フォトニュース ひがしおうみ東西南北 季節の話題をお知らせ! ■4/26 里山の魅力を伝える 「布引の森」がオープン  里山の自然について学ぶ自然の環境学習施設「東近江市布引の森」がオープンしました。面積は約9万7千平方メートルで、里山の価値や魅力を発信するネイチャーセンターを拠点に1.3キロメートルの遊歩道を設け、子どもから大人まで無料で散策が楽しめます。  山を訪れる機会が少なくなった子どもたちに、暮らしに密接に関わってきた里山の魅力を伝え、人と自然とのつながりを取り戻してもらう場として誕生したこの施設。山では、コナラやヤマザクラなどの木々が茂り、タヌキやウサギなど野生動物も生息しており、人と自然が共生し形作られてきた里山そのものを体感することができます。  今後は、小学校の環境学習の場や、団体向けに山歩きの講習など里山の魅力をいかしたさまざまな活用を予定しています。 ■4/22 たくさんの春を見つけたよ!猪子山探検隊  身近な自然や文化を知るきっかけとして毎年恒例となっている能登川博物館主催のイベント、猪子山観察会が4月22日に開催され、市内の幼児とその保護者など17人が猪子山を散策しました。  春の猪子山には、タンポポや開花のピークを迎えたモチツツジなどが自生しており、参加者は地元ボランティアガイドの解説を聞きながら、植物に触れたり匂いを嗅いだりして里山に訪れた春を体感しました。  母親と参加した森川鯉太郎さん(4歳)は、「どんぐりを見つけた。土に植えたら木になることを教えてもらった。古墳の中に入ったら洞窟みたいに暗かった。猪子山にはまだ行ったことのない古墳があるからいつか行ってみたい」と新しい発見にあふれた里山の探検に声を弾ませました。 ■4/27 伝統的な五月人形を展示 武者人形めぐり  4月15日から5月7日まで、五個荘近江商人屋敷3館(中江準五郎邸、外村繁邸、藤井彦四郎邸)と金堂まちなみ保存交流館で30組を超える武者人形が展示されました。  豪商として名を馳せた近江商人は、子どもの健やかな成長を願って貴族や上級武士しか持つことができなかった人形を買い求めました。これらの立派で豪華な人形を、日本の伝統文化を継承するため、各商家で展示しています。     外村繁邸では、豊臣秀吉の本陣を再現した陣中飾りを展示。槍持ちや鷹匠などの武者とともに神馬や虎、鷹などは細い生糸を用いた「毛植え細工」で作られており、今では大変貴重なものです。  東京都から観光に来ていた安井啓子さんは、「ほかでは見ることができない勇ましくたくましい面構えの武者人形を見ていると、たくましく育ってほしいと願う親から子に対する当時の思いが伝わってきました」と目を細めていました。 ■4/29.30 まち中に響き渡る音楽の祭典 びわこジャズ東近江  県内外から200組余りのアーティストが集う「びわこジャズ東近江2023」が4月29日と30日の2日間、市役所前から近江鉄道八日市駅前までの中心市街地などで行われました。  地域とともに地域の良さをいかして、私たちのふるさと東近江を素敵な音楽でいっぱいの楽しく住みよいまちにしていきたいとの想いから始まったこのイベントは、今年で15周年を迎えました。当日は、駅前の複合ビルや各商店街のまちかど、公園やカフェなどまち全体が音楽であふれ、多くの来場者でにぎわいました。  カフェ「ラ・クルール」で演奏したピアノ&ボーカルデュオの廣江明子さんは、「街中に音楽があふれていて、みんなも元気を取り戻してきたし、私自身も元気を貰えました」とライブの感想を綴りました。