■記号は、問=問い合わせ IP=IP電話  特集 令和2年度 当初予算       ■第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づくまちづくり  令和2年度は、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げる4つの柱に基づき予算の重点化を図ることで、本市の豊かで多様性のある自然環境と魅力ある地域資源を最大限いかしつつ、誰もが健康で明るくいきいきと輝きながら暮らしていることをより一層実感できるまちを目指した予算としました。  ●活力ある東近江市の創生  近江鉄道八日市駅前の拠点施設や交通広場などの整備を進めることで、都市機能の充実を図り、中心市街地のにぎわいを創出します。併せて、新規企業の進出や既存企業の設備投資拡大を支援することで、雇用の創出を実現します。  また、本市の基幹産業である農業振興については、新規就農支援をはじめ、水田野菜の生産拡大や地域商社「株式会社東近江あぐりステーション」が進める地域内中規模流通の仕組みを強化させることで、農家所得の向上を図ります。  ●魅力ある東近江市の創生  本市の歴史的資源や自然環境を観光資源として活用するため、観光まちづくりを進める法人を設立し、支援や地域全体をホテルに見立てた分散型ホテルの整備を進めます。  定住移住の推進では、市民の皆さんの定住と市外からの移住について、「住む」「働く」の視点からサポートし、新しい人の流れをつくります。  ●夢のある東近江市の創生  妊娠・出産・子育てでは、見守りおむつ宅配便や中学3年生までの医療費助成などについて継続して取組を進めるとともに、乳幼児をもつ保護者の不安解消や子育て情報を提供するため、地域子育て支援拠点を設置します。  また、認定こども園や学校施設の整備を進めるとともに、保育士の人材確保対策の強化、増加する外国籍の児童生徒を対象としたサポートルームや日本語初期教室の設置など、子育て環境の充実を図ります。  ●豊かな東近江市の創生  地域の公共交通の利用促進を図るため、近江鉄道線においてワンコインで1日乗り放題となる特別乗車券を発行する新たな事業を実施します。また、ちょこっとバス学生お試しキャンペーンを引き続き実施します。  道路整備では、名神高速道路黒丸パーキングエリアに接続するスマートインターチェンジの基本計画の策定をはじめ、地域を結ぶ幹線道路の整備を進めることで都市基盤の整備を図ります。  総合計 810億2,368万円(△0.6%)  ●一般会計   まちづくりや福祉、教育など、市の全般的な事業を行う会計  ●特別会計   保険料や使用料など特定の収入で事業を行う会計  ●企業会計   事業収入により経営する会計    一般会計 498億円 ±0.0% ●特別会計  国民健康保険(事業勘定)106億5,500万円 △0.2%  国民健康保険(施設勘定) 4億9,300万円 △58.7%  後期高齢者医療 12億4,200万円 6.6% 介護保険 86億6,100万円 0.3% 農業集落排水事業 13億5,700万円 △3.1% 公設地方卸売市場 4,200万円 △15.7% 小計 224億5,000万円 △2.7% ●企業会計  水道事業 30億908万円 △2.2%  下水道事業 54億2,976万円 2.7%  病院事業  3億3,485万円 14.2% 小計 87億7,368万円 1.4% 合計 810億2,368万円 △0.6% ■一般会計498億円 △0.6% ●歳入  自主財源 市が自主的に確保できるお金   市税 市民の皆さんや企業などからの税金   繰入金 基金(貯金)を取り崩したお金   負担金・使用料・手数料など 特定のサービスを受けた人が負担するお金。施設利用料など   繰越金・諸収入など 前年度から繰り越されるお金や寄附金など  依存財源 国や県から割り当てられるお金   地方交付税 国税の中から市へ交付されるお金   国庫支出金・県支出金 特定の事業に対して国や県から支出されるお金   市債 市の借金   地方消費税交付金など 国から一定の割合で配分されるお金など  市税 165億2,555万円 (0.6%)  繰入金 37億3,896万円 (5.1%)  負担金・使用料・手数料など 5億9,184万円(△31.8%)  繰越金・諸収入など 20億6,133万円(3.8%)  地方交付税 104億円(1.0%)  国庫支出金 57億9,845万円(△2.5%)  市債 40億2,940万円(4.2%)  県支出金 33億3,748万円(△13.2%)  地方消費税交付金など 33億1,700万円(10.6%) ●歳出(目的別内訳)  民生費 児童や障害者、高齢者福祉の充実など  公債費 市の借金の返済  教育費 学校や社会教育、施設整備など  総務費 市民活動や防犯、交通対策など  衛生費 健診やごみ処理など  土木費 道路や河川、公園の整備など  農林水産業費 農業や林業、水産業の振興など  消防費 消防や救急活動など  商工費 商工業や観光の振興など  民生費 173億2,985万円(△5.7%)  公債費 63億5,183万円(1.8%)  教育費 66億8,319万円(16.3%)  総務費 55億1,301万円(6.3%)  