フォトニュース ひがしおうみ東西南北 季節の話題をお知らせ! 9月21日 秋の夜長に音楽を楽しむ 悠久の丘お月見コンサート  悠久の丘お月見コンサートが、蒲生コミュニティセンターで開催され、市内外から大勢の来場者で賑わいました。  蒲生地区にある史跡公園悠久の丘あかね古墳公園は、木村古墳群が平成2年に滋賀県指定史跡に指定されたのを契機に復元整備された公園です。  このイベントは、木村古墳群の魅力を発信するために、毎年悠久の丘あかね古墳公園を舞台として開催されているものです。今年は、悪天候のため、蒲生コミュニティセンターで開催されました。  ホールでは、秋夜の悠久の丘あかね古墳公園をイメージして飾られたステージ上で、和太鼓創作ユニットの「鼓娚」による力強い太鼓の演奏やココナッツ・クラッシュ・オーケストラによるジャズの演奏が行われました。来場者は、演奏に合わせて手拍子をするなど、パフォーマンスを楽しみました。  来場した椎葉彰さんは、「小学生の子どもが太鼓を習っているので、鼓娚さんの演奏を目当てに来場しました。力強い演奏を満喫できました。古墳公園を模したステージもよい雰囲気でした」と満足気でした。 9月24日 14人目の協力隊に仲川さん  東近江市では、仲川恭未さんを14人目の地域おこし協力隊として委嘱しました。  地域の皆さんが健康で住みよいと実感できるまちづくりに寄与できるよう「健康」をテーマとして10月1日から湖東地区で活動されています。  9月24日に市役所で行った委嘱式では小椋市長が仲川さんに委嘱状を手渡し、「健康というテーマを主軸に置きながら、地域資源の活用や地域課題の解決にも広く取り組み、地域の新しい風となってほしい」と期待を込めました。  仲川さんは、「東近江市の自然と共生した暮らしにひかれて、協力隊への応募を決めました。介護や心理学、食、整体などに関わってきた私の経験を生かし、地域の皆さんとともに活動していきたい」と意気込みを話しました。 9月29日 明治・大正時代へタイムスリップ ぶらっと五個荘まちあるき  江戸時代の後期から昭和の初めにかけて全国各地で活躍した近江商人の偉業を伝えるイベント「ぶらっと五個荘まちあるき」が、近江商人屋敷が残る五個荘金堂地区で開催されました。  「近江商人時代絵巻行列」では、チンドンが奏でる軽快なリズムに導かれ、近江商人の旅姿や、はかま姿の女学生、商家の娘などにふんした約90人の行列が、白壁や舟板塀の蔵屋敷が連なる町並みを練り歩きました。  また、商家に伝わる家宝や現代作家のアートなどを近江商人屋敷や社寺仏閣で公開する「ぶらりまちかど美術館・博物館」も開催されました。今年、初公開となる旧中江勝治郎邸では、人気画家の「近江」をテーマにした作品も展示され、参加者は作品の鑑賞とあわせて、邸内をゆったり見学し、近江商人の暮らしに思いをはせました。  市内から来場した小暮富美子さんは、「地元にある素晴らしい歴史と文化に改めて気付くことができました。屋敷や近江商人の文化を後世にもつないでほしい」と話しました。 10月13日 職人の技を体感 奥永源寺 匠の祭  木地師文化発祥の地である奥永源寺地域にある筒井神社(蛭谷町)周辺で、「奥永源寺匠の祭」が開催されました。木地師とは轆轤で木から椀や盆などをつくる職人です。平安時代初期、惟喬親王が轆轤技術をこの地域に伝えたことが始まりとされ、今年5月には、「木地師文化発祥の地 東近江市小椋谷」として林業遺産の認定も受けました。  この祭では、木地師のほか職人の皆さん32人が集まり作品の展示販売が行われました。高橋力男さんによる足踏み轆轤の体験会も行われ、来場者は秋晴れの一日に匠の技を体感しました。  足踏み轆轤を体験した辰巳雅之さんは、「少しの力加減で木の削れ方が変わりました。職人の技術の一端に触れられ大変満足です」と話しました。