一 般 質 問 9月9日、10日、11日に22人の議員が一般質問を行いました。質問と答弁の概要をお知らせします。また、議会ホームページでは、インターネットによる動画配信も行っています。 太陽クラブ 櫻  直美 届けよう、感染者への励ましの声 Q  新型コロナウイルス感染症は、感染による健康被害よりも人から受ける誹謗中傷が怖いという声が聞かれ、経済・社会活動の委縮の一因にもなっている。感染した方やその方が所属する事業体が経済活動、社会活動を再開、継続するため、踏み込んだ応援が必要と考えるが。 A  本市では、資金繰り支援のための利子補給や感染予防対策のための補助金、事業者への家賃など固定費の補助金や全世帯への5千円クーポン券事業など、市内事業者の事業継続を支援するため、さまざまな施策を講じています。 Q  市の専任手話通訳者の予算は3名分あるが、平成30年度から2名しか雇用できていない。国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会には400人の手話通訳者が不足すると報道されている。手話通訳者の高齢化が進む中、十分な収入が得られず、職業として目指す環境も整っていない。国の手話言語法、県の手話言語条例の制定が進まない中、市が未来に向けてできることは。 A  手話通訳者の充実に向けては、引き続きハローワークなどで募集を行うと共に、手話奉仕員養成講座の受講者には手話通訳者を目指してもらえるよう働きかけます。 太陽クラブ 安田 高玄 なくそう 待機児童  子育てをしながら働きたい方も多くおられるが、子どもを預かってもらえず働けない現状がある。本市における待機児童対策について、 @本市の待機児童数は。 A待機児童が解消できない要因は。 B今後の対策は。 A @令和2年8月1日現在で69人です。 A現在の69人については、全施設の受け入れ可能な人数でいうと入所は可能ですが、希望される園に偏りがあることや保育士が不足しているため待機児童が出ています。特に待機児童の大半を占める3歳未満児については、年々、入所希望者が増加していることが要因と考えられます。       B待機児童解消には、施設および人材確保が必要であり、平成25年度からこれまで各地区において施設整備を進め930人の定員の増加を図るとともに、就職フェアの開催などにより人材確保を進めてきました。  今後においても、3歳未満児の入所希望者が増加していることから、小規模保育事業所などの整備を推進するとともに、令和3年度からは、幼稚園における預かり保育を拡充することで引き続き待機児童解消に努めていきます。 太陽クラブ 戸嶋 幸司 自治会単位では申請できない?  一般財団法人自治総合センターが助成する「一般コミュニティ助成事業」について、本市ではなぜ自治会単位での申請ができないのか。 A   この助成金の採択件数は年間数件であり、市町合併により380を超える自治会に助成の恩恵を受けていただくことが難しいと判断し、各地区の自治会連合会やまちづくり協議会に助成することを要綱に定めました。  要綱制定から9年が経ち、14地区でひと通り採択されたことも踏まえ、今後は自治会単位での申請ができるよう検討していきたいと考えています。 Q  垣見隧道の通行止めにより、隧道に最も近い垣見踏切では迂回路の最優先経路になるため渋滞が予想されるが現状は。  また、自治会内を通り抜けて垣見踏切に出る車が増えることが予想されるが対策は。 A  現在、大きな渋滞は発生していないものと認識しています。引き続き状況確認を行っていきたいと考えます。  自治会内の通行状況ですが、工事区間手前で通行規制をかけており、中学校側から進入してきた場合の自治会内を通り抜ける車両は抑制できていると認識しています。今後、車両が増えた場合は、啓発看板の増設や交通整理員の配置などの対策を講じます。 令和4年2月まで通行止め予定の垣見隧道 太陽クラブ 辻  英幸 感染症に対する業務継続計画は Q  県内の病院や介護施設で集団感染の発生が発表され、また4月には大津市役所で集団感染により業務縮小を余儀なくされた。本市には震災時における業務継続計画(BCP)はあるが、新型コロナウイルスの集団感染発生時のBCPも必要ではないか。 A  本市では新型インフルエンザが世界的に流行した平成21年に直ちにBCPを作成し発生時に備えてきました。今年4月の緊急事態宣言発令時には市役所内の全部局を対象として業務継続について調査し、在宅勤務による勤務の分散化、職員の密接密集を回避する取り組みを行い緊急時の態勢を整えました。今後集団感染が発生した際には震災時のBCPも活用しながら業務継続に当たるようにしていきます。 Q  市民のライフラインの維持は最優先の業務であるが、消防・ゴミ処理・火葬などの広域行政組合での新型コロナウイルス感染症対策は万全か。 A  各組合において、マスク着用・手洗い励行・換気の実施などそれぞれにルールを定めて感染症対策を講じておられます。また、職員に罹患者などが発生した場合でも業務が途切れることの無いよう勤務体制や執務室の分散を検討されています。 公明党 竹内 典子 お済みですか?予防接種 Q  予防接種について、 @コロナ禍におけるインフルエンザワクチンについて、65歳以上の高齢者、妊婦、子どもへの優先的な接種に向けた取り組みは。また、接種費用の助成については。 A子宮頸がん予防ワクチンについての取り組みは。 A @この冬は、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行を最大限に警戒すべきことから、医師会の協力を得ながら接種率向上に向けて啓発をしていきます。市ホームページで啓発するとともに、妊娠届の提出時、妊婦向けマスクの配布時、乳幼児健診時や、園・小学校を通じて接種を呼びかけます。  接種費用の助成については、県が助成事業を検討しているので、動向を注視していきます。 A子宮頸がんワクチンについては、健康ガイドブックなどで情報提供し、本年度は対象となる年齢の女子の保護者に啓発リーフレットの配付を予定しています。 Q  ひきこもりやダブルケアなどの相談を丸ごと受け止める「断らない相談支援」を中心とした包括的支援体制の構築は。 A  法改正による国からの支援を活用し、既存の相談支援などの取り組みを生かしつつ、参加支援や地域づくりに向けた支援が一体的に実施できるよう、さらに充実した体制を構築します。 インフルエンザ予防接種の助成一覧