太陽クラブ 辻  英幸 コロナ禍における広報手段とその評価 Q  市内全世帯に配布された「東近江市ももクロクーポン券」について、 @市民にどのような広報手段で伝えていたのか。 A登録店舗にはどのような方法で案内していたのか。 B現時点での登録店舗数と利用額、評価は。 A  @市内全世帯にクーポン券と合わせてパンフレット類を送付しており、これが最大の周知方法であったと考えています。さらに、ホームページやマスコミへの情報提供に加え、登録店舗、公共施設などにポスターやのぼり旗を配布しました。 Aホームページやマスコミへの情報提供に加え、お泊りクーポンと合わせて市内経済団体に説明していただきました。 B12月1日現在、登録店舗は753店舗、クーポン券利用額が3841万円です。  評価としては、取扱店舗へ10%上乗せして換金することや大型小売店舗を除外したことで、多くの店舗で売り上げの回復につながったと評価をいただいています。さらに、今回の事業は1000円ごとの支払いに対して500円のクーポン券1枚が利用できるため、額面以上の消費喚起につながると好評をいただいており、経済対策と併せて市民生活の一助になっていると考えています。 太陽クラブ 戸嶋 幸司 見やすい?使いやすい? Q  ホームページの運営計画について、 @現在のホームページのデザインは使い始めてどれほどか。また、今後デザインを変更する計画は。 A古くなったコンテンツのチェックや使いやすさの工夫など、ブラッシュアップは定期的に行われているか。 B市ホームページに導入するATを活用した情報検索システムであるチャットボットは、比較的軽易な疑問について電話などで問い合わせることなく気軽に回答を得ることができるが、運用はいつからか。 A  @4年目となります。平成21年度に現行のシステムに移行し、28年度にデザインのリニューアルおよびバージョンアップを行いました。今後については、令和5年度にシステムを含めて全面リニューアルを行いたいと考えています。 A特設サイトの開設や関連記事とリンクしたメインビジュアルの更新など利用しやすくなるよう随時修正をしているほか、古い情報は年度末に公開終了や削除対象の確認を担当ごとに行い、広報課で全体的な更新を行っています。 B運用時期は令和3年2月からの開始を予定しており、当面は市民課の業務内容について導入します。 コロナ禍の大規模災害に備えて 1月19日に、東近江市議会業務継続計画(BCP)に基づく災害時感染症対策研修を実施しました。  市議会では大規模な災害の発生時においても、議決機関・住民代表機関として迅速に意思決定できる機能維持を図るため、必要な組織体制や議員の行動基準などを定めた東近江市議会業務継続計画(BCP)を策定しています。そのBCPをブラッシュアップすべく、毎年この時期に災害時の行動に関する研修および訓練を行っています。  今回は、感染症蔓延時に大規模災害が発生したという想定で研修を行いました。風水害の場合はできるだけ安全な場所に全員が避難しますが、感染症の蔓延時にはできる限り人と人の距離を取らなければなりません。この相反する行動を同時に行うことが必要になります。  まず、健康推進課から日頃の備えについて説明を受けました。家庭用漂白剤を500倍程度に希釈することで消毒剤として使用できることは恥ずかしながら知りませんでした。次に、防災危機管理課から避難所での距離の取り方などの説明を受け、その後4班に分かれ、実際にパーテーションや簡易ベッドの組み立ての体験をし、避難所生活を実感しました。また、感染症対策として医療用ガウン・手袋・フェイスシールドの着脱訓練もしました。特に脱ぐ際にはウイルス付着の可能性がある表面には決して触れることの無いよう裏返しながらの脱衣に細心の注意が必要であり、医療従事者の方々の苦労を実感することとなりました。  我々は議員といえども一市民であり、各地域の一員です。万が一の際に各自がそれぞれ置かれた場所で最善の行動が取れるよう、日頃からの準備がいかに重要かを知った貴重な一日となりました。 (辻 英幸) 担当部から説明を受ける 医療用ガウンなどの着脱訓練 パーテーションの組立訓練