東近江市の光を伝える 東近江市観光ボランティアガイド 東近江市の光(魅力)を多くの観光客に伝える東近江市観光ボランティアガイドの活動を紹介します。 ●まさに、光の伝道師  観光という言葉は、それぞれの地の「光を観ること」が語源の一つと言われています。   その地に宿る光(魅力)を知ることで、より深く観光することができ、その地に愛着を持つことができます。  観光客などに東近江市の魅力を伝えるのが東近江市観光ボランティアガイド協会の皆さんです。  現在、ガイドは63人。観光客からの依頼を受けて市内各所を案内しています。平成29年度には年間467件6,496人もの観光客を案内しました。八日市、永源寺、愛東、蒲生、五個荘の5つの支部が連携しあって、日々東近江市の光を伝えています。 ●東近江市の魅力は、日常の中にたくさんあります!  観光ボランティアガイド協会 会長 村田桂吾さん(妙法寺町)ガイド歴8年  退職後、ふるさとの歴史を学び、広く発信したいとガイドになりました。8年間、毎月2回以上、太郎坊・阿賀神社を中心にガイドをしています。  ガイドを通して、観光客の皆さんやガイド仲間とのつながりを作ることができました。また、ガイドをすることで改めて東近江市の魅力を発見することができ、日々感動しています。  和気あいあいとした雰囲気で、楽しくまちのことを知ることができ、やりがいのある活動ですので、多くの皆さんにガイドとして参画していただきたいと思います。 ●密着!近江商人の歴史が薫る五個荘金堂ガイド  コース 【スタート】ぷらざ三方よし→弘誓寺→鯉が泳ぐ水路を散策→近江商人屋敷外村繁邸→近江商人屋敷外村宇兵衛邸→【ゴール】ぷらざ三方よし※所要時間1時間30分  本日の案内人 深尾和子さん(五個荘石塚町)ガイド歴7年  観光ボランティアガイドによる観光ガイドに同行しました。今回は、五個荘金堂町を訪れた25人のグループを案内します。案内人はガイド歴7年の深尾さんです。  ぷらざ三方よしを出発し、一行は近江商人屋敷が軒を連ねる五個荘金堂町へ。まずは、江戸時代に本堂が建立された弘誓寺について深尾さんが説明します。実は、弘誓寺は那須与一の子孫によって建てられたそうです。那須与一は、平安時代の武将で源平の争いで扇の的を射ったことでも有名です。周辺にある蔵も特徴的。外壁下部の黒色の板は舟板と言い、田舟の板を再利用されたものです。参加者から「そうだったのか」「知らなかった」の声が漏れます。  風情あふれる路地を通り、いよいよ近江商人屋敷へ。今回は、外村繁邸と外村宇兵衛邸を案内します。  綺麗な水を生かし、環境にもやさしいカワトの仕組みや、外村繁と外村宇兵衛の人となりや商家の特徴、近江商人の家訓などを説明します。特に、外村繁の恋愛話や近江商人の社会貢献の話に参加者は大きくうなずかれていました。  「以前来た時より深く知ることができ、大変勉強になりました。また訪れたいです」「ガイドさんの話はすごく分かりやすかったです」などと訪問した人からは喜びの声があふれました。  観光ボランティアガイドの皆さんのおもてなしの心と丁寧な案内によって、東近江市のファンが着実に増えています。 ●大好きな東近江市を伝えよう!   鈴鹿山脈から琵琶湖まで広がり、多様な自然、奥深い歴史・文化・伝統が息づく東近江市。歴史愛好家の増加や積極的な観光PRなどにより、近年、東近江市を訪れる人が増えています。  観光ボランティアガイドへの依頼件数も増加傾向にあり、ガイドの活躍の場が増えています。市と東近江市観光協会、東近江市観光ボランティアガイド協会が一体となり、歴史講座や現ガイドによる市内案内などを行う新たなガイドを募集する講座を開きました。  また、観光ボランティアガイドになると県内外への現地研修、市内の史跡や歴史などの研修、案内モデルコースハイキングなど、楽しみながら学び、交流できる機会がたくさんあります。  ふるさとのことを改めて知ることができる機会にもなるので、ガイドの活動に取り組んでみたい人は、気軽に問い合わせてください。  問=東近江市観光協会  電話=0748‐29‐3920  IP=050‐5802‐8621  FAX=0748‐29‐3922