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NPO法人 里山保全活動団体 遊林会の皆さん(建部北町)

[2018年10月31日]

ID:9404

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人と自然、人と人をつなげる森づくり

NPO法人 里山保全活動団体 遊林会の皆さん(建部北町)

炭焼き小の前で集合写真


 NPO法人 里山保全活動団体 遊林会(代表理事 井田三良)は、市と協働して「河辺いきものの森」の保全・活用を行っている団体です。平成10年(1998年)、建部北町の河辺林をさまざまな動植物があふれ、そして人々の笑顔がこぼれる場所にしようと活動を始められました。保全活動を始めてから20年を迎えます。


 活動日は週に1回程度。季節やその日の天候によって変わりますが、生い茂り森を暗くする木や竹の伐採、外来種の退治、炭焼き、自然観察会などさまざまです。
 簡単な作業もあれば力の要る作業もあります。けれども、「楽しいからこそ続けられる」と、参加している皆さんはいつも笑顔。

 「荒れていた河辺林の整備を始めた当初は年間延べ1,000人ものボランティアの参加がありましたが、整備が落ち着いた今は、年間延べ600~700人程になりました。現在も多くの人の協力を得ながら保全に努めています」

 15ha(300m×500m)の広さを誇る河辺いきものの森。ボランティアスタッフの手はいくらあっても足りないそうです。


窯から焼いた炭を引き上げる男性

▲雨の日の活動。この日は炭出しを行っておられました。


 遊林会が行う活動にはもう一つ柱があります。それは、子どもたちへの環境教育です。

 河辺いきものの森の保全された里山を使って自然環境を楽しむことができるように、総合学習や環境学習の場として幼稚園や保育園、小学校などを中心に受け入れを行っています。


手に持った植物を子どもたちに見せる女性

▲植物や昆虫など、たくさんの自然に”触れる”学習に子どもたちも興味津々。


 受け入れる団体と遊林会のスタッフが打ち合わせを行い、参加者の年齢や今住んでいる場所などに応じて一つ一つプログラムを調整されます。

 「今日は雨降りですが、雨の日にしか気づくことのできないこともあります。“木の葉っぱが傘さしてくれてる~”という子どもや、日が差して光る雨上がりの森に、びっくりして目を輝かせる子どももいるんですよ」

 スタッフの泉さんは話します。

子どもたちと一緒に歩く男性を映した写真

▲元気いっぱいの子どもたちと一緒に森を探検。スタッフも楽しんで案内します。楽しさこそが人と自然をつなげるキーワードなのです。


 遊林会には、小学生から80歳を超える世代の人が、年齢、性別、市内外を問わずボランティアスタッフとして携わっておられます。

 多くの人の活動により森の生物多様性が維持され、河辺いきものの森には絶滅危惧種にも指定されているハイハマボッスやキンランをはじめ、さまざまな生き物が生息しています。また、多くの子どもたちにとって、自然に触れ、親しむことのできる貴重な場所です。河辺いきものの森がこのような森であり続けるためには、ボランティアスタッフの力が必要不可欠です。

 特に今、森はこの夏の台風の影響で多くの木が倒れるなど、大きなダメージを負ってしまいました。復旧には多くの人の協力が必要です。こうした活動に協力いただけることも含め、森の維持、保全に関わっていただくなど、遊林会への応援をお願いします。


 里山保全活動団体 遊林会ホームページ  http://www.yurinkai.org/


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