ももクロ春の一大事が紡ぐ 絆 ー 人と人、まちとまち ー  まちが熱気に包まれた「ももクロ春の一大事2018in東近江市」。全国各地から4月21日、22日の両日あわせ約3万2千人のももいろクローバーZ(通称ももクロ)のファン(通称モノノフ)の皆さんが参加し、ライブはもちろん、東近江市の特産品、観光地なども堪能していただきました。   この盛り上がりは2日間にとどまっていません。「ももクロ春の一大事」が紡いだ絆は、しっかりとまちづくりにつながっています。 ■人との絆  ももクロのメンバーが訪れた観光地は、「聖地化」し、イベント終了後も大勢のモノノフの皆さんが訪ねています。  特に太郎坊阿賀神社には大勢のモノノフが訪問し、お守りを手に入れたり、メンバーが写真に写っている同じ場所で写真を撮ったりと大変にぎわっています。  また、昨年11月に「ここ滋賀」(東京都中央区)で開催した東近江市の魅力を発信するイベント「まるごと東近江」では、ももクロ関連展示エリアに多くのモノノフが集結。春の一大事の話に花が咲きました。さらに、近畿圏のモノノフの集いにも東近江市が招待されました。 ■まちとの絆  第一回ももクロ春の一大事開催地は埼玉県富士見市。東近江市での開催に当たり、富士見市からノウハウを提供いただきました。この縁があり、昨年10月には「富士見ふるさと祭り」にも初めて出展しました。 東近江市×埼玉県富士見市×富山県黒部市 ″ももクロ 協定締結 ■ももクロの縁が地域をつなげる  2月13日には、「ももクロ春の一大事」の開催地東近江市、富士見市と今月に開催が予定されている黒部市による「〜笑顔のチカラつなげるオモイ〜地域連携協定」の調印式が富士見市役所で行われました。調印式には、ももいろクローバーZの高城れにさんとマネージャーの川上アキラさんも立ち会いました。  この協定は、「ももクロ春の一大事」の開催でつながりを持つ自治体が、互いの地域資源を生かし、知名度向上や誘客推進に取り組むためのものです。「ももクロ春の一大事」に関連した観光振興やグッズの制作、「ももクロ春の一大事」サミットの開催などを行うこととしています。また、今後、ももクロ春の一大事を開催する自治体も任意に加入できる仕組となっています。  調印式とその後に行われた会見で、小椋市長は、「『ももクロ春の一大事』では、東近江市を全国にPRできました。また、このように特徴が異なる3市が連携できるのは地方創生を進めるなかでも大変意義深いものだと感じています」と期待を寄せました。  高城れにさんは、「私たちがきっかけでつながりが生まれ、大変うれしいです。次につなげられるように黒部市でのライブも頑張りたいです」と今後の抱負を話しました。  「ももクロ春の一大事2018」の開催から1年経ちますが、今でも全国各地のモノノフの皆さんにお越しいただいています。  メンバーのイメージカラーのお守りを手にしていただくことが多く、モノノフの皆さんの間でコミュニケーションツールとなっているとも聞きます。  太郎坊・阿賀神社  権禰宜 松井佑一さん   ももクロがご縁で初めて訪れた東近江市。会場で出会った市民の皆さん、スタッフの皆さんの笑顔やおもてなしの姿に終始感動していた私たちです。  あれからテレビなどで東近江市の文字が出ると反応してしまいます。今度はゆっくり観光で遊びに行きたいです。  モノノフ  島村武志さん、  島村久美子さん(埼玉県さいたま市   富士見市から東近江市へ、そして今年は黒部市へと「ももクロ春の一大事」というバトンが見事につながりました。  ももいろクローバーZにより結ばれたこの絆が、それぞれの地域や市民の皆さんに広がり、さらに交流が深まることを強く願っています。  富士見市地域文化振興課  課長 中嶋泰裕さん