A  @介護サービス基盤の整備については、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、認知症対応型グループホームや小規模多機能型居宅介護などの地域密着型サービス施設の整備を引き続き図っていきます。  人的基盤の整備については、介護職の魅力発信を行い、介護サービスの安定的な提供ができるよう、職場見学会や就職説明会の実施、また養成研修や介護ロボット、ICT導入支援などにより介護人材の確保と定着支援を図りたいと考えています。A各教科で知識を高めることだけでなく、幼い頃から本市が持つ豊かな自然や歴史、文化に触れ、郷土愛を育むことは大切と考えており、こういった取り組みを重ねることが、ひいては国を愛することにつながっていくものと考えています。 がん治療完結率の目標値は Q  豊かな東近江市の創生について、 @近江鉄道の新たな運行形態への移行を見据えた利用促進に対する考えは。 A(仮称)黒丸スマートIC周辺の土地利用のビジョンは。 B蒲生医療センターのがんセンター整備による東近江医療圏域のがん治療完結率の改善および他の疾病の完結率は。 C高等専門学校の誘致についての考えは。 @昨年の法定協議会で近江鉄道の全線存続が決定し、令和6年度から新たな運行形態である上下分離方式に移行することになります。さらに利用促進を図るために聖徳太子薨こう去きょ1400年のイベントに併せて、「近江鉄道乗車キャンペーン」などを実施し、本市の商業や観光の振興が図れるよう検討をしているところです。 AスマートICを設置することによる利便性を生かす開発ができればと考えます。設置による恩恵は、その周辺だけでなく市域全体に及ぶものと考えており、交通の分散による渋滞緩和の効果も期待できることから、スマートICを積極的にPRし、市内全域での企業誘致や定住移住施策を進めていきます。 B蒲生医療センターに建設中のがん診療棟については、8月から一部診療を開始し、本格的な稼働は10月からとなります。この施設整備の目的の一つとして、東近江医療圏域のがん治療の完結率向上があります。現在、急性心筋梗塞、脳卒中、成人肺炎、大腿骨頚部骨折については、県内の他圏域に比べ同等かあるいはより優れた設備、人的配置ができており、完結率が85%を超えていますが、がんの完結率は56%と極端に低い状況です。がん治療の完結率も85%を目標としています。 C高等専門学校が本市で開学されれば、地域の雇用対策や地方創生に大きくつながることから、市内企業の支援もいただきながら、本市への誘致に向けて努力していきます。 太陽クラブ 戸嶋 幸司 人口減少社会を見据えて Q  日本の総人口が減少している中で、本市の人口動向をどう捉え、どのような施策を講じるべきと考えるか。 A  コロナによる人口への影響は、今後分析する必要がありますが、若い世代の転出超過、特に県内他市町への転出については引き留めることができると考えており、住宅や公共交通施策の強化、市内での魅力ある買物や余暇を過ごす環境づくり、子育て・教育環境の充実などの対策を講じることが重要であると認識しています。  また、大学などへの進学により転出された方に対しては、卒業後、本市で働いてもらえるように多様な職種の企業誘致や創業支援の強化などが必要であると考えています。  さらに、結婚から出産・妊娠・子育てについて切れ目のない支援を行い、子どもを生み育てやすい環境づくりに引き続き取り組むことで、若い世代が本市で働き住み続けてもらえるようなまちを目指したいと考えています。 Q   本市の総人口が減少を続ける一方で、外国籍を持つ市民の数は増え続け、県内では大津市に次ぐ3981人の方が生活されている。  今後も人口減少が想定される中で、外国人労働者は貴重な戦力であり財産であると考えるが、外国籍を有する市民に対する市長の考え方は。 A  本市で生活される外国人の皆さんを温かく迎え入れ、安心して生活してほしいと考えていますが、言葉や習慣、さらには在住期間の違いなどから地域のコミュニティをはじめ市民生活においてさまざまな課題もあります。  地域社会の中で共に生活をするためにも、地域に馴染んでいただく努力が必要な一方で、国籍を問わずそれぞれの文化や慣習などの理解を深め、互いが尊重し認め合うことが大切であると考えており、行政として支援を行うことは重要であると認識しています。また、今後さまざまなイベントなどに参加を呼び掛けるよう各種団体や自治会などにも働きかけていきたいと思います。  祖国を離れ、縁あって本市で生活している外国人の皆さんに、まちの情報や魅力などを伝えることができるよう情報伝達などに工夫しながら、第二のふるさととして愛着を感じ定着していただけるよう努めていきたいと考えています。 効果的な情報収集を Q  スマートフォンやタブレット端末、PCなどで情報を入手する手段が主流になっていくなかで、いかに情報を発信していくのか、また、求められている情報が何かをリサーチすることは大変重要である。本市の情報発信・収集の今後について、市長の思いは。 A  本市の発展のために大変重要な施策であることから、さまざまな媒体、手法を複合的に活用し、アナログとデジタルそれぞれの良いところをうまく活用しながら、引き続き効果的な情報発信と的確な情報収集に努めていきます。