一 般 質 問  9月8日、9日、10日に21人の議員が一般質問を行いました。質問と答弁の概要をお知らせします。また、議会ホームページでは、インターネットによる動画配信も行っています。  QRコードを読み取ることで、各議員の質問の様子を映像にてご覧いただけます。 新政無所属の会 井上 均 教育の提供義務・学びは万全か Q  新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言下において、他県のように世界最大級にまで感染が拡大することを想定し滋賀県も準備されていると思うが、特に、学級・学年閉鎖にともなう教育の提供義務、学びの保障は万全か。 A  短期的な欠席には、紙媒体を主として家庭学習を行い、補完的にe-ライブラリーによるオンラインドリル学習を利用します。長期欠席の児童生徒にはタブレットの活用も一つの手段として準備しています。  学びの保障は学校でこそ実現するものであると考えており、臨時休業があれば教育課程の再編成を行い、年度内に当該年度の学習を終えられるよう学習活動を行っていきます。 Q  国は80万回分の抗原検査キットを学校へ配布することを決めた。何の目的で誰にいつどれぐらいの頻度で実施し、検体は誰が採り、陽性者が出た場合の対応は。 A  感染の早期発見を目的に、基本的には教職員を対象として実施します。小学校4年生以上の児童生徒については補完的に使用することとされています。  使用の想定は1校10回程度です。検体の採取は、鼻腔検体を被検者自らが採取し判定し、陽性反応が出た場合は確定検査をするため医療機関の受診につなげます。 東近江市民クラブ 浅居 笑 観光地に清潔で安全なトイレを Q  観光地で「食事」と「トイレ」はセットで、どちらもなくてはならない重要な要素である。おいしいグルメときれいなトイレ、この2つがそろう観光地は満足度も高い。この2大要素のうち観光地のトイレについて、  @本市でも有数のパワースポットであり、「太郎坊さん」の呼び名で親しまれている太郎坊宮は、最寄り駅である近江鉄道太郎坊宮前駅から山腹の神社まで歩いておよそ1時間かかる。トイレは駅か参集殿のある駐車場横にしかなく困られる観光客も多い。  太郎坊さんは本市を代表する観光地であり、このトイレの問題を解消することも必要であると考えるが、太郎坊宮参道へのトイレ設置について市の考えは。  A市内の主に屋外に設置された公共性の高い観光施設のトイレの防犯について、現状と対策は。 A  @太郎坊宮の参道周辺に駐車場を整備する計画であり、これに合わせてトイレの設置について検討していきたいと考えています。  A観光施設に関連する7か所のトイレは、指定管理者などが日常管理の中で定期的な清掃を行っていることから清潔な状態が保たれていると考えています。  また、現在トイレの洋式化を進めており、その際、防犯対策にも配慮した整備を行っていきたいと考えています。 東近江市民クラブ和田 喜藏 食農教育の推進を Q  子どもたちが活力や想像豊かな大人に育つには、色々と体験し感じることが欠かせない。子どもの日常は、あらゆる場面に体験のチャンスがある。しかし、自然の減少や遊びの変化によって「体験の宝庫」である自然との関わりが希薄になってきている。「食育」は子どもの健やかな心身の発達に欠かせないものであり「知育・徳育・体育」と同じくらい重要だと考える。農業を体験して、その役割や重要性を学びながら食育を実践する「食農教育」の取り組みは重要であると考えるが。 A  食農教育は、生きることの最も基本的な要素である「食」とそれを支える「農」を体験し、学ぶことによって、子どもたちの中に生きる力を育み、作物を育てる楽しさを知ってもらうものです。  市内全小学校22校の5年生を対象に毎年田んぼの学校を実施しています。地域の農業者の協力のもと学校と連携して田植えや稲刈り体験のほか、生き物調査や水質調査などの環境学習にも取り組んでいます。  また、地域では芋掘りや枝豆収穫など食農教育につながる活動を実施していただいています。今後においても子どもたちに「育て」「収穫し」「食べる」という一貫した農業体験学習を関係団体と連携して取り組んでいきます。