永遠に続く、友好の絆 祝 交流開始 アメリカマーケット市40周年、中国常徳市25周年  アメリカ・マーケット市と中国・常徳市。今年は両市との交流開始から節目の年を迎えます。  市民の皆さんとともに行うさまざまな交流事業により、友好の絆を深めてきました。今後も、このあたたかな友好をもとに、さまざまな分野での交流を推進します。  問=企画課 電話=0748‐24‐5610 IP=050‐5801‐5610 FAX=0748‐24‐1457 ■世界に広がる交流の輪   外国の皆さんと交流することは、多文化共生の心を育むとともに、自身の視野を広げ自分のまちのことを客観的に見ることができ、魅力を再発見できる機会にもなります。また、都市と都市が長年交流を続けることは、両都市のつながりや絆を生かして文化や経済分野での交流の進展にもつながり、大変意義のあるものです。  東近江市は現在、5つの都市(アメリカ・マーケット市、カナダ・テーバー町、韓国・場岩面、中国・常徳市、スウェーデン・レトビック市)と国際交流を、1つの都市(韓国・統營市)と文化交流を行っています。各都市との交流は、友好親善使節団の相互派遣を中心に、まち同士、市民の皆さん同士で多彩な交流を続けています。  カナダ・テーバー町との交流では、中学生が友好親善使節団員となり相互派遣を行っています。今年度は9月21日から28日までの8日間、市内の中学生9人を含む12人の友好親善使節団がテーバー町を訪れました。現地ではホームステイでテーバー町の皆さんとの交流や、現地の中学校生活に触れました。 ■マーケット市との交流   東近江市の国際交流の中で最も歴史あるのがマーケット市との交流です。昭和54年に旧八日市市が姉妹都市提携を締結しました。  友好親善使節団の相互派遣や市民交流に加えて、マーケット市にある「北ミシガン大学」へ東近江市から毎年姉妹都市奨学生として留学生を受け入れていただいています。  39人目の姉妹都市奨学生として令和元年5月まで約10カ月間留学していた村田健斗さん(三津屋町)は、「留学中は、マーケット市の皆さんから家族のように接していただき、両市の絆の深さを実感しました。現地で出会った皆さんとの交流は今でも続いています。今後も、国際交流に携わりたい」と振り返ります。 ■マーケット市友好親善使節団が訪問   10月25日から11月4日までの11日間、マーケット市から友好親善使節団(団長 ポーレット・リンドバーグさんほか9人)が東近江市を訪れました。  滞在中、使節団の皆さんは、大本山永源寺や太郎坊・阿賀神社、五個荘金堂地域などの名所の見学、書道や着物の着付けなどといった日本文化の体験を行いました。また、ホームステイにより市民の皆さんと交流を深めました。  今年は、交流が始まり40周年を迎えることから記念式典と市民交流会が開催されました。ホストファミリーの皆さんのほか、過去の姉妹都市奨学生などマーケット市にゆかりのある皆さん約80人が参加し、今後の両市の友好関係を確かめ合いました。ホストファミリーの奥村恒雄さん、江美さん(鈴町)ご夫妻は、「今回で4回目の受け入れで、回を重ねるうちに家族のような存在になっています。国境を越えた人と人とのつながりの素晴らしさを実感しています」と笑顔を見せました。 マーケット市友好交流副責任者 ポーレット・リンドバーグさん  私をはじめ、多くのマーケット市民が東近江市のことを第二のふるさとと思っています。長年にわたる交流で育まれた友好の絆を次世代につないでいけるように取り組みたいと思っています。   ■常徳市との交流・友好代表団が訪問   常徳市とは平成6年に友好都市提携を締結しました。友好代表団の相互派遣をはじめとして、常徳市から定期的な行政研修生の受け入れなどを行っています。市民の皆さんも定期的に常徳市を訪れるなど市民交流も盛んに進んでいます。  交流が始まり25周年を迎えるにあたり、10月15日から17日までの3日間、常徳市友好代表団(団長 ?碧波副市長ほか4人)が東近江市を訪れました。今回は、教育・文化振興の関係者を中心とする友好代表団で、船岡中学校やびわこ学院大学、中野むくのき幼児園など教育施設を視察し、東近江市の藤田教育長や各校・園の関係者と教育・文化について意見を交わしました。?団長は、「学校の時間割や放課後の過ごし方、施設整備など東近江市の教育について学ぶことができ大変参考になりました」と話しました。  市長への表敬訪問では、和やかな雰囲気の中、経済面での交流の進展などについて話されました。 東近江市名誉市民・初代東近江市長 中村功一さん  25年の間に育まれた常徳市との絆は大変深いものです。特に21人の行政研修生は今も東近江市のことをふるさとのように思っており、交流が続いています。今後、両市の交流がさらに広がることを期待します。