特集 消防団員にインタビュー お父さんは地域のヒーロー 仕事を持ちながら、日夜防災活動に尽力されている消防団員。火事や災害があれば、市民の安全のためいち早く現場に駆け付け、消火・救援活動に奔走されています。 今回は、そんな消防団員の皆さんの思いを聞くため、昨年の第5 4 回滋賀県消防操法訓練大会小型ポンプ操法の部で優勝された第7 方面隊( 能登川地区) 第2 2 分団の方々にお話を伺いました。 Q消防団の魅力は? 年齢や自治会の枠を超えたつながりができる。 みんなで助け合ったり、年齢が離れていても気軽に話せてすごく雰囲気がいい。 ポン操など、一つのことに対してかける思いや充実感、達成感を実感できた。 Q消防操法訓練を通じて得られたことは? やり遂げようと思う気持ちが自分に生まれた。 練習を介して団員間の会話が増え、団結力が増した。 正義感が芽生え、いざ火事や台風の際には、「1番に行かないと」という気持ちを持つようになった。 選手はやらされ感ではなく、やらねばならないという責任感を持てた。 サポートメンバーも選手のためにどう準備していくかを常に考えるようになった。 運動する機会を得てダイエットできた(笑)。 この歳で怒られるとは思わなかった(大笑)。 Q職場や家族の理解は 職場の上司が消防団経験者なので理解はある。 練習も「頑張れ」と送り出してくれる。 職場の上司の理解があまりなく、仕事中に出動がかかると職場に迷惑をかけていると感じる。 台風がくれば出動するものだと家族は思っている。 出動中に家族から連絡があったときは、家族も不安な思いをしているのかと思った。 消防服を着て出動するので、子どもからは消防が本職だと思われていた。 優勝したときに、子どもから「4か月間よく頑張ったね」と言ってもらえた。 Q最後に 「消防団は酒を飲んでいるだけ」「年中訓練している」というイメージが強いが、実際はそんなことはなく、メリハリをつけてしっかり活動している。 実際に経験すれば得られるものがたくさんあるので、まずは体験してほしい。 団員確保は大変だが、自治会にも理解していただいているのはありがたい。 インタビューに参加いただいた皆さん 分団長  仙 波 直 一 副分団長  中 澤 宏 昭 部  長  上 田 純 之 副部長  北 浦 博 司 班  長  松 田 達 明 団  員  大 前 直 樹 団  員  中 尾 友 彦 団  員  澤  大 樹