衛生費 39億4,304万円(△12.9%)  土木費 39億8,187万円(0.8%)  農林水産業費 23億2,509万円(△0.1%)  消防費 16億4,547万円(1.5%)  商工費 11億2,281万円(15.4%)  議会費ほか 9億385万円(6.7%) ●歳出(性質別内訳)  人件費 100億8,366万円 32.3% 職員の給料、議員報酬、各種委員報酬など  扶助費 88億6,796万円 △2.4% 児童手当や障害者・高齢者の支援、生活保護など  物件費 73億7,481万円 △18.7% 公共施設の維持管理など  補助費など 67億8,390万円 △4.1% 消防やごみなど、広域で事業を行う組合への負担金など  公債費 63億5,183万円  1.8% 市の借金の返済  普通建設事業費 49億3,933万円 △1.7% 公共事業など、将来への投資  繰出金 45億5,668万円 △7.8% 特別会計・企業会計への繰出金など  積立金など 8億4,183万円 13.3% ふるさと寄附基金や財政調整基金への積立など   ※市の予算を分かりやすくするために四捨五入し、万円単位で表示しています。このため、合計額などにおいて合致しない部分があります。  ※( )内の%は、対前年度比です。 令和2年度 当初予算 地方創生へのチャレンジ       10年先、20年先も活力ある東近江市の創生に向けて       本市の豊かで多様性のある自然環境と魅力ある地域資源を最大限にいかし、「誰もが健康で明るくいきいきと輝きながら暮らしていることをより一層実感できるまち」を目指して、       今年度に取り組む重点施策を紹介します。  問=財政課 電話=0748-24-5602 IP=050-5801-5602 ファクス=0748-24-0752 ●活力ある東近江市の創生  ■中心市街地にぎわい創出事業  1億9,719万円   近江鉄道八日市駅前に官民連携による拠点施設整備や観光バス乗降場などの交通広場整備を進めるなど、中心市街地の活性化に取り組みます。  ■水田野菜生産拡大推進事業補助金 1,200万円  水田における野菜の作付けを拡大し、継続して生産・出荷する農家を支援します。  ■農林水産創造・ネットワーク事業  4,060万円  市内で収穫された新鮮な野菜を市内スーパーなどで販売する仕組みを強化し、野菜の生産振興および流通・販売体制の構築と生産・出荷農家の拡大を図り、儲かる農業を目指します。  ■営農組織育成対策事業補助金  500万円  地域農業の担い手である集落営農組織への農業機械導入経費を補助します。 ●夢のある東近江市の創生  ■見守りおむつ宅配便        2,733万円  満1歳未満の乳児を養育する家庭を対象に、紙おむつなどを専門の宅配員が声かけをしながら宅配し、子育て世帯の見守りに引き続き取り組みます。  ■保育士人材確保対策   1億138万円  保育士の資格を取得する意思がある人材を保育サポーターとして雇用し、受験資格に必要な実務を積むことで、本市で働く保育士の確保につなげていきます。  ■認定こども園施設整備     1億2,791万円   ○主な整備箇所   旧もみじ保育園解体・駐車場整備、さくらんぼ幼児園空調整備ほか  ■学校施設整備        12億5,728万円   ○主な整備箇所   聖徳中学校大規模改修、蒲生西小学校大規模改修、八日市北小学校増築、布引小学校プール改修ほか ●魅力ある東近江市の創生  ■歴史的資源を活用した観光まちづくり事業 7,300万円  本市の歴史的資源を活用するため、観光まちづくりを進める法人の設立支援や分散型ホテルの整備を進めます。  ■民泊推進事業                500万円    教育旅行や民泊の運営体制の強化を図り、地域特性をいかした民泊の開業や体験プログラムを創出します。  ■社会体育施設整備   5億7,850万円   ○主な整備箇所   蒲生体育館改修、布引陸上競技場スコアボード新設、ひばり公園ひばりドーム改修ほか  ■文化振興施設・博物館整備    5,126万円   ○主な整備箇所   あかね文化ホール空調改修ほか ●豊かな東近江市の創生  ■近江鉄道東近江市特別乗車券の発行 2,020万円  本市にとって重要な公共交通機関である近江鉄道線の利用促進を図るため、期間限定で割引フリー切符を発行します。  ■(仮称)黒丸スマートIC設置推進事業 1,619万円  名神高速道路黒丸パーキングエリアに接続するスマートICの基本計画を策定します。  ■道路の整備         9億1,946万円    ○主な整備箇所   市道山上上二俣線、都市計画道路小今建部上中線 (聖徳工区)、都市計画道路中学校線 (垣見工区)ほか  ■支え合い・にぎわいの拠点づくり事業補助金     500万円  世代を超えた支え合いやにぎわいの拠点づくりに資する備品などを整備する自治会を支援します。  ■政策的医療交付金  2億6,600万円  能登川病院が行う救急医療および小児医療、蒲生医療センターが行う総合家庭医、予防医療の充実および訪問・通所リハビリなどの充実を政策的医療と位置付け、市民の皆さんに安定した地域医療を提供します。 ※各項目は令和2年度に実施する施策で、開始時期は項目ごとに異なります。