一般質問 6月9日、10日、13日に23人の議員が一般質問を行いました。質問と答弁の概要をお知らせします。また、議会ホームページでは、インターネットによる動画配信も行っています。 太陽クラブ 辻 英幸 小学校再編は必要か Q  教育長から能登川地区の小学校通学区域再編計画の諮問案が提出されたが、  ①山路町を西小学校区へ、林町を東小学校区へ変更する理由は。  ②神郷町と長勝寺町を南小学校区へ変更する理由は。  ③南小学校が1学年6クラスになると想定している根拠は。  ④南小学校横の旧公民館敷地を利用して校舎増築による対応はできないのか。  ⑤通学区域変更に伴うボランティア減少による学校運営への影響は。 A  ①各小学校の施設規模、児童数の推移の見込み、両地区の通学距離などから判断しました。  ②現状両地区が遠距離通学になっており、通学による負担を軽減する必要があると判断しました。  ③今後の住宅開発などにより増加が見込まれる児童数を、実例となる過去の住宅開発地の人口動態を基に推計しました。  ④旧公民館敷地への校舎増築は可能と考えますが、教室不足の解消はできても体育館やグラウンドの使用など大規模化による様々な問題が生じるため、校舎増築は適切ではないと判断しています。  ⑤山路・林地区の多くの方に芝生の維持管理などのご協力をいただき感謝しています。変更後はできるだけ多くの方にご支援いただけるようお願いしていきます。 太陽クラブ 戸嶋 幸司 双子の育児はたいへん Q  多胎児出産・育児の現状について、  ①ここ10年の多胎児出産数の推移は。  ②昨年度から「多胎児家庭サポート事業」が展開されているが、この事業の概要と利用実績は。  ③多胎児家庭サポート事業以外に多胎児家庭への支援は。 A  ①平成24年度から令和3年度までの多胎児出産数の年平均は11組で、少ない年は5組でしたが、令和2年度13組、令和3年度14組となっています。  ②多胎児を妊娠されている人や多胎児を育てている家庭へ専門職などのサポーターを派遣し、食事の準備や掃除、洗濯などの家事援助、通院介助やおむつ交換などの育児援助を通して、助言や相談支援を行っています。昨年度の実績は7家庭、延べ71回で135時間の利用がありました。  ③妊婦健康診査において補助回数を拡充するなど経済的負担の軽減を図っています。また、子育て支援センターにおいて、多胎育児の同じ悩みを持つ母親たちが集まり、双子、三つ子の子育てを楽しむコツやアイデアの情報交換を行う「おひさま広場」を設け、参加の呼び掛けを行っています。今後においても、多胎児家庭が安心して子育てできるよう切れ目のない支援を続けていきます。 太陽クラブ 安田 高玄 公有地の有効活用を Q  蒲生幼稚園が閉園し6年が経過した。過去の一般質問でも取り上げてきたが、蒲生幼稚園の跡地は現在も活用されず更地のままである。  ①跡地の活用が進まない原因は。  ②公有財産活用検討委員会の協議内容および今後の計画は。 A  ①公有地の活用は市政発展、市民福祉の向上のための大きな布石となることから慎重に進めることが重要であり、その方向性を決定するには、相応の期間が必要であると考えています。  ②公有財産活用検討委員会では、平成30年2月、令和元年11月、令和3年2月の3回開催し、障害者施設、企業誘致のほか、以前提案があった公園整備など、様々な活用方法について検討してきました。その結果、地域経済活性化を図るため、企業誘致の目的で活用することに決定しました。なお、蒲生幼稚園跡地利用は、これらの検討に加え、敷地境界確定に時間を要しましたが、令和4年3月に開発要件のための道路拡幅用地確保が完了しました。今後、関係法令を遵守しながら、慎重に企業誘致を進めたいと考えています。また、地元説明は、誘致企業の目処が立った段階で開催する予定です。