■記号は、対=対象 問=問合せ IP=IP電話 時=日時 場=場所 申=申込み ■特集 安全にアウトドア・レジャーを楽しもう! ●安全に楽しむために       これからのレジャーシーズンに向けて、キャンプやバーベキューなどを計画している人も多いのではないでしょうか。本市には鈴鹿の山から琵琶湖まで広がる豊かな自然があり、多くの人が山や川、湖でのアウトドア・レジャーを楽しみに訪れます。  自然は、安らぎや憩いの場となる一方、天候の急変による河川の増水による水難や山での遭難など危険な一面もあります。自然を楽しむ前に注意すべきことについて、再確認しましょう。 ●急な大雨には要注意  毎年、夏のレジャーシーズンになると水難事故が急増します。近年の特徴として、線状降水帯やゲリラ豪雨などさまざまな要因で局地的な大雨が降り、降水地域から離れた川の下流でも急激に増水することがあります。  アウトドアを楽しむためには、常に危険と隣り合わせということを忘れず、こまめに気象情報を確認することが大切です。 ●TOPICS 夏のレジャーシーズンを前に  奥永源寺地域アウトドアライフ推進協議会では、安全安心にアウトドアを楽しんでもらえるよう、3月27日に大雨で河川が増水する原因や対策を考える研修会を開催しました。研修会には、キャンプ場やシャワークライミング、釣り、登山などの事業者だけでなく、警察や消防、滋賀県など幅広い分野の人が参加し、自然の脅威について再認識しました。  また、同協議会は、レジャーに訪れる観光客の受入れや周辺道路の迷惑駐車に伴う課題解決などにも取り組んでいます。 ●知っておこう 急な増水の危険  近くで雨が降っていなくても、上流で強い雨が降ると急激に増水することがあります。 ●こんなときは、すぐに川から離れましょう ・大雨注意報や警報が発表されたとき。 ・上流の空に雨雲や積乱雲が見えたとき。 ・落ち葉や流木が流れてきたとき。 ・雷が聞こえたとき。 少しでも危ないと感じたら、周りの人にも声をかけて、すぐに避難してください。 こまめに気象情報を確認しましょう! 東近江市LINE公式アカウントでは、防災マップや気象情報なども簡単に見ることができます。 ■レジャーを安全・安心に楽しむために  市内で活躍するガイドの皆さんに聞きました ●Nuts 代表 伊里恒一さん  グランピングやシャワークライミングが楽しめる施設を運営しています。川遊びは、滝に飛び込んだり泳いだり自然と一体化できることが魅力。子どもの頃のように全力で遊んでスリルが味わえるアクティビティです。もちろん、危険と隣り合わせなので、ガイドの指示に従い、ライフジャケットなどをしっかり身に着けることが大切です。また、過度なスリルを求めるような無理な行動は避けてください。地域によって自然は表情を変えます。東近江市にしかない自然を 知って、体感してください。 問=アウトドアクラブNuts(杠葉尾町88) 電話=080-6281-9878 ●鈴鹿10座エコツアーガイドクラブ 会長 今井康太郎さん  山の魅力は、登ったときの達成感と景色ですね。鈴鹿10座には植物や歴史などそれぞれに個性があり、難易度もさまざまなため、多くの人に楽しんでもらえるようツアーを組んでいます。登山は事前の準備が大切で、靴や装備品はもちろん、心と体調の準備が肝心です。土砂崩れ、落石、腐った木が倒れてくるなどの危険だけでなく、気の緩みや疲れからくる滑落なども多く見られます。体調と気持ちを万全にして登山を楽しんでください。 問=一般社団法人鈴鹿10座エコツアーガイドクラブ(蓼畑町510) 電話=080-2211-9255 (鈴鹿10座ビジターセンター) ●BIWAKO ECO SPORTS PukaPuka 代表取締役 白井和男さん  子どもから高齢者まで、自分のペースで気軽に楽しめるのがSUP(※)の良いところです。琵琶湖は景色がすごくきれいで、オールを漕ぐのが本当に心地良く、リラックスできてストレス発散にもなります。しかし、湖の天気はとても変わりやすく、マリンスポーツを楽しむときは注意が必要です。気象情報をこまめにチェックし、安全に陸地に帰れる範囲で楽しんでください。また、風や船にも注意が必要です。スクールでは、スタッフが気象情報を常に把握し、呼びかけをしながら、見守っています。 ※SUPは「Stand Up Paddleboard」の略称。その名のとおり、ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むアクティビティです。 問=BIWAKO ECO SPORTS PukaPuka(栗見出在家町781-1) 電話=050-5802-9050 ●災害への意識が大切  本市には、森・里・川・湖がつながる多様性のある自然と、それらをいかした魅力的な施設やスポットがあり、例年多くの人がアウトドアを楽しみに訪れています。  しかし、自然を相手にするアウトドア・レジャーでは、気象条件の変化などさまざまな危険性が潜んでいることも十分に認識する必要があります。そして、アウトドア・レジャーを楽しむ皆さん一人一人の注意や心がけが安全を生み出します。気象庁などの最新情報に十分に注意して、本市の大自然を満喫してください。 問=観光物産課 IP=050‐5801‐5662 ファクス=0748‐24‐5662