また、県内において同じく開業130年を迎える駅もあるので、関係自治体の動向について情報収集していきます。 東近江市民クラブ 田井中 丈三 鏡の湖面で国体を Q 水辺景観が日本遺産に認定された伊庭の集落内、その水源の伊庭山、そして集落の水が注いでいる伊庭内湖が年内にも重要文化的景観に選定される。 @瓜生川流域地区および伊庭地区の下水道などへの接続率は。 A野鳥や魚類も豊富で風光明媚な伊庭内湖は国体カヌー競技会場となるが、湖底にはヘドロも存在し水草や浮き草の繁茂も著しい。この機会にその除去と水質対策をすべきでは。 A @瓜生川流域で95%、伊庭町で89%です。今後も水洗化促進員の訪問等で一層促進します。 Aヘドロの除去は関係機関と協議していきます。外来種の水草は毎年駆除作業が行われています。また大規模なものは県と連携し重機駆除を行っています。 Q 防災対策について、 @豪雨等過去の災害は教訓にすべきと考えるが。 A今回の台風21号ではビニールハウスや畜舎など農業被害も甚大で、さらに多数電柱が倒れて停電した。防災情報告知放送システムは無線と乾電池で作動するため有効である。各戸の普及に全力を挙げるべきでは。 A @防災対策は平成2年の愛知川決壊も教訓に進めています。土のうステーションも順次増やしています。 A個別受信機設置のPRに努め、設置率向上に努力します。 東近江市民クラブ 青山 孝司 観光客への災害対策は Q 近年のゲリラ豪雨などを考えると、市内の観光地でも自然災害がいつ起こっても不思議ではない。住民の安全安心を守ることは当然だが、土地勘のない観光客に対しての災害時の対策は。また、宿泊施設や観光地、観光ガイドとの連携は。 A 災害発生時には、各宿泊施設や観光地の管理者がそれぞれの消防計画などのマニュアルにより観光客の安全確保に努められ、その後は、状況に応じて市の災害対策業務マニュアルに基づき対応することになっています。また、各宿泊施設や観光地の管理者と情報の収集や提供等の連携を図り、観光客の安全が守れるよう対応していきます。 Q 地元の隠れた名所・歴史・伝統・文化を再認識することが必要だと考えるが、太郎坊エリアのコンテンツ発掘や地域資源の磨き上げなど、歩いて楽しむまちなか観光の推進事業の内容と成果は。 A 「近江の水・歴史・暮らし ひがしおうみ観光コンテンツ発掘事業」として、太郎坊エリアの観光関係者に集まっていただき、ワークショップを開催して、この地域ならではの体験商品等の開発をしました。パンフレットの作成や大手観光会社の旅行紹介サイトにも掲載しました。他のエリアでも取り組みたいと思います。