東近江市民クラブ 森田 コ治 コロナ禍でも認知症施策の推進を Q  コロナ禍での認知症施策の進捗状況について、  @認知症予防の普及・啓発活動の推進は。  A認知症を早期に診断・対応できる体制の充実は。  B共生と社会参加の推進は。  C若年性認知症に対する理解の促進と支援体制の構築は。 A  @高血圧や糖尿病などの基礎疾患の治療と生活習慣の改善が大切であり、広報などの啓発に加え、大学と連携した認知症予防講座や基礎疾患改善の個別支援などを行っています。  A本人や家族が早期に医療機関や地域包括支援センターなどに相談できることが重要であり、コロナ禍で相談や受診の遅れが危惧され、支所を含めた地域包括支援センターの相談窓口やもの忘れ相談室の周知を強化しています。また、かかりつけ医や認知症疾患医療センターとの連携を充実し、初期集中支援体制の強化を図っています。  B地域ぐるみで認知症の人や家族を支える仕組みづくりを担うコーディネーター養成講座を開催します。また、認知症の人の居場所づくりや見守り体制の構築を進めています。  C広報や市民講座などを通じて、若年性認知症への正しい理解や支援の在り方について市民や企業などに啓発を進めています。併せて、就労が継続できるよう企業と緊密に連携を図り取り組んでいきます。 東近江市民クラブ 森 鉄兵 文化芸術の振興を Q  文化芸術の振興について、  @本市における芸術文化の位置付けと、効果、便益は。  A市ホームページでは「文化」というものが「歴史文化」だけに限定されているように思うが。 A  @文化芸術の振興は、文化的な環境の中で暮らしの質を高め、人生をより豊かにするとともに、新しい人の流れと高い付加価値を生み出し、観光振興や定住移住施策にも結びつく重要な政策です。これからの本市の発展のための大きな要素になるもので、とりわけコロナ禍における閉塞感打開、さらに、これからのクオリティの高いまちづくりに大きく寄与するものであると考えます。  A市ホームページの「歴史文化」「スポーツ」「生涯学習」というカテゴリー分けは、市民の皆さまに分かりやすく分類したもので、歴史文化には当然、芸術文化も含まれています。 Q  人・農地プランは人と農地の問題を解決するための大切な取り組みだが、進捗状況と今後の推進方針は。 A  現在、対象219集落のうち138集落でプランが策定されています。人と農地の問題を解決する上で重要なプランとなることから、未策定地域においても策定されるよう、引き続き県・JA・農業委員会と連携し働きかけたいと考えています。 東近江市民クラブ 鈴木 則彦 戦争遺跡の積極活用を Q  沖野ヶ原を中心に市内に残る戦争遺跡をより積極的に学校教育や生涯学習に生かせないか。 A  市立小中学校では、地域に残る戦争遺跡を見学している学校があります。今後も地域資源を活用し、地域の戦争の事実を学び戦争と平和について考える学習を進めていきます。  生涯学習では、市民からの要望に応じて出前講座を実施しており、そのメニューの中に戦争と人権をテーマにした講座を取り入れ、学習機会の確保に努めています。今後も学習の機会を提供できるよう関係部局と連携を取りながら対応していきます。 Q  現在策定中の第2期中心市街地活性化基本計画について、  @若年世代の定住策は。  Aニーズに合わせた商業機能の更新が不十分と考えるが。 A  @高層マンションの建設やシェアハウスの検討など居住空間の創出、住宅取得への支援、緑地、公園、河川などを市民が集い憩う空間に再整備し、住環境の向上を図る取り組みを進め、豊かな暮らしを実感できるまちを目指します。  A新規出店者支援では飲食店やサービス業に「オフィス」を加えるとともに、新たな起業につなげるため、八日市まちづくり公社と連携して多様な店舗やオフィスが集積する商業のまちを構築していきます。 東近江市民クラブ 青山 孝司 次代の農林水産業へ Q  農林水産省から発表されたみどりの食料システム戦略の内容では、「我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害・地球温暖化、生産者の減少などの生産基盤の脆弱化・地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの政策課題に直面している。将来にわたって食料の安定供給を図るためには、災害や温暖化に強く、生産者の減少やポストコロナも見据えた農林水産行政を推進していく必要がある」と明記されているが本市の見解は。 A  この戦略は本市としても取り組みを強化すべき重要課題と考えています。今後イノベーションによって開発される技術を積極的に取り入れ、温室効果ガスの削減や環境負荷の軽減などによって、災害や気候変動に強い持続可能な農林水産業を目指していきたいと考えています。 Q  本市では、手軽に芝生化が進められるJFAグリーンプロジェクトを利用して、市内小学校22校のうち6校で芝生化が進んでいる。スポーツ施設のグラウンドも含めた今後の芝生化計画は。 A  学校や地域と協議を行い、芝刈りなどの管理体制が整った学校から順次広げていきます。  スポーツ施設グラウンドについては、利用者の要望を踏まえ検討していきます。