●シリーズ『東近江医師会』からの提言 新型コロナと向き合う vol.11  問=一般社団法人 東近江医師会  電話=0748‐24‐1441  ファクス=0748‐24‐1444 ◆〜ワクチン接種を悩んでいる若い方へ〜 ワクチンは若者の健康、命を守る  布引内科クリニック 山田 衆 医師  これまで、10代でCOVID‐19にかかった人の数は、国内だけでも5万人を超え、世界では19〜44歳で実に1万6千人もの人が命を落としています。今後も新型コロナウイルスの根絶は難しいと考えられる中、ワクチン接種を受け、免疫ができることによって感染や発症の確率を大きく減らすことができます。 ●高齢者や持病のある家族を守る  ワクチンを接種しないことで、周囲の人を危険にさらしてしまうかもしれません。隣の席に座った高齢者や持病のある人は、皆誰かの大切な人であることを忘れないでください。 ●変異ウイルスが誕生する確率を減らすことができる  感染者数が多いほど変異が起こるリスクは上がります。いち早くワクチンが広がり、感染する人が減れば減るほど、変異ウイルスが誕生する確率を減らすことができます。  長期的な副反応の可能性を懸念する声もありますが、世界中で30億回を超える接種実績からも、すでに高い安全性が確認されていると言ってよいでしょう。このウイルスは、待っていればどこかに消えてなくなるものではありません。ワクチンを接種しても、新型コロナウイルスに感染することはあります。しかし、ワクチンを接種することで感染を予防するとともに、重症化や長期にわたる後遺症のリスクを回避することができます。  ワクチンの副反応と新型コロナウイルス、どちらがより危険でしょうか。ワクチン接種は強制ではありませんが、私は「若者の健康と命を守るもの」だと考えています。 ●ワクチン接種に関する差別的行為はやめましょう  感染の収束に向けて効果が期待されている新型コロナウイルスワクチンですが、体質や持病などさまざまな理由で接種を受けることができない人もいます。接種は強制ではありません。感染予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意思で受けるものです。  接種の強要、いじめ、職場や学校での不利益な扱いなど、ワクチン接種に関する差別を行うことのないようご理解とご協力をお願いします。 ●差別的行為の主な事例 ・感染者個人の名前や行動を特定し、SNSなどで公表や非難をする。 ・病院で感染者が出たことを理由に子どもの保育園などの利用を拒否される。 ・回復しているのに出社を拒否される。 ・感染者が発生した学校の生徒や家族に対して来店を拒否される。 ・感染したことを理由に解雇される。 ・無症状・無自覚で訪れた店舗から謝罪や賠償を強要される。 問=東近江市人権のまちづくり協議会 事務局:生涯学習課 IP=050-5801-5672 ファクス=0748-24-1375 電話による人権相談窓口 ■新型コロナ人権相談ほっとライン  電話=077-523-7700   受付時間:月・火・水・金曜日(祝日・年末年始を除く。)10:00〜12:00、13:00〜16:00 問=人権・男女共同参画課 IP=050-5801-5620 ファクス=0748-24-0217 ◆カタログポケット  広報ひがしおうみを10言語で配信中 ◆ライン  友だち登録募集中! ◆マチイロ  スマホで簡単チェック ◆フェイスブック  東近江ジャーニー 広報ひがしおうみは、環境に配慮した再生紙を使用しています。