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にほんの田舎暮らし体験ハウスを運営する 藤田さん、馬場さん

[2019年6月7日]

ID:10508

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日本の手仕事・暮らしを体感。 にほんの田舎暮らし体験ハウスを運営する 藤田さん、馬場さん

藤田さん、馬場さん

 およそ築40年の民家。中に入ると糸車や唐箕といった懐かしい道具が並びます。畳の間には、いろりがあり、暖をとったり、食事をしたりできます。
 情緒ある雰囲気が漂う「にほんの田舎暮らし体験ハウスむいむい(梅林町)」は、約4年間空き家になっていた民家を藤田治恵さんと馬場敦子さんが借り受け改修した施設で、農業や手仕事の体験、体験型宿泊ができます。
 開設したのは約2年前。自然の中での暮らしや手仕事に興味を持たれていた藤田さんが、空き家を活用して、さまざまな体験ができる施設を作りたいと考え、建築のノウハウを持つ馬場さんと一緒に拠点となる空き家を探しました。「出身は東近江市ではありませんが、市内で行われる農業体験事業などに参加するなど、まちに関わりを持っていました。自然豊かで環境への取組が進んでいる東近江市で事業を始めたいと思い、空き家バンクを運営する一般社団法人東近江住まいるバンクや就農支援をする特定非営利活動法人愛のまちエコ倶楽部に協力してもらい拠点となる空き家を探しました」と藤田さんは振り返ります。
 しかし、拠点となる空き家は簡単には見つからなかったそうです。「当初数軒候補がありましたが、家や土地の大きさなどの条件が合わなかったり、家屋の傷みがひどかったりして探すのに苦労しました。諦めかけたときに運良く今の家に出会い、借り受けました」と話す馬場さん。借り受けた後、約3カ月をかけて庭木を剪定し、水回りや内装などの修繕を行い、平成29年10月に手仕事の体験ができる「手仕事工房むいむい」としてオープンしました。



ワークショップ
 現在は、手仕事体験に加えて、体験型宿泊の受け入れやワークショップの開催などを行われています。特に、三大都市圏に住んでいる人や国内の中学生の教育旅行、外国人観光客に人気があり、多い月には3組程度が体験型宿泊を利用しています。
民具
 「ここはいろりもありゆったりとした時間が流れます。昔の機械で綿糸を作る体験や薪風呂体験もできます。今の生活は、さまざまな作業が分業になっていますが、ここでは一からの体験ができます。日ごろの暮らしを見つめ直し、本当の豊かさとは何か考えるきっかけになればと思っています。今後は、2階を活用して、東近江市へ移住を希望する人などが、お試しで長期滞在できるような取組にもチャレンジしたいです」とお二人は思いを話します。
 かつては空き家だったこの場所。民家ならではの雰囲気を生かし、新たな価値が付け加えられ、地域ににぎわいをもたらす拠点となっています。

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