■記号は、対=対象 問=問合せ IP=IP電話 ■待望の新隧道が実現 ●垣見町にあるJR東海道本線高架下を通る新しい隧道が開通しました。  旧隧道は、1976年に開通しましたが、車両の大型化や交通量の増加により一般車両がすれ違うのも困難な状況となっていました。また、高さ制限により緊急車両や大型車は通行できませんでした。このため、能登川町時代から長年の念願であった隧道の整備事業を2013年から進めてきました。  交通の円滑と歩道利用者の安全性の向上を目指し、地権者や地元関係者などの理解と協力を得るとともに、多くの皆さんの尽力により開通することができました。今回の開通により、市民の利便性の向上はもちろん、JRで分断された本市の副次都市拠点である能登川駅周辺の各種都市機能の強化や企業間連携の活性化などが期待できます。  新しい隧道は、一車線3メートル幅の二車線で緊急車両や大型車も通行が可能となりました。また、これまで使用してきた旧隧道は、今後、補修工事を施した上で歩行者や自転車の専用通路となります。  2月1日に行われた開通式には、小椋市長や滋賀県知事など関係者約30人が出席。テープカットや警察・消防車両が走り初めをしました。小椋市長は、「長年にわたる懸案で、この日を迎えられて喜んでいる。このアンダーパスは、市の発展に投資以上の効果があると確信している」と、あいさつしました。  今後も安全安心で快適な道路環境を目指し、道路整備を進めていきます。 ●地域の皆さんに聞きました  ◆能登川地区自治会連合会長 中村三藏さん  今まで能登川地区がJRで西側と東側に分断されていたイメージがありましたが、今回の隧道の開通によって地域の皆さんにより一体感が芽生えたのではないかと思います。  今後、地域の皆さんが安全に通行できると同時に、JR能登川駅前を中心とした地域の活性化につながっていくことを期待しています。  ◆東近江行政組合能登川消防署長 橋健さん  旧隧道は、消防車や救急車が通行することができず、火事の現場を目にしても、迂回しなければ現場に到着できないという歯がゆさもありました。1分1秒を争う現場の中で、今回の隧道開通は、地域の皆さんに安心して暮らしてもらえる大きな要素になったと感じています。  引き続き、地域の皆さんに安全安心を提供できるよう務めていきます。  ◆能登川中学校 大塚あかりさん・澤井日和さん  旧隧道は、狭かったり、すぐ横を車が通ったり怖かったけど、今は、学校へも安全に通学できるようになっってよかったです。 ●開通までのあゆみ  平成30年6月 線路下の推進工事  令和元年11月 トンネル貫通  令和2年10月 取付道路掘削開始  令和4年1月31日 完成  令和4年2月1日 開通式  問=道路課 IP=050‐5801‐5650 ファクス=0748‐24‐5578