東近江市民クラブ 山本 直彦 買物弱者に公的支援を Q  買物弱者への支援について、  ①各地域のニーズや課題は、現在どの程度把握しているのか。  ②採算を取るのが難しく、民間の努力だけで対応していくには限界があり行政の支援も必要と考えるが、現在準備している支援策は。  ③経営ノウハウも必要となるので、行政の支援だけでなく経済団体やコンサルなどとの強力な連携も必要と考えるが見解は。 A  ①各地域で個別に状況把握は行っていませんが、福祉やまちづくり、商工など各分野の所管において相談などを通して状況把握をするとともに、必要な情報は関係課で共有を図っています。また、今年度の市民意識調査で関連する内容の調査項目を設け、課題の把握に努めていきます。  ②直接的な補助などはありませんが、地域課題の洗い出しやその解決に向けた検討などに対しては、「住み続けたい地域づくり交付金」の制度を設けています。また、愛東地区では地域おこし協力隊を導入するなど、個別の具体的な状況に応じた支援を行っています。  ③店舗などの経営を目指すとなると安定した経営に向けたサポートが必要であり、相談などがあれば経済団体が実施する経営指導や相談活動につないでいきたいと考えています。 東近江市民クラブ 森田 德治 コロナ禍でも健康づくりを Q  コロナ禍における高齢者の健康づくりの評価と課題、今後の対応は。  A  集まって体操などをすることが難しかったため、家庭で取り組める体操などの資料配布や動画配信などを行いましたが、個別支援や動機付けが十分でなく、健康づくりを継続するための支援に課題があると考えます。今後は、骨折予防や認知機能の維持向上を目指して、要請に応じてリハビリ専門職が地域の集いの場に出向き、高齢者の身体機能の評価やアドバイスに取り組みます。集いの場に来られない人には、保健師が自宅を訪問し必要なサービスにつなげたいと考えています。 Q  市道・主要地方道の整備について、  ①市道桜川石塔線の整備状況と今後の予定は。  ②主要地方道石原八日市線(綺田・蓮花寺区間)拡幅の整備状況と今後の予定は。 A  ①令和2年度から用地測量に着手しています。相続人調査に時間を要していますが、その整理がつきましたら、用地買収を進めていきます。  ②令和2年度から側溝整備など一部工事に着手されています。関係する全ての用地の取得が完了しましたので、令和4年度末の完成に向けて工事が進められます。 東近江市民クラブ 西村 純次 名神名阪連絡道路のゆくえは Q  名神名阪連絡道路のルート変更について、  ①変更の理由、経緯は。  ②市はどう関わったのか。  ③さらに変更の余地はあるのか。  ④蒲生地区の方々に納得してもらえる説明はできるのか。  ⑤名神名阪連絡道路整備促進期成同盟会の近隣市町の思いは。 A  ①現在、国では、重要物流道路制度の創設を契機とした新たな広域道路交通計画の策定が進められています。これを受け、県では最適なルート帯を検討するための調査を実施し、広域的な物流の観点および地域交通課題の観点から接続ポイントを蒲生地区から八日市IC付近に変更することが望ましいと判断されました。  ②ルート変更については、県で検討し決定されたものであり、市は関わっていません。  ③接続ポイントの方向性は変わらないと聞いています。  ④名神名阪連絡道路から蒲生スマートICを経由し、国道8号への一貫したアクセス道路の早期整備を近江八幡市および竜王町と連携しながら、県に強く要望し、加速化することで理解が得られると考えています。  ⑤本同盟会の総会において、新たに国道号から名神名阪連絡道路へのアクセス道路の整備が決議されたことから、近隣市町も理解されていると認識しています。 東近江市民クラブ 西澤 由男 蒲生に博物館構想の拠点を Q  活用が期待される蒲生スマートICの周辺は、雪野山古墳をはじめ歴史の黎明期の史跡が集積する地域である。博物館構想の拠点として最もふさわしいのでは。 A  総合的な拠点施設建設ではなく、各博物館から次の施設に誘導する「仕組みづくり」が重要と考えています。なお、将来に向けての理想は、本市にも文化財の価値にふさわしい施設が必要だと考えます。 Q  商業施設の誘致を進め、持続可能なコミュニティづくりを標榜している長峰団地について、 ①大手自動車工場が近く、従業員も多く住む大規模住宅地であり、自動運転モデル事業の絶好の対象地区になるのでは。  ②市道鈴宮川線(東西貫通道路)は、通勤渋滞緩和や災害時避難・搬送路確保のほか商業施設の誘致にも有効であり、早期着工を住民は首を長くして熱望しているが。 A  ①企業の強みを生かしつつ、地域の移動手段を確保する上で参考にしたいと思います。今後は新技術やモデル事業などの情報収集や研究にも努めます。  ②以前から地元の強い要望は承知しています。県道水口竜王線までの延長については詳細設計を実施しました。今後、財政事情と照らし合わせ実施時期を検討します。