特集 東近江の魅力を発信する若者に聞く 今回は、コロナ禍で観光需要も大きく減少している中で本市の観光PRや魅力を発信している『東近江市レインボー大使』と『東近江市観光協会公認PRチーム K.O.H.T.T.Y.(コーティー)』の皆さんにお話を伺いました。 2021東近江市レインボー大使 山北穂乃佳さん(20歳) 中川 加奈さん(23歳) 東近江市の内外で行う観光PRイベントへの参加や地域の情報発信をとおして、東近江市の魅力をアピールしている。任期は2022年3月31日までの1年間。 Q  どんな活動をしているの? A  コロナ禍により、例年に比べるとイベントなどの活動は少ないですが、ほんまち商店街での鉄道イベントや名古屋の金山駅で物産のPRなどをさせていただきました。また、地元のラジオやケーブルテレビに出演してPRをさせていただきました。 Q  東近江市の魅力はどんなところ? A  東近江市の良さは景色がすごくいいなって感じています。特にガチャコンから見える景色が好きです。いろんな方に乗ってほしいですね。 Q  東近江市の観光PRをしていくに当たって、もっとこれが良くなったらとか、今これが足りないものは? A   東近江市で暮らしていて、毎日通学していますが、近江鉄道の駅まで行く手段が少ないので、毎日親に送迎してもらっています。やっぱり交通手段が弱いなと感じています。  観光面で見ても、市内に点在する観光地を巡るには車が必要ですよね。東近江市の良さはたくさんあると思うので、もっと便利になったら良いんじゃないかなと思います。 A  東近江市は衣服や雑貨、アクセサリーを買う場所が少ないですよね。今はネットがあるので、不便はそんなに感じませんが、あったらいいなとは思います。 Q  どうやったら若者に選挙や政治の関心を高められると思いますか?  A  海外の貧困が問題となっている国などは若者の投票率が高いというのを聞いたことがあります。それは政治に不満があって、現状を変えたい若者が多いからだと思うんです。日本の投票率が低いのは、ある意味で平和だからだと思います。 A  街頭演説などで候補者の名前と顔はわかりますが、選挙公約がすごくわかりにくいですよね。そもそも、学校の授業で政治や選挙について習った記憶があまりなくて、初めて投票所に行った時、候補者名以外の情報が何もなかったことには驚きました。 K.O.H.T.T.Y.(コーティー) 大河 優馬さん(21歳) 小林 汰雅さん(21歳) 日向  翼さん(21歳) 市内在住の大学生3人組。東近江市内の飲食店や観光地を巡りSNSで魅力を発信している。任期は2022年3月31日までの1年間。 Q  コーティーが活動するきっかけは? A   僕たちは3人とも県外に通う大学生で、友だちに東近江市について話したところ知らないという人が多かった。何とか知名度を上げたいなと思っていた時にレインボー大使の応募を見つけて3人で応募しました。  結局レインボー大使には選ばれませんでしたが、観光協会の方から「3人で何かやってみないか」と声をかけていただき、結成しました。 Q  東近江市の観光に対して思うことは。 A  若者が行きたくなる観光地が正直少ないと感じています。また、観光地と飲食店の距離が遠く、行きづらい印象があります。 A  太郎坊宮だけでもたくさん人がこられますが、駅からの一本道に伊勢のおかげ横丁みたいな感じというか、食べ歩きできるような店があったらもっと集客できる気がします。継続的な出店が難しいならば、期間を設定して「市」のようなイベントを企画してもおもしろいかなと。 Q  活動を通して、新たな発見はありましたか? A  永源寺の奥に「永禅の滝」「識蘆の滝」という2つの滝があることを知りました。道中がなかなか険しかったですが、とても綺麗で、皆さんにもぜひ行っていただきたいですね。 A  魅力的な飲食店や店長こだわりの店がたくさんあることを知りました。普段なら食べに行くだけですが、取材を通して店長さんのお店や地域に対する思いを聞き、その熱量に感銘を受けました。 Q  若者が政治や選挙に興味を持つにはどうすればいいと思いますか? A  「政治」ってなるとどうしても難しいというか、身近ではないというイメージがあります。今回の取材のように、議員さんと交流する機会を作っていくのは大切だと感じました。実際、今回お話をさせていただいたことで、とても身近に感じられるようになりました